| 【2005.04.18 本日のウルリッヒ】 アラゴン・ツアーも最終日。その前に、ルディ・ペヴナージュが語っています。「ヤンは2003年よりも状態がいいし、97年以来ベストになるんじゃないかな。去年とは較べものにならないよ。体重も去年の6月のドイツ・ツアー並みだ（←おいおい、そんなに減って、大丈夫か？！）。ITTも最初の計測では4位だった。最後の登りは少し今の彼には荷が重かったんだろうね。最初に少し飛ばしすぎたかもしれない。天候も影響していた。ヤンの時はプリザード状態だったんだ。だが、それは言い訳にはならない。もう少しトレーニングを重ねないといけないし、課題がわかった」。今後の予定は、トスカーナとスイスで練習して5月16日から22日のカタルーニャ・ツアー（ずいぶんと開きますね～）。6月はツール・ド・スイスかドーフィネ・レベレか、まだ決まっていないようです。 さて、そのアラゴン・ツアー最終ステージ139Km、勝ったのはリバティ・セグロスのアラン・デイビス。T-モバイルのブラム・シュミッツは山岳賞を受賞。ウルリッヒは集団ゴールの31位でした。総合優勝はバレンシアーナのルーベン・プラザ。T-モバイルではジュゼッペ・ゲリーニが1分45秒遅れの16位、ウルリッヒは1分58秒遅れの18位だったようです。ウルリッヒは第一級山岳も力強い走りを見せたようで、「ヤンは去年よりずっといいようだ。いい報せだ。この調子で行けば、ツールも期待できる」とウォルター・ゴッデフロート・マネージャーも満足げ。ピバ監督も「ヤンは日に日に良くなってる。他にも病気や怪我から回復したメンバーが良くやった」とのこと。 ところでウルリッヒのチーム・メイトのヴィノクロフ、「今年はたった1つのレースしか頭にない……ツールだ」と宣言。ううむ、アシストとしてですよね？ ウルリッヒ、自身のサイトでは「サルト・ツアーに較べたらちょっと厳しかったけど、上手くいったと思うよ。TTじゃすごく厳しい場所で失速しちゃったけど、ごく普通のことだと思ってる。まだ欠けてるものがあると思ってたし、それをテストするためだったからね。もちろん、アラゴン・ツアーに勝つためにレッドゾーンにまで持ってくつもりはなかったんだ。今は家に帰ったよ。ルディ・ペヴナージュがやって来て、カタルーニャ・ツアーのために計画を立ててる」とのこと。 |
| 【2005.04.17 本日のウルリッヒ】 アームストロングの密偵も目を光らせていることですし、ツールはまだまだ先ですし、いくらなんでも今日勝っちゃまずいでしょ、うん、うん（←贔屓の引き倒しか）。アラゴン・ツアー第4ステージ・山岳タイムトライアル11.2Km、勝ったのはコミュニダード・バレンシアーナの25歳ルーベン・プラザ、24分03秒でした。T-モバイルではジュゼッペ・ゲリーニが1分37秒遅れの15位、ウルリッヒは1分50秒遅れの19位という結果（←う～ん、これでいいのだろうか？）でした。とはいえ、ピバ監督は「非常に満足している。ヤンもジュゼッペもよくやった。先が楽しみだ」とのこと。最初のタイム測定地点では4位だったウルリッヒ、「ラストの4Kmはすごい急勾配（16％）で、ヤンはタイムを失ったけれど、非常にいい印象だったよ」とピバ監督。800mから1345mの登りは、風が強く気温は低く、時折霰が降るほどだったとか。寒さダメダメのヤンにはこたえたでしょう。 というわけで、プラザが総合のトップ、ゲリーニが1分38秒遅れの15位、ヤンが1分51秒遅れの18位という結果になったようです。明日はアップダウンのある139Kmの最終ステージです。 まあ、ウルリッヒも満足しているようです。「上手くいったと思うよ。最初の7Kmは順調だった。後から険しくなったね。来週からトレーニングして、調整するよ」とのこと。ツールに向けての仕上がりは今は40％とか。 |
