【本日のHHH　2007.03.21】
デトロイト・ニュース、今回はRVD。
「やっぱ、休みの時にはワイフと一緒に過ごしたいさ。スケジュールがクレージーだからね。4〜5日ロードに出て、水曜日に家に帰ってくるんだけど、ワイフ と好きなTVを見て過ごしてるよ。「ヒーローズ」とか「ミディアム」「スタジオ60」なんかだ。「スタジオ60」は会話が速くて知的で、大好きさ。
　結婚して8年半になる。彼女はロードについてくることもあるよ。子供がいないから、それができる。でも、仕事がハードだから、常時連れていきたくはない な。5日間のうち2日間はフライトで、中には5日間ずっとフライトの時もあって、1000マイルは眠らず、食べずで運転して、次の町に行く。ワイフを連れ ていくと、彼女の疲れがとれるのに2〜3週間かかる。俺も疲れがとれるのに普通2日かかって、疲れがとれた頃に、またロードってスケジュールだからね。
　ドリーム・マッチは、オリジナル・シーク戦だな。俺の師匠なのさ。彼とやって、師匠が俺を誇りに思ってくれてるかどうか知りたいね。
　試合に出る前は、色々と決まったことをしてるよ。まず、一日何回かコーヒーを飲む、ストレッチをする。みんなが思ってる以上に、ストレッチは大事だよ。 怪我をしないために、血液循環をよくするために、リラックスするために、1時間はかける。それから体操して、ジャンプして、シャドウボクシングやキックを して、もっとストレッチする。肺も伸ばす。リングで息ができなくなるのが、一番ひどいことだからね。6分の試合でも30分の試合でも、素晴らしい形でやら なきゃならない。ルーティン・ワークは大切さ。肺をボールのように膨らますんだ。
　ウォームアップの時、音楽は聴かない。身体の内部の声を聞くんだ。負傷個所をチェックして、どこがきついか感じて、完璧にボディ・チェックする。身体を チェックするのは精神的なことで、精神と身体のつながりを保つために大事で、リラックスして自分を信じなきゃならないからね。音楽は気をそらされちゃう。 それでなくても、一日中音楽に囲まれてるんだからね」

【本日のHHH　2007.09.20】
RVDはオーランド・センチネルでお休みについて語る。
「みんな俺の休暇をわかってくれるようになったんだ。ファンは、「休みを取るのに値するよ」とか「体を大切にしろよ」とか言ってくれてる。しかも「ちょう どいい時期だったぜ」って、毎日誰かしら言ってくれる。ロードがずっと嫌だったし、最近はその気持ちがどんどん強くなっていってた。燃え尽きて、やる気を 失せてきて、家から出るのが大変だった。この仕事が好きで、ここでやっていきたいって思ってたら、耐えられるし笑顔も見せられる。でも情熱を失って、楽し むことができなくなって、ただの仕事だって思い始めたら……。
　ECWが始まってすぐに、フラストレーションを感じ始めた。オフィスと話して、彼らのビジョンも俺と同じだとわかったから、それが最後の情熱だったんだけど、その後は下り坂さ。
　今は色んなことをしようとしてる。一つの試みがブログサイトでやるRVDTVだ。今まで見せてこられなかった俺の別の面を、95％見せようと思ってる。 でもWWEとは友好的に別れたし、TNAも復帰についちゃ考慮してる。スケジュール的には、TNAの方が魅力的だね。復帰するんなら、あらゆる面を考慮す るよ。スケジュールは重要な要素さ」

【本日のHHH　2007.11.29】
RVDはイギリスのパワースラム・マガジンでHHHについて語ったようで、「レスラーだっていうこと以外に、共通点がまったくなかったよ。まあ、一緒に車に乗る事は絶対にないだろうねー。家に来ることも絶対にないだろうねー」とのこと。

【本日のHHH　2008.01.24】
RVDは、スポーツトーク・クリーブランドで、「WWEは決して俺をプッシュしようとしなかったよ。でも、ファンの応 援があったから、そうせざるを得なかったんだ。ECWを第三のブランドとして発動させようとして、ポール・ヘイマンが俺をチャンピオンにしようと話してい た時、一人のレスラーが……ボスの娘と結婚してるらしいんだけど……「RVDじゃ、ファンは掴めないよ」って言ったらしいんだね。まあ、ほんとのことか、 自分の地位を脅かされるのを嫌がってのことか、どーなんだろねー？」と語ったとか。
