【本日のHHH　2008.01.03】
クリス・ジェリコのインタビュー、Poughkeepsie Journalよりかいつまんで。
「パートタイムでの復帰ってえのは、嫌だったんだ。一所懸命やるか、やらないかのどっちかのつもりだった。復帰のアイデアは75％は自分で考えた。みんな あれこれとプロモを見て推測してただろ、素晴らしいことだったね。ビートルズの有名な「ポールは死んだ」っていうのと似てるだろ？　最初のは手がかりが まったくなかった。あれこれみんなが推測できたのが良かった。最近じゃ、みんながあれこれ知りたがる。俺がファンだった頃なんて、情報がまったく流れな かったんだからね。
　肉体的にも精神的にも疲れた時は、レスラーも休む必要がある。危険な仕事で、誰かが傷つく可能性があるんだからね。若造たちと一緒にやりたいって思って るよ。俺は経験が豊富だから、色々と聞いてきてくれたら嬉しい。俺はでかい男じゃないけど、キャラクターはでかいさ。それで上手くいってるんだ。
　すべてのことを成し遂げたと思ってる。今は、楽しんで、楽しませて、ベストを尽くしたいね」

【本日のHHH　2008.05.07】
メイン・イベント・ラジオでのクリス・ジェリコのインタビュー抜粋を適当に。
「復帰してハッピーだよ。これから誰と対戦するか、何をするか、すごく楽しみだね。ランディ・オートンに絡んだ復帰は、オフィスが、インパクトを与え懐か しいY2Jの精神と印象を持ってもらいたがってたんだ。それはそれで素晴らしかったけど、ここ数ヶ月は俺自身は、もう一度Y2Jのキャラクターを掘り下げ て、大げさじゃなくて、もう少し控え目にしたかった。復帰とそのプロモは良かったけど、最近のHBKと絡んだのは楽しかったね。今までとちょっと違ったこ とをするのを楽しんでるんだ。だからこそ17年間やり続けてられるんだよ。
　ま、何をやっても批判的なファンはいるし、座って批判するだけが好きな連中もいる。俺と会社が復帰に合意したのは、11月19日だった。ジョン・シーナ が怪我をしてた時期だから、俺はシーナの代わりと思った連中もいるかもしれない。でもそういった計画じゃなかったし、そんなことは俺たちはやりたくなかっ た。まあうまくいったと思ってる。
　復帰したJBLとも闘ったけど、彼はタフでよくやってるよ。彼とやって楽しかったし、もう少し長くやりたかったね。でもヴィンスの方針とは違ったんだ。ハウスショー、特に海外のハウスショーじゃ、いい試合が沢山できた。できるなら、将来もう少し彼とやりたいね。
　ジェフの謹慎は痛かったね。色々と計画があったからね。彼も失敗から学んでくれたら良いと思ってるよ。才能があっていいパフォーマーなんだから。観衆の 心を掴んでる。彼はいい男だし、彼とやるのは楽しいよ。ま、彼の謹慎で俺がタイトルを持つことになったと言ってもいいけど、問題はそれをどうするか、さ。 俺たち二人の試合は、彼の謹慎に係わらず、ロウでは最高の試合の一つだったと思う。彼が復帰したら、またやるのを楽しみにしてるんだ。
　レッスルマニアのラダーマッチは、最初のよりは良かったと思うよ。最初は、初めてだったから、ちょっと試運転的なところがあった。みんな研究してたから、良くなってたと思うし、俺も楽しめた。ベストマッチの一つだと思うね。
　自伝はよく売れたし、ニューヨーク・タイムズのベストセラーにも上げられたよ。実際、2冊目の仕事をしてるとこなんだ。1冊目を出す前に、第2部の WWE時代についても契約してた。夢を実現したWWE時代と、ハリウッドの話、バンドの話、エディ・ゲレロやクリス・ベノアの死についても、書きたいと 思ってる。色んな思い出があるから、エキサイトしてるよ。書くのは大変な作業で時間を取られるけど、なるべく早く出したいね。最初の頃はロードで色んな経 験をした。メキシコじゃパーティに連れてくって女性に言われて、道ばたで拳銃で脅されて身ぐるみはがれたし、日本じゃ花瓶を割ってヤクザに指を詰めろと脅 された。こんな話色々と最初の自伝に書いたよ。レスリング・ファンだけじゃなくて、他の人たちにも楽しんでもらいたかったからね。レスリング・ファンが俺 の自伝を気に入ってくれるのはわかってたけど、旅の物語、異国の物語、夢を追う若者の成長物語としても読んでほしかったんだ。