| 【2005.04.16 本日のウルリッヒ】 アラゴン・ツアー第3ステージ・173Km、集団スプリントでまたも勝ったのはファッサボルトロのペタッキ。もはや誰も彼を追い抜けません。ウルリッヒも好調なようで、集団ゴール、14位につけたもよう。「僕自身も上手くいってるけど、チーム・メイトのブラム・シュミッツがアタックして、山岳賞ジャージを守ってるのが嬉しいよ」とウルリッヒ。「シュミッツはよくアグレッシブにいったね。だが、チームのみんながよくやった。ヤンは調子がよくて楽しみだよ」とピバ監督も満足げ。総合首位はエフィムキンが守り、ウルリッヒも24秒遅れの14位を守りました。明日は11.2Kmの山岳ITT、「準備はできてるし、調子もいい」と楽しみにしているウルリッヒ、「明日のハードなステージで成果がわかるだろう」とピバ監督です。同じくツアーに出場しているリクゥイガスのダニエル・コーリも、「ウルリッヒ、すっげぇ～超人、パワフル！ 俺のカー・ステレオよりもワットが出てたぜ」と日記で語っているようです。登りで彼が39X14だったところを53X14のギアーだったとか（メカのことはよく知らないので、間違っていたらごめんなさい、ま、とにかくすごいってことを言っているようです、と無責任に……）。 なお、15日のTT、1分間隔のスタートで、ウルリッヒは83番目、15時スタートです。 自身のサイトでは、「順調にいってるよ。サルト・ツアーもそうだったけど、アラゴンの山も上手くいった。ルディと僕のトレーニングが、上手くいった証拠だと思う。明日の第一級の山は、最初の挑戦だ。これで何が足りないかわかるだろうし、来週からのトレーニング・キャンプの参考にしなきゃね」ってな感じで語っています。 スペインのメディアでのインタビューでは、「T-モバイルとはあと2年契約があるし、勝つことができる限り続けていたい。ツールで勝つことが目標だけど、ジロでも勝ちたいね。風邪をひいちゃって出遅れたけど、調子は良くなったよ。アームストロングはツールに出ると思うし、優勝候補だけど、他にも候補の選手がたくさんいる。今年はTTが1回しかないけど、勝つために頑張るし、何回TTがあるかなんて気にしないさ」とのこと。 なおライバルのランス・アームストロングは「今年のツールは面白くなるんじゃない？ ウルリッヒは今まで以上にいいみたいだし、クネゴやバルベルデみたいな若い世代が出てきたからね。バッソやヴィノクロフも復帰してきた。ファンにとっちゃ、楽しめるレースになると思うよ」と、すでにウルリッヒ情報を手に入れているようで、油断なりません（←おいおい……）。 ところで日曜日にはアラゴン・ツアーが終わりますが、彼の言う通りまたもトスカーナでトレーニングをし、次のレースは5月16日から22日のカタローニャ・ツアーとか。う～ん、ちょっと空きますねぇ～、いいのか？？ 「ツールがドイツに来るから、ドイツのファンがツールの雰囲気を体験できる。僕もやる気がでるし、勝利のために頑張るよ」とのことですが。 |
 ヤン、髪の毛切った�｡ 不評だったのねん？ |
【2005.04.15 本日のウルリッヒ】 アラゴン・ツアー第2ステージは、20度の気温で晴天だったもよう。勝ったのはバルロワールドの23歳プロ1年生であるウラジミール・エフィムキン（Vladimir Efimkim）、プロ初勝利です。ウルリッヒは第1集団グループで14秒遅れのゴール、20位につけたようです。総合では24秒遅れの17位のもよう。「山でも調子は良かったよ。段々ハードになってくるけど、それが練習には調度いいね。終わり頃にはいい感じになるんじゃない」とはウルリッヒの弁。「今日もヤンはいい走りをした。土曜日のTTも期待できるね」とピバ監督は満足しているようです。「いい走りだった。練習が上手くいっていることがわかった」とペヴナージュも語っています。第2級カテゴリーの山でも強い走りを見せたもよう。 |
| 【2005.04.14 本日のウルリッヒ】 アラゴン・ツアー第1ステージ、集団スプリントの結果、優勝は当然ながら（？）ファッサボルトロのペタッキ、今シーズン13勝目です。T-モバイルのブラム・シュミッツが逃げを決めて山岳ポイントを稼いだようですが、残念ながらゴール前10Kmほどで集団に掴まりました。ウルリッヒも力強い走りを見せて集団ゴールし、13秒遅れの20位に入ったようです。「ペースは速かったけれど、シュミッツが逃げてくれたから追わなくて済んでラッキーだった」とはウルリッヒの直後の談。ピバ監督は「ヤンは常に集団にいて、問題はまったくなかった。後は山での様子を見てみたい」とのこと。 なおレースの様子は、トビアス・シュタインハウザーによると、サルト・ツアーと似ていたけれど、違っていたのはもっと暖かく、アタックは頻繁ではなく、チーム・メイトのシュミッツが逃げを決めたことだったとか。スタイニーも調子が良かったとのこと。今日は206.5Kmのステージです。 |