ボルチモア・サンでも、面白いことを語っていますので、かいつまんで。
「フルタイム復帰について話し合おうって言われたけど、いいや、まだ準備ができてないよって答えたから、その話はそれでなくなった。正直言って、フルタイムで復帰したいかどうかわからないね。
　ロウで一夜限りに復帰したのは、両者にとっても利益があった。楽しかったね。相手がサンティーノ・マレラだったのは、ある意味、ちょいと驚いたよ。俺は 出てってファイブスターをやって、RVDポーズをとるのはわかってた。実は、試合だってことを忘れてたんだ。単なる乱入だと思ってて、サンティーノを フォールするのを忘れてた。キオーダに聞かれて気がついた。みんなちょっと驚いてたね。俺が最後の試合で、ランディ・オートンに勝った時もそうだった。 レッスルマニアで勝った時もそうだったよ。
　WWEを去るのに、ランディに勝ったのには驚いた？　あはは、でも俺とWWEは関係が悪くなかったし、もし復帰するのなら真っ先にWWEと話すって信頼 があったからね。WWEはそれを望んでる。ま、俺は正直なところ、スケジュールの軽いところでやることも考慮してはいるけど、やっぱりWWEの威信は強い し、他のところは格下感が否めないね。俺は誰にも似てなくて、唯一無二の存在なんだ。まだまだ稼げるのにって言われてても、ブッキングは受けてない。それ でも価値は全然下ってないどころか、むしろ上ってるよ。
　TNAは、考慮に入れてるよ。WWEを去ることを考えた時、TNAもあるしなーと思ったよ。スケジュールは軽いし、TV放送もあるんだからね。でも最後 の方はレスリングに燃え尽きてたから、世界中を旅してサインして回ろうかなとも思った。結構、そういうのが好きだったからね。でも結局、旅行にも疲れて た。家にいて、時々世界に旅するって形になった。ペイはいいし、ワイフを連れていけて、ちゃんと面倒をみてくれるからね。ブッカーTのヒューストン団体で のショーにも出たよ。楽しかった。ブッカーとは仲がいいし、彼の1年目記念ショーだったんだ。友だちのためであって、それ以外の興味はいまのところない な。支払額には興味がない。今は、嫌々ながらやってたロードの疲れを癒してるのさ。
　ちょいと休んで復帰っていうのを、WWEは望んでたんだけど、俺は完璧に離れたかった。いつまでという時期の制約がイヤだった。その時が来たらって感じだね。ま、近々復帰したとしたら、一番驚くのは俺自身だよ。
　レスリング番組は見てないよ。やってた時だって、見てなかったもん。自分の試合は録画して、勉強のために見てた。それが仕事だからね。「もうちょっと高 く飛ぶ必要があるな」とか、「ちょっとスローだったな」とかってね。情熱ははるか昔に燃え尽きちゃった。まったく同じ連中が、まったく成長もしてなくて同 じことを繰り返しているのを見て、観客はどうして楽しいのかねって、思い始めてた。そう思った時に、休みが必要だってわかったんだ。
　ECWが復帰した時は、俺にとっちゃ最後の炎だったな。2001年にWWEに行った時、実は行きたくなかったんだ。好きなスタイルじゃなかったし、俺に 合ってなかったからね。でも、ECWもWCWもなくなって、ビジネス上、ベストの決断だった。適合するのに、フラストレーションを感じたよ。何度も辞めよ うと思って、ワイフに「飛行機に乗って帰るぜ」って電話した。で、俺はどうにか適合したし、WWEも俺に合わせてくれた。最初は、ずいぶん変えさせようと したぜ。でも、俺はしたくなかったし、できなかった。観客が支持してくれたんだ。WWEは望んでなかったんだけどね。まあでも、WWE在団中は、ロードが イヤなことが多かったな。そんな時、ECWのPPV復活の話が持ち上がった。俺は舞い上がったね。俺が怪我してたのは最低だったけど、それでも素晴らし かったさ。
　で、次の年もう一度やって、大成功で、ファンが期待してくれてるってわかって、フルタイムの話が出た。オリジナルの連中と、ポール・ヘイマンの思うよう な過激なことができる若手が来たら、第三のブランドとしてやっていけると思ったんだ。ポールは長けてるからね。俺はECW対スマックダウンで、レイ・ミス テリオと戦った。みんなから、「また興奮してて、幸せそうになったじゃないか」って言われたよ。あの頃は、その通りだったなあ。