　これからも楽しんでやって、ファンにも楽しんで見てもらいたい。メイン・イベントに限らず、始まりの試合でも、ポップコーンを売ることだって、トイレを 掃除することだって、アリーナの外で前輪駆動車を運転することだって、かまわないのさ。TVに出て、俺しかできないことをやる。自分のやってることが幸せ だし、クリス・ジェリコでいることが幸せだよ」

【本日のHHH　2008.06.28】
イギリス・サン紙のクリス・ジェリコのインタビューをかいつまんで。
「HBK、バティスタとの抗争は楽しかったよ。最初からこんなに複雑な筋になるように計画されてなくて、偶然に派生したんだ。でもやってるうちに、これは うまくいくぞってわかってくる。今回もそうで、俺たちが創り上げた。俺はしっかりしたストーリーがあるのが好きなんだ。HBKとはいつもいい雰囲気で試合 が出来て、俺は大好きだし楽しんだよ。PPVはすごくいい試合だったと思う。
　最近じゃヒールっぽいけど、俺はヒールをやるのが好きだよ。近頃、ほんとのヒールができるやつが少なくなったからね。クールなヒールでありたいって、思 うやつらが多い。俺はヒールは卑怯者で嘘つきであると思ってる。みんなから嫌われなきゃダメだ。憶病者で、不名誉なやつだ。俺はヒールをやるのを楽しんで るし、過去にやったヒールじゃないのをしようとしてる。うまくいってるから楽しいね。　レスリングはショー・ビジネスだから、観客を楽しませるには、レス リングもトークも上手じゃないといけないと思ってる。リング外でのスキットも好きさ。クリス・ジェリコっていうキャラクターを演じられるからね。実際の俺 は違うから、映画で悪役を演じてる気分だ。できるだけリアルに見せようとしてる。良い奴、悪い奴、両方を演じることができるのは楽しいね。
　リック・フレアーと絡んだのも楽しかった。彼のフェアウエル・パーティでリングに上れたのは一部の連中だけだったから、すごく名誉に思ったよ。でも、 リックとはずっと友だちだったから、驚きじゃなかったけどね。あんなに感動的なものとは思ってなかった。リックやフォー・ホースマンの横に立てたのは嬉し かったし、決して忘れないよ。ずっと俺のヒーローだったからね。
　最近じゃランス・ケイドと一緒にやってるけど（へえ〜！）、どうなるのか楽しみなんだ。バティスタ＆HBKとのストーリーが、どんどん複雑になってきてるからね。俺はそういうのが好きなんだ。
　自伝の反響は大きいよ。書くのに思った以上に時間を取った。18ヶ月かかって、校正に半年だ。でも面白い話を書こうと思ってて、反響は考えてなかった。 でも、みんなに楽しんでもらいたかったな。最初に読んでもらった時にすごくいい感触をもらって、いい評判ばかりだった。すごく満足してる。また新しいのに 取り組んでて、2009年秋に出版予定だよ。この4月から取り組んでて、今、テープに入れてる。それを起こして秋くらいから書き始めるつもりだ。
　ブレット・ハートが楽しんで読んでくれたのは嬉しい。彼にはコメントを貰おうと、初稿の時に読んでもらった。俺もミック・フォーリー、ブレットの本を、 すごく楽しく読んだ。3人とも、レスリングについて語ることを沢山持ってるから、面白いんじゃないかな。俺はレスリング・ファンだけに向けて書いたんじゃ ないんだ。レスリング・ファンが俺の本を楽しく思うのは、わかってることだからね。だから、違ったドラマチックな面を見せたかった。夢を追ってあちこちを 旅する若者の物語だ。レスリングだけじゃないところが、誰もが楽しめたものになったんだと思う。ブレットやミックの本も、そうだと思う。世界中を旅した面 白い話がちりばめられてるからね。ミックが本を書いた時から、俺は本を書きたいなと思ってた。共同制作者はいるけど、みんな俺が書いたよ。俺自身の声であ るべきだと思ってたから、大事なことだった。
　レスリングをいつまで続けるかは決めてない。楽しんでるうちはやりたいね。頭をクリアにし、家族と過ごす時間が欲しかったから、休みが必要だった。いい時に復帰しようと思ってた。今、楽しんでるうちは続けようと思ってる」

【本日のHHH　2008.07.09】
クリス・ジェリコはThe Main Event ラジオショーで語る。
「ドラフトは気にしてないね。ヴィンスが行けといったら、どのショーにでも行くさ。すごく秘密裏に運んでいて、誰もよくわかってなくて、クールだと思う。 俺はどこに行ってもショーの主役になるようにするだけさ。対戦相手も誰だって構わない。ま、でも敢えて言うなら、ロウにいるのがいいかな。やっぱりライブ が好きだし、ロウで新しい面を見せたいと思ってるからね。アンダーテイカーとは対戦したことがないから、対戦したいとは思ってるけど、誰が相手でもいい さ。
　HBKとの抗争で、ジェリトロンに彼の頭をぶつけたのは俺のアイデアさ。何か新しいことをしたかったからね。ヒールになるのに印象的なことをしたかっ た。ショーンが90年代に復帰した時、ジャネッティを散髪屋のウインドにスーパーキックしただろ、ああいったことをしてみたかった。みんなが何年も覚えて てくれるようなことをね。ジェリトロンを4年間使ってたんだけど、そんなことは考えてみたこともなかった。けど、リングに座って、何かすごいことができな いかと考えてた時に浮かんだんだ。あれほど衝撃的になるとは思わなかったけどね。みんないい仕事をしてくれたよ。いろんなことを考えても、現実で頭の中で のこと以上に良くなることは少ない。あれはそれ以上で、すごく良かったね。
　ヒールもベビーも、どちらも技術が必要さ。けど、憎まれるようにすることの方が、簡単だね。だけど、ほんとに憎まれるヒールになるのは、すごく難しい。 ファンは、こいつはヒールをやってるからブーイングしよう、こいつはベビー役だから、声援しようっていう程度に思ってる。心の底からのものを得るには、テ クニックが必要なんだ。俺はヒールをやるのが好きだね。ヒールのクリス・ジェリコっていうキャラクターを演じるのが好きなんだ。同時に新しいヒール像を見 せたいね。　PPVのワンナイト・スタンドは、一番最初にやったECWのオリジナルの時は、ノスタルジーに溢れてたね。俺は懐かしいライオンハードのコス チュームで出て、すごく楽しかったよ。でも今回のは、もっと良かったと思う。ストーリーがあったからね。この先もどうなるかわからない、そんないいストー リーが俺は大好きなんだ。
　HHHと対戦するのも楽しいよ。彼とはシングル戦は2003年以来かな。すごいパフォーマーだし、いろんなアイデアを持ってる。いい試合をしたかった し、将来的にも色々とできるから、長い試合じゃないようにした。7分間だけだったから、不満に思う人たちもいただろうけど、この二人を忘れるなよ、将来す ごい抗争になるぞ、っていうのを見せたかった。だから楽しかったね」

【本日のHHH　2008.10.31】
ボルティモア・サンでのクリス・ジェリコのインタビュー。
「いいストーリーは、たいてい主役たちの力なんだ。俺は今までも、誰かが脚本を書いてくれたってことがない。そりゃ、自分でコントロールできないこともあ るけど、自分でセリフは考えてるし、HBKと俺は二人で色々と作り上げていった。1ヶ月以上続くストーリーになって、結果7ヶ月続き、最後にチャンピオン 戦につながった。思った以上に長くなったけど、ハードにやってきたから、二人とも誇りに思ってる。二人にとってもベストのアングルの1つじゃないかな？　 ファンもほんとのことかと思ったようだから、楽しかったね。ショーンのワイフのレベッカを巻き込むことは、危険だったから俺たち二人とも恐れてたよ。で も、レベッカは楽しんでた。怪我もしなかったしね。うまくいって、良かったと思ってる。
　PPVで歯が折れて怪我して、ワイフはすごく悲しがったし、息子もそうだった。でも、それが仕事さ。そういったことは起きる。今まで、歯を失ったことは なかった。もういやだけどね。戦傷だし、抱えてやってかなきゃならない。でも、ラダーマッチがドラマチックになったんじゃない？　今までで最高のラダー マッチだって言われたけど、このリアルさが一因じゃないかな。こういったことは実際に起きるんだ。これくらいで済んでラッキーだったよ。歯医者は全部失っ たかもしれないと言った。半分で済んで、ラッキーだったのさ。
　自分が今まで以上にやれるって確信がなきゃ、レスリングには戻らないってずっと言ってた。戻る時、いくつかアイデアを持ってた。キャラクターを変えた かったんだけど、4ヶ月かかった。でも、決定的になると、自然とうまくいったね。俺のキャリアの中でも最高だって言ってくれてるのを聞くと、嬉しいね。復 帰した当初は、ジェリコは前と変わってないじゃないかって言われた。でも、俺はまずそうしたかったんだ。今までとまったく違った感じじゃ嫌だったからね。 違う方向性は持ってた。今までと違うことをしたかったのさ。毎度毎度同じことをするのは嫌だった。発展しなきゃダメだって思ってたし、俺自身、可笑しく聞 えるかもしれないけど、レスリング界のマドンナだって自分自身を考えてる。彼女は絶えず自分を変えていってる。今でも過去のことを称賛されてるけど、過去 に生きてるわけじゃない。俺もそうやってるんだ。「Y2Jが好きだから、髪の毛を伸ばしてよ」って言われても、90年代、2000年代初めのY2Jはクー ルだったけど、これが今の俺なんだし、俺は今まで以上にエキサイトしてるよって思ってる。
　まあ、チャンピオンを決めるのはヴィンス・マクマホンだし、彼は違った意見を持ってた。彼が決めたらそれに従わなきゃならない。でも、ヴィンスはいつも いくつかプランを持ってるから、今後はどうなるかわからないね。俺がチャンプになるかどうかは、俺自身は興味がないんだ。色々と分析され過ぎてるところは あると思うけど、俺にとって大事なのは、トップを張ったってことだね。自分のやってきたことに満足してるから、チャンピオンでいる期間の長さは気にしてな い。それはボスの決定だし、俺はそれに満足してるよ。もう一度チャンスが来ても、また同じことをするつもりだ。今まで以上のヒールをやりたいね。ヴィンス は壮大な計画を持ってて、最初はうまくいかないかもしれない。でも、最終的にはうまくいく。この世界に長くいるから、俺はボスの見解に信頼を置いてるんだ よ。
　RVDがインタビューで、彼がWWEに入ってきた時に、俺が立場を奪われるかもしれないと嫉妬してたと言ったって？　俺は、自分の立場を心配したことな んかないよ。ロブが入ってきた時は、彼はヒールの役で、俺はベビーだったから、彼に協力しようとしたんだ。ロブは自分自身でいたがって、どんな役割もした がらなかった。ずっとやりたいようにやってきた。俺はもっとビジネス的なんだ。ヒールだったら、すごく憎まれたい。ベビーだったら、応援を受けたい。彼は ヒールなのに、歓声を受けてた。だから、手伝おうとした。立場を奪われると嫉妬したと思われるのは残念だね。俺はずっとロブのファンだったし、会社が彼に 反発してた時も味方だった。ずっと彼の最大の支持者だっただけに、そう言われるのは残念だね。
　今後は、TV以外にも、まだまだ計画はあるよ。WWEでも頑張る。本も書く予定だし、ディズニー・チャンネルでも2月と3月にショーをやる。色んな計画があるから、ラッキーだと思ってる」

【本日のHHH　2008.11.01】
ジェリコ、ニュージャーナル・オンラインよりかいつまんで。
「折れた歯はきれいに治ったよ。レッスルマニアじゃ、HBKとやったみたいないいストーリーである限り、相手が誰でも構わないね。キャラクターやコス チュームは変わったけど、入場音楽は変わらないと思う。初めての統一王者になったことは、まるでオスカーを受賞したような気分だったさ。ビジネスのために も良かったと思う。ストーンコールドとロックを破ったのはストーリーだったけど、最高だったね。楽しめる限り、レスリングは続けるつもりだ。まだ2年契約 が残ってるんだ」ババ・ザ・ラブ・スポンジ・ショーでは、「歯医者はすぐに歯を治したがったんだけど、レスリングで折れたんだし、TVショーで折れたとこ ろを見せびらかす機会を逃すことはないと思ったんだ。WCWに行った時は、ハルク・ホーガンやリック・フレアー、ランディ・サベージなんかがいて、息を呑 んだね。ホーガンはいつも最高に沸いたから、やりやすい相手だったよ。WWEはもっとタフだろうね。歯を折らなきゃチャンスはもらえないだろうし、間違い を犯せない。若い連中はプレッシャーがかかると思うな」

【本日のHHH　2008.11.05】
Newsdays.comからクリス・ジェリコのインタビュー。
「他のことがやりたくて、レスリングを止めてたわけじゃないんだ。ただ、燃え尽きてただけなんだ。ちょうどバンドの仕事にも夢中になってたし、本も書く機 会があったし、芝居もする機会があったし、演技の勉強もできた。でも、その仕事があったから、止めたわけじゃない。休みを取った後、復帰しようと思ってた しね。でも、いつっていうのは、決めてなかった。今まで以上にできるって思った時だと感じてた。頭をすっきりさせて、色んな仕事が出来たのはすごく良かっ たよ。バンドも成功して、楽しくツアーが出来たし、本も書けて、それがニューヨークタイムズのベストセラーになったのは嬉しかった。レスリングから離れて たから、出来たことなんだ。心の準備ができて、レスリングに復帰した。おかげで、また別の色んなことができるしね。
　HBKと俺は、2003年にレッスルマニアに向けてのストーリーがあったけど、まだまだ可能性が残されてた。HBKとはいつもいい試合ができたし、お互 いに相乗効果が生まれてた。お互いに相手を良く見せようと考えてるからなんだ。今回は色んな考えを交換し、ストーリーを作り上げた。ファンもリアルに思え て夢中になってくれたよ。俺も今までの経験や、演技の勉強で得たことを、キャラクターに織り込んでいった。で、今までと違った、ファンが大っ嫌いになる キャラクターが生まれたのさ。新しいクリス・ジェリコで、もうY2Jじゃない。キングやマイケル・コールにも、Y2Jと呼ぶなと言ったよ。これがクリス・ ジェリコ2008年バージョンなのさ。確信を持ってやってたし、キャラクターをしっかり感じてた。だからファンものめり込んでくれて、嫌ったんだ。ほんと に憎まれるようになるのは大変なんだよ。俺は成功したと思うね。
　ストーリーは俺たち二人も考えたけど、ライターのブライアン・ゲバーツとエド・コスキーが熱心にやってくれた。特にブライアンは助けになったね。彼らな くしちゃ、できなかっただろうね。ライターたちはよく悪口を言われてて、レスラーの手に返せなんて言われてるけど、そうじゃないと思う。俺はライターたち と一緒にやるけど、何かをやれって言われたことはない。彼らに何かやれって言ったこともない。一緒にやるんだ。共同でやってるんだよ。で、ブライアンは立 派なライターさ。彼が何か思いつき、俺が思いつき、HBKが思いつき、一緒に考え、ヴィンスを巻き込む。やるべきことがわかってる連中が多くいるからこそ うまくいくし、オープンに色んな考えを取り入れた。このチームワークにすごく満足してるよ。俺が100％考えたわけじゃない。チームワークの勝利さ。みん ながホームランを打ってくれたんだ。DVDの「ジェリコ対HBK」が出たら、すべてのストーリーがカバーできるだろうね。
　最後はラダーマッチだったけど、これ以上のことはもうできないね。すごい試合になった。古典的なレスリング、技術があるレスリング、ストリートファイト、何 もかも盛り込めた。そろそろ終わる時だったね。今までで最高のラダーマッチだったって言ってもらえたしね。ストーリーを語ることに重きを置いて、派手で危 険なことで終わらせないようにするにはどうしたらいいか、やってきたんだからね。
　折れた歯は歯医者で治してもらったよ。リアルに折ったから、ファンも試合に夢中になったんだろうね。歯医者は4本はなくすところだったと言った。またやりたいとは思わないけど、今は元に戻った。みんながハッピーに終わったね。
　うまくいったのは、やっぱり二人の経験に負うところが大きいよ。ストーリーを語れて、観客を夢中にさせることができる。経験豊かな連中は、そんなに多く ない。二人とも長くやってきた上に、異なったバックグラウンドを持ってる。態度や考え方も違う。お互いに検討し合った。そして、お互いに完全に信用して た。だからこんなにうまくいったのさ。ボスが二人に信頼を置いてくれていたのも大きい。若いやつらじゃ、まだ信頼がないからこうはいかない。1ヶ月の予定 が7ヶ月続いたんだからね。
　タイトルを獲ったことは、やっぱり大きいね。ショーの主役なんだからね。1度目はクールだって思ったけど、今回は、トップのヒールになったと思った。今後もそう続けていくつもりさ」

【本日のHHH　2008.11.30】
クリス・ジェリコはノックスビル・センチネル・ニュースで来し方行く末を語る。
「モリスタウンに住んでた時は22歳で、酒を売っちゃだめな群で、バーも何もなかったから、すごく退屈だったよ。24時間営業のウォルマートに行ったり、映画館に行ったりしてた。ノックスビルはいい人たちが沢山住んでて、楽しかった。
　レスリングはしばらく休んでて、心身ともに準備ができたと思ったんで復帰したんだ。そうじゃなかったら、失敗するからね。長年WWEでやってきて、すご くいい経験を積んでる。リアリティショーもするんだけど、最初は何ができるか疑問だったんだ。まだ他のリアリティショーが必要なのかって思ったしね。で も、コンセプトを聞いて、興味を掻き立てられたのさ」自伝の執筆もしているようで。

【本日のHHH　2009.01.04】
クリス・ジェリコ、ロッキーマウンテン・ニュースより適当に。
「復帰しても、昔のままのベビーじゃ嫌だったんだ。映画「ノーカントリー」のアントン・シガーからヒントを得た。この男はワルで間違ってるけど、彼の心の 中じゃ正しくて、思ったことをやってる。静かで、クールで、そして完璧にサイコ野郎だ。レスラーのいいキャラクターの要素があると思ったね。HBKと闘争 したけど、お互いに似たようなスタイルで、尊敬し合ってる。いい感じでできたね。HBKのワイフのレベッカを殴ったことで、ロッカールームでも憎しみが倍 増されたね。レベッカにはすまないと思ったけど、彼女は気にしてなかったよ。彼女は素晴らしいと言ってたし、喧嘩に輪をかけたし、抗争に迫力が出たね」

【本日のHHH　2009.08.23】
ボルチモア・サンより、クリス・ジェリコのインタビューを適当に。
「エッ ジの怪我はすごく残念だったよ。色々と計画してたからね。でも、こういうことは起こりうるし、今できることを考えなきゃならない。ビッグ・ショーが代わり にプッシュされることになって、面白いと思った。ネガティブなことをポジティブに変えていかなきゃね。で、上手くやれたと思う。ヒールのエッジがいたら良 かったんだけど、何事にも起こる理由はあるさ。続けていかなきゃならない。ビッグ・ショーはぴったりだったと思うよ。ドルフ・ジーグラーやミズが良かった という連中もいるけど、そうは思わないね。やっぱり二人のチャンプじゃないとね。彼らにとっちゃ良いことかもしれないけど、俺にとっちゃそうじゃない。俺 たちはタッグタイトルを甦らせなきゃならないし、ビッグ・ショーを甦らせなきゃならない。彼は巨人で、立派だ。観客にそれを思い出してもらわなきゃね。
　レイ・ミステリオとはずっとやってきたんだけど、対戦したことはあまりなかった。WCWで1、2度あったくらいかな。日本でテンリューの元でやった時 に、何度かあったんだ。いい試合ができると思ったんだよ。その案が出た時は、バックラッシュでのリッキ・スティムボート戦につながるだけだった。で、もう ちょっと戦うべきだと思った。ストーリーにはすごく満足してるよ。試合はだんだん良くなっていって、俺が619中に彼のマスクを脱がすのなんて、きっと記 憶に残るだろう。HBK戦に次ぐいい試合になったんじゃない？
　WCWじゃベテランがのさばってて、若手の芽を摘んでいた。俺は決してそんなことはいないでおこうと思った。WWEは今、危機的状況にある。若手を育て ていかなきゃならない。HBKがロウに復帰した時、「俺がいない間に、誰が出てきたんだ？」って言ったけど、スマックダウンじゃ、ジョン・モリソンやジー グラー、クライムタイムが出てきた。ICタイトルはレイ・ミステリオのおかげで新確立した。でもロウは、この6ヶ月間どうだったんだって、言いたいね。何 とかしなきゃね。古い世代がいなくなった後、誰が引き継ぐ？