| 【2005.04.12 本日のウルリッヒ】 T-モバイル・チームはいまだ未勝利なので、期待はヤンにかかるのでしょうか。13日からアラゴン・ツアーです。率いるのはバレリオ・ピバ監督、「フランスではいい感じで仕上がっているのを証明してくれたが、もう少しハードなコースでどうなのか、様子を見てみたい。優勝は考えていない」とのこと。ハイライトは土曜日の山岳TTのようです。病気、怪我から復帰したメンバーも加わります。出場選手はトルスタン・ヒエックマン、ジュゼッペ・ゲリーニ、ダニエル・ナルデッロ、ヤン・シャフラツ、ブラム・シュミッツ、トビアス・シュタインハウザー、そして、ヤン・ウルリッヒです。 |
| 【2005.04.11 本日のウルリッヒ】 ウルリッヒ、自身のページでサルト・ツアーの感想を書いています。「実を言うと、レースの前はやっぱりちょっと不安だったんだ。この冬のトレーニングが上手くいったのかどうか、わからなかったからね。だけど、正しくトレーニングできてたと確信が持てたよ。もちろん、ツールのためにはまだまだだって思ってる。今、スイスに帰ってトレーニングをしていて、火曜日からアラゴン・ツアーに出発するよ。こっちもよりハードだから、集中して頑張るね」ってな感じ。 ルディ・ペヴナージュも、勝って兜の緒を締めよ（いや、勝ってないけど……）ということで、「ここまでやれると思っていなかったから、なかなかいいスタートだったと思う。だが、ヤンはまだまだトレーニングを重ねないとね。今の段階ではトップ・コンディションでないほうがいい。体重の増加も問題ない」とのことです。 ヤンと同じように風邪で倒れていたトビアス・シュタインハウザーも、自身のサルト・ツアーの結果に満足しているようです。彼もアラゴン・ツアーの予定。「ウルは去年よりずっといいよ」と評価を同じくしています。彼はツールの候補メンバー、予定はウルリッヒとほぼ同じで、今年は去年のように怪我をすることなく頑張りたいとのこと。 |
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 右がヤン、 念のため…… |
【2005.04.09 本日のウルリッヒ】 サルト・ツアー終了。ウルリッヒ、絶好調のようです。最終ステージは雨で気温は4度だったものの、ウルリッヒは集団スプリントで勝って6位、総合で10位に入ったとか。今日優勝したのはコフィデスのシルバン・シャバネルで、総合でも優勝しました。 ディスカバリーの別府選手は21位でフィニッシュ、総合で13位、ヤング・ライダーで3位ですから、大健闘ですね。 T-モバイルのページで語っているところによると、「シーズンの入り方として、すごく満足してるよ。十分にトレーニングできたし、問題もなかった。ムルシア・ツアーをパスしたのは正解だったと思う。TTじゃまだ力は十分じゃなかったけど、新しいTTマシーンに乗るのは楽しかった。去年の二の舞はしないつもりだよ。次はアラゴンの5日間ツアー、それから7日間のカタルーニャ・ツアーの予定だ。マリオ（クンマー）とルディ（ペヴナージュ）も上手くいったし、助け合ってくれた。それは僕にとって、将来的にもすごく大事なことさ。今、自転車に乗っててすごく楽しいし、気分はいいし、やる気満々だよ。まだまだ目標があるし、このまま順調に勝つことができたら、ずっと続けていたい。ツールでアームストロングを倒したやつは、ヒーローだろうね。そして、僕にはそれができると思う。そのためには、彼より速くなきゃだめだ。でも、最強のチームにいるんだし、この好調を維持して、次のレースに臨みたいよ」ってな感じ。 チーム監督のマリオ・クンマーも満足しているようで、「ヤンの準備は万端だったし、よくやったよ。望んでいたとおりの結果だ。