　その後、ECWの精神はすっかり壊されて、俺はまた情熱を失った。ヴィンスには、ファンはきっとこんなのは好きじゃないよと言ったんだ。でもヴィンス は、「ロブ、古いECWに似させるつもりはない。人は変わる。結婚して、子供を持って、誰も古いECWなんて覚えちゃい ない」と答えた。「誰も覚えてないだって？ジョークだろ？　どうしてPPVが成功して、DVDがあれだけ売れてるんだい」って俺は言った。ヴィンス は「マンハッタンセンターに集まった2500人だけが、古いECWファンさ」と言ったね。「それじゃどうしてECWチャントをみんなはするんだ」って聞い たら、「私が5年間で、過激なことを見たらそうチャントするようにトレーニングしたからだ」って答えだった。議論の余地は無く、俺は諦めたね。WWEはコ カコーラみたいなもんで、世界中に広まる。だけど、ECWは特別なんだ。精神なんだ。俺の情熱であり、特別なファンを呼び込むものなんだ。レスリングを再 びクールにするものなんだ。俺の情熱は、新しいECWで終わっちまったね。
　2001年にWWEに行った時、ジム・ロスから、怪我をする恐れがあるから、床にダイブしたりムーンサルトしたりしないようにって、言われたよ。「俺は 10年以上やってきたんだぜ？　WWEの連中が慣れてないだけで、俺はできるよ」って言ったけど、「いいえ、毎夜やるんですよ。そんな無謀なスタイル、続 けられませんよ」って言われた。ファンからは「トーン・ダウンしちゃったの？　バンダミネーターはもうしないの？」ってずっと聞かれたよ。でも、椅子をリ ングに入れちゃだめなんだもん。多くの点が、俺には合わなかったね。でも、俺の能力はそれでも際立ってたと思ってる。俺は自分の独自性に誇りを持ってる。 誰にも似させない、それが俺のモットーだからね。
　俺の存在は、他のレスラーたちを脅かしてたんだろね。誰にもキス・アスしないし、政治力も使わない。でも、ファンは支持してくれていて、俺を止めること はできなかった。2001年に入った時、オースチン、テスト、レイベン、ブッカーT、カート・アングルなんかをのしちゃった。で、ネットの噂で、「みんな がRVDに怒ってる」って広まったのさ。俺のキャリアはずっと評判が良かったよ。89年にシークから学んでたし、日本での荒々しい試合からも学んでたから ね。スティーブン・リチャーズは、「すごいじゃないか。こんな噂がたったら、普通はJBLやロン・シモンズがあんたをねじ上げにくるんだぜ。それができな いんだから」って言った。俺は「いや、やろうと思ったらできるさ。みんな俺をわかってるんだ」って答えた。俺は自分の言動にはしっかり誇りを持ってるし、 みんなも俺に敬意を払ってくれてると思いたいね。
　ジム・ロスには「俺にはファンが多いよ」って言ったんだけど、彼は「それはまた別のことです。ここの観客は、ECWは見ません」って言った。クリーブラ ンドのPPVでジェフ・ハーディとやった時、ファンみんながRVDボードを持ってて、WWEは驚いたよ。で、WWEは「会場に出てもファンは見ないよう に」って注意してきた。でも俺はファンに応えた。シェーン・マクマホンなんかに批難されたけどね。俺を兄貴のように助けてくれたババ・レイさえ、「ファン を見ないようにしろよ、ヒートを買っちまうぜ」って助言してくれたんだけど、俺はファンに応え続けたさ。だって、俺とファンのことなんんだもん。結局、俺 の勝ちで、WWEは俺を批難できず、俺はやることができた。ロック、オースチン、アンダーテイカーをやっつけて、上手くいってた。いい時だったね。タイト ルを獲ることは、考えてもいなかったさ。みんなが思ってるように、普通はWWEが作ったオリジナルのキャラクター……HHHとかオースチンとかロックとか ジョン・シーナみたいなのじゃなかったら、ずっと頂点には立てないからね。
　HHHとの2002年のタイトル攻防戦で、彼が俺は相応しくないってプロモで言ったことは、俺の立場を象徴してるように見える？　いや、あれはほんと じゃないよ。まあ、彼が「どうだい、調子はいいかい？」なんて声をかけて、みんなを気にかけてるふりをしてるのと同じようなもんさ。まあ、彼みたいなタイ プとするのは、あんまり好きじゃないけどね。俺は誰も中傷はしないよ。