　俺がずつと怪我から免れてるのは、身体が強いのと、精神的なものと、幸運との組み合わせじゃないかな。俺は寒いカナダで育って、寒い夜に友人たちと ウォッカ片手に歩き回った。それで強くなったんだと思うよ。精神も強くなって、苦痛にも忍耐強くなった。身体も元々強かったんだろうね。ロウじゃ、首を折 りかけたけど、後遺症はない。膝の靭帯も損傷してるけど、折れていない。はずれちゃったら、8ヶ月はかかるからね。まあ、そのうちに消えちまうかもしれな いけどね。
　ロウのゲスト・ホスト制は、好きだよ。ロウは、「サタデイ・ナイト・ライブ」と似たところがある。ホストに関しちゃ、いいホストもあれば、たいしたこと のないのもあれば、ひどいのもある。毎回、楽しみにしてるんだ。シャキール・オニールは、彼の人格とカリスマで、すごく良かったと思うよ。俺はさほどバス ケットボール・ファンじゃないんだけど、彼はショーですごく良くやった」

【本日のHHH　2009.09.20】
オタワ・サンでジェリコは語る。
「WWEに戻った時は、半分ベビーだったけど、キャラクターを発展させたいと思ってたんだ。「ノー・カントリー」のサイコがヒントだった。Y2Jをすっか り取り除きたかった。1年半ヒールとして憎まれてるのは、ちょいと誇りだね。ファンがY2Jコールをするのは嫌いだよ、クールじゃないな。ヒールは難しい けど、ずっとやり続けるのはもっと難しい。今はやってることが好きだよ。
　ビッグショーとのタッグは、ミズの方がいい、ドルフ・ジーグラーがいいというファンの声もあった。だけど、エッジの代わりは難しかったさ。エッジくらい の位置じゃなきゃね。ビッグショーは、いいアイデアだった。エッジとは、色々と計画があったんだ。彼が帰ってきたら……彼の復帰を待ってるよ。俺は、もう ベビーに戻るつもりはないね。スマックダウンは俺がいるから、いいショーになってるさ」

【本日のHHH　2009.09.25】
ジェリコはカナダのスラム・レスリングで語る。適当に。
「今年は今まで以上にカナダでショーが多くて嬉しいよ。カナダはファンが多く、レスラーもカナダ出身が多いからね。ビッグショーとのタッグは、いい雰囲気でやれてると思う。どの試合もいい試合になってるんじゃない？
　スマックダウンは放送開始10年だけど、その頃WCWはナイトロがあって、サンダーが加えられて始まった。俺は、いい決定とは思えなかったな。いいブ レーンがいなくて、ママコ状態だった。ひどいコメディって感じだったよ。だからスマックダウンの開始は興味があった。WWEはWCWとはずいぶんと違った ね。番組が多過ぎたのかどうかは、わからない。でも10年経って、2つのショーが毎週TVを凌駕してるのは確かだ。少なくとも2回の別のショーを開けるく らいファンがいたことは、間違いないね。最初はスマックダウンはロウの続きのショーだった。今は、かなり上手くいってる。ブランドを別にするというのは、 沢山のレスラーがいたから、当初は、いいアイデアだったと思うよ。WCWが潰れて、競争相手がなくなったから、競争を作らなきゃならなかったしね。今は、 若いレスラーが沢山いるから、彼らにチャンスを与えるにはいいことだと思う。だけど今の状態じゃ、俺みたいにロウとスマックダウン両方に出るレスラーもい る。ただ、スマックダウンをロウよりもいいショーにしようって気概があるから、やる気のあるやつらには、チャンスはまだまだあるんじゃないかな。ま、俺は 両方に出られて嬉しいよ。どっちもに貢献してるんだからね。
　新しいスターを作ることが、どっちのブランドにとっても大切だ。ずっとやり続けるには、いつもいつも同じやつらばかりじゃダメさ。それがWCWが失敗し た原因だ。モリソン、ジーグラー、クライムタイムなんか、日に日に成長してる。レガシー、スワガー、ミズも、これからどんどんTVに出てくるだろう。エバ ン・ボーン、シェイマスも才能があると思うよ。だから彼らをステップアップさせる時だ。ただ、まだまだ経験不足で、その能力のない連中もいる。でも徐々に 向上してるし、そういった連中が俺たちが引退した後を引っ張ってってくれると思ってる。