機材のテストも予定通り、順調に進んだ。ペヴナージュとのコラボも上手くいってる。もちろん、戦術の決定は監督にあるけどね。しかしヤンに関しては、我々は一緒に協力していくよ」との話。 メディアのインタビューでは「実は、走る前までは、やっぱりちょっとナーバスになってたんだ。でも天候のコンディションが悪くても、18％の坂でも、上手くいってまったく問題がないってわかった。最高のスタートさ。まだツールについちゃ考えてないけど、もう一度勝てると思う」と自信の発言。ペヴナージュも「アラゴンはもっとハードになるだろうけど、それまでに進歩してるはずだ。思っていた以上に上手くいったよ」とのこと。それにしても、彼がツールのTTでチーム・カーから指示できるようになれば、もっといいんですけどね～。 ところで、エリック・ツァベルはT-モバイルと5月に2年契約を結ぶ予定のようです。「ツールには、勝てると思って出るんだよ。チームは民主主義の話し合いで運営されてるんじゃないんだ。僕が出なかったら、キャプテンにはますます負担がかかるだろうね。やり玉に挙げる者がいないんだから」と語っています。「ツールには出さないって言われたら、がっかりするよ」とのこと。 |
 ヤン、ゲロルシュタイナーに 負けじと髪型を変える？  豚（？）も応援…… ちょっと意味深…… |
【2005.04.08 本日のウルリッヒ】 サルト・ツアー3日が過ぎて、ウルリッヒは満足しているようですね。自身のサイトで語っています。「3回走ってみて、シーズンのこの時期でもかなり好調なのがわかったよ。最初の200Kmに近いステージも、2日目も、まったく問題がなかった。TTも期待していた結果が出たしね。20秒差っていうのは、新しいマシーンじゃ十分な結果じゃないかな。トスカーナでも試してみたけど、乗ってて楽しいし、ぴったりくるよ。残りのレース、この調子を保つようにするね。現在首位のコフィデイスのシルバン・シャバネルやゲロルシュタイナーのマルクス・フォータンも頑張るだろうし、ルマンではハードなレースになるだろうな。僕はツールを目指してるから、今の段階じゃ優勝争いは無理だけどね」ってな感じかな。ちなみに、TTではスタート直前に前輪を変えたようです（忘れて走ったわけじゃないのねん(笑））。ところで今回チーム・カーに同乗したルディ・ペヴナージュは、「ツールでは同乗を許されないだろう」との言葉……その点が、ちょっと気になります。ツール・ド・スイスになるの、ドーフィネになるの、という件に関しては、「ドーフィネには利点があるんだが、ヤンはスイスに住んでいるし、去年の優勝者だからね～」ということで、やはりスイス・ツアーになりそうです。ツァベルの出場については、「ベストの9人が出るのであり、エリックがそれに入るのだったら、議論の余地はない」とのこと。ちなみに、その問題提起をしたクレーデンは、病気でバスク・ツアーをリタイアとか……。ううむ、T-モバイル、受難続きですね～。ヤンは健康に気をつけてほしいですぅ。 さて、その3日目、ヤンは第3ステージもペロトン先頭で無事に終えたようです。天候は時々雨が降り、風もあったようですが、「気分はいいし、上手くいったよ。でも路面が滑りやすかったから、リスクは冒さないようにした」とのこと。「ぺースは今日も速かったし、アタックが繰り返されたけど、楽々と先頭集団にいられた」。勝ったのはクレディ・アグリコールのダミアン・ナゾン。ヤンは20位だったもよう。詳しい情報は、わかり次第……。 |
 「準備OK！ あれ？ 何か忘れたかな？」 |
【2005.04.07 本日のウルリッヒ】 6日水曜日はステージa、bと2回走ります。午前はバラデスーアンジェの92Km。勝ったのは集団スプリントを制したAG2Rのアンディ・フリッカンゲール。ウルリッヒは集団でゴールし終えて38位。「今朝もぺースはかなり速かったね。でもついていけたよ。午後のタイムトライアルは、これからツールにかけて新しいタイムトライアル用マシンをできるだけ多く使いたいと思ってるから、重要にとらえているよ」とのコメント。 午後は8.8KmのTTでしたが、優勝したのはアグリチュベルのフロリアン・ブラール。ウルリッヒは21秒遅れの10分54秒で13位。「満足してるよ。ちゃんといい方向で準備できてるってわかった。僕自身まだ何か欠けてるし、新しいマシンもいくつか不備があったけど、調子はいいんじゃない？ 乗ってて楽しいよ」とのこと。車に同乗したルディ・ペヴナージュも「首位から30秒以内につけておくことが目標だったから、満足のいく結果だ」。「ヤンは例年よりずっといい仕上がりなんじゃない？」とはウド・ボルツ。 ディスカバリーの別府選手は10位と健闘しました。 |
 復帰！！ |
【2005.04.06 本日のウルリッヒ】 ウルリッヒ、当然ながらサルト一日目197Kmを無事に集団でゴールし終えたようです。勝ったのはブィッグ・テレコムのアントニー・ラバール、21歳でプロ初勝利。「いいスタートだと思うよ。水曜日のTTはテストさ」とヤン。「ペースは速かったけれど、ヤンは楽々とついていっていたね。いいニュースだ。TTが楽しみだ」と監督のマリオ・クンマー。ヤンは26位に入ったようです。T-モバイルでは、オラフ・ポラックが11位。ところで、やはりアンドレ・コルフが出ているようで、エリック・ボーモンではないようです（オフィシャル・サイトの間違い？）。 どうしてドイツでは走らないの、という質問に、T-モバイルのページで答えているウルリッヒ、「ドイツのレースはチームにとってすごく重要だからね、勝たなきゃだめなんだ。僕はまだその段階じゃなくて、チームに貢献できないと思う。だから勝てるメンバーで臨まなきゃね」とのこと。ツールに関しては「クレーデンとは、別に何の問題もないよ。僕らは友だちだし、お互いにやれることがわかってる。ベストなものをヘルプする、そしてチームを勝利に導くっていうことが大切さ。ツールでは、ベストの9人が出るんだ。エリック・ツァベルが入るんだったら、彼はツールに出る。話し合いで決めることじゃないよ」ってな感じです。 |
| 【2005.04.05 本日のウルリッヒ】 ウルリッヒ、いよいよ今日からシーズン・スタートです。チーム監督のマリオ・クンマーは「水曜日の9KmのTTは期待している」とのコメント。オラフ・ルドヴィック・マネージャーは「ツールはまだ3カ月先だからね。調子が良ければそれで十分だ。この段階で奇跡を期待しているわけではない。フランドルでクーリエやツァベルが活躍してくれたから、勝ちはまだないが、チームはいい印象だよ。これからが楽しみだ」。「トレーニングの結果に満足してるし、走れて嬉しいよ。でもまだ勝つのは無理だよぅ。ペロトンのペースに合わせるだけさ」とイタリアから直接フランス入りしたヤンの言葉。「身体の調子はいいし、やる気もあるし、体重の問題もない。問題なく走れると思う。9KmのTTはツールのいい準備になるだろう。この後は13日からのアラゴン・ツアーで、その後の予定は様子を見てからだ」とルディ・ペヴナージュ。レースは去年の秋以来ですから、ほんとに久しぶりぃ～～～。主な出場選手はローラン・ブロシャール、シルバン・シャバネル、クリストフ・モロー、ルドヴィック・トュルパン、 フランク・バンデンブルック、フランチェスコ・カサグランデ、アルベルト・マルチネスなど。ところでT-モバイルのメンバーは、アンドレ・コルフの代わりにエリック・ボーモンになった模様。ディスカバリーからは別府選手が出るようです。 メディアでのインタビューでは「トレーニングはとても上手くいった。最後の週はいいお天気だったしね。2003年のように、サルト・ツアーから始められることに満足してるよ。始めるにはちょうどいいツアーだ。トレーニング・スケジュールは去年とほとんど変えなかった。変える必要はなかったからね。1日4-6時間走ってたし、山でもトレーニングしたし、バイクの後ろについて50Kmのスピードを保つこともした。神経質になっちゃいないよ。正しい決断をしたと思ってる。ムルシア・ツアーは病気だったから、まだ無理だったと思うもん。このツアーまでスタートを待って良かったと思うよ。そりゃ、ちょっとスロー・ペースだけど、パリーニースや、ティレノーアドリアティコは、適当じゃないと判断したんだ。ツールのことはまだ先だし、考えていないよ。今、ツール開催国にいるってことだけだね。