　ジム・ロス、HHH、ジェフ・ハーディがスマックダウンに来た時は、ネットワークTVでのスマックダウンの大発展だと思ったよ。ジム・ロスはレスリング の声代表だし、WWEの顔なんだからね。彼の移籍でスマックダウンも箔がついたと思う。俺の契約はまだ1年あって、先は考えてないね。大きな怪我もしてこ なかったし、今やってることも、自分のキャリアの中じゃ最高のことだと思ってる。だから、やりたいと思ったら、やり続けるだろう。メンタルの問題もある ね。数年前は、15年間ずっとやり続けてて、休みが必要だった。そして、新しいキャラクターとアイデアを持って、復帰した。自分がやってることが楽しめ て、新しいことができて、ファンを楽しませることができたら、やり続けるだろうね」

【本日のHHH　2010.03.27】
ESPNのクリス・ジェリコのインタビューを適当に。
「どんな試合であろうが、ショーの主役になるんだっていう意気込みがなきゃダメだよ。試合をするには賢くなきゃだめで、観客の反応を見ることが大事だ。 レッスルマニアなんか観客が熱狂してくれるから、それがいい具合に作用してくれる。でもそんな場合じゃなくても、観客が試合をどう見てるか見極めなきゃ ね。
　ヒールでいるのは、ベビーよりも易しい。でもずっとヒールでいるのは難しいよ。ダースベーダーなんかがいい例で、面白くてキャラクターが立ってるから、 終いにはみんなが好きになっちまう。WWEでも嫌われ続けながら面白いキャラクターでいるのは、難しいんだ。だから俺も色々と努力してる。マイクで喋るこ とは、色々と考えてるよ。最近じゃ観客がわからないような難しい単語を使うようにしてる。「こ〜んな変な言葉を言うやつは、偉そうぶってるぞ」って思わせ てるんだ。自分でもわけのわからない単語があるよ。で、言ったことがみんな気に入り出したら、やめるようにしてる。
　レスリングはスポーツであると同時に、ショー・ビジネスなんだ。観客はみんなわかってると思う。色んなタイプのレスラーがいる。素早いやつがいたり、喧 嘩強いやつがいたり、観客を沸かせるカリスマを持ってるやつがいたり。WWEは、スポーツ・チームみたいなもんなんだよ。主役がいて脇役がいて、二軍もあ る。
　レッスルマニアで好きだった試合は、スティムボート対サベージのレッスルマニア3、オーエン対ブレット・ハート、HBK対レーザーラモンのレッスルマニ ア10かな。ブレットが復帰するとは思っていなかったけど、ずっと願ってたことでもある。すごくエキサイティングだね。WWE/NXTは、ショーに出ろと 言われて、選択権はなかったんだ。でもいいコンセプトだと思う。改良点はあるだろうけど、俺が担当するウエイド・バレットは好きだよ。いいキャラクターだ と思う。ダニエル・ブライアンも際立ってると思うね。
　ミュージシャンとしてWWEの入場曲をみると、スティーブ・オースチンのはすごくいいと思うし、HBKの曲は好きだね。HHHや俺のはクールだし、エッジのもいい。ドリュー・マッキンタイアのは最悪だね。
　今は身体も精神状態も最高だから、止める気はない。でも、明日はどうなるかわからない。できる限り続けたいと思ってるけどね」

【本日のHHH　2010.09.07】
UKのデイリー・スターよりクリス・ジェリコのインタビュー。
「WWEでの自分のポジションなんて、まったく心配してないね。俺は失うことはないし、たとえオープニング・マッチに毎夜出ようと、俺はスターさ。WWE の若い連中は、みんな未熟者だ。俺は9年かけてきたけど、今や9ヶ月だからねー。ネクサスのいいところは、7人の若者をホットで輝く状況に放り込めたこと だ。チャンスを与えられた。メキシコや日本で修行を積んできたものはいないが、そういうもんだね。俺はレスラーよりもずっと長く、ミュージシャンをやって いた。10代前半から二つのことをやってきた。Fozzyのツアーは楽しみだよ」