準備としては、アラゴン・ツアー、カタルーニャ・ツアー、ツール・ド・スイス（！）に出る予定だ。アルプスとピレネーで練習して、1週間トスカーナでもう一度トレーニングをして、後はスイスの自宅でトレーニングする。チームにはツールに勝つ可能性のある選手が3人いるけど、ベスト選手のために走る。クレーデンがベストだったら、僕は彼のために走るし、彼には自由が与えられてるよ。もちろん、僕は僕が一番強くありたいけどね。ランス・アームストロングが18日に重大発表をするって？ 興味ないね。でも、彼は驚かせるのが好きだからね。たぶん、ツールの準備にジロに出るって言うんじゃない（笑）？」ヤン、ドーフィネに出たいって言っていたけれど、チームからダメって言われたのねん？ まあ、昨年度優勝者だから、仕方ないですかね～。 |
| 【2005.04.04 本日のウルリッヒ】 フランドル・レースでは前年度優勝者のヴェッセマンが腹痛のためにリタイアしましたが、ツァベルとクーリエが頑張ったようで、熱い戦いが繰り広げられたようです。それでも、このコーナーはウルリッヒの話題。自身のページで語っています。「トスカーナじゃ十分に練習できたよ。ピサからナントに出発だ。2年前は、サルト・ツアーからスタートしたんだ。ステージは長いけど、平坦だし、状態をみるのにはちょうどいいかな。勝利は意識してなくて、ペロトンのペースに慣れることから始めるよ」……呑気です。 |
| 【2005.04.02 本日のウルリッヒ】 ドーピング問題で騒がしい昨今ですが、とりあえずはウルリッヒ、始動！ 勝ちに見離されているT-モバイルのページ、頼みの綱（？）のウルリッヒのサルト・ツアー話が載っています。「トスカーナでのトレーニングは上手くいったよ」とは、ウルリッヒの言葉。チーム・メンバーは、若者、ベテランを取り混ぜたメンバーで、マルクス・ブルグハルト（21）、バス・ギリング（22）、アンドレ・コルフ（31）、オラフ・ポラック（31）、風邪から治ったトビアス・シュタインハウザー（33）、そしてヤン・ウルリッヒ（31）です。 |
| 【2005.04.01 本日のウルリッヒ】 若い頃は短気だったけれど、今は自分をコントロールすることを覚えたと、エリック・ツァベルはデイリー・ペロトンで語っています。昔からよくできた人じゃなかったのねん。セルフ・コントロールができるようになったのは、尊敬しているゴッデフロート・マネージャーの助言のおかげとか……。このコーナーでは、ツァベルが語ったウルリッヒに関するところだけを抜粋で。「みんなが思ってるよりもずっと、僕とヤンはお互いのキャリアを助け合ってると思う。97年にヤンがツールで優勝して、ドイツでは自転車ブームになり、僕も経済的にずいぶんと恩恵を被った。僕がクラシックを主に活躍してるんで、ヤンはツールに集中することができる。お互いに助け合うことは少ないけれど、補足し合ってるんだ。確かに、ツールじゃ問題になることもあるし、今年もそうかもしれない。すごくデリケートな問題で、僕はいつも問題が起きた時に考えることにしてるし、まだまだ7月まで時間があるんだからね。今は、僕は他のレースに集中してるんだ。だけどドイツ・メディアは、まずツール第一に考えてる。だから、ツァベルなし、ヤンのためだけのチームっていうのが、話題になっちゃったんだ。7月になってみたらわかるじゃないかって僕が言ったって、それじゃニュースにならないからね」。ヤンとの友情については、ドーピング問題を起こした時に真っ先に電話したことについて、「寛容だっていうのは、ある意味じゃ無関心と一緒だと思う。僕はヤンに無関心ではいられないんだ。僕たちはずっと一緒にやってきたんだし、お互いのことを考えずにはいられない。そりゃ、僕はクレーデンのようにヤンと一緒に休日を過ごさず、家族と一緒に過ごすことを好む。それは別におかしなことじゃないだろ？」。34歳になった今でも、力は昔に較べても衰えていず、勝てないで2位に甘んじているのは、認めたくはないけれどペタッキが異常に強すぎるのだとか……。 ところで気になる話題で、ジュゼッペ・ゲリーニが風邪で倒れたとかいう噂。トスカーナでヤンに風邪を移していませんように……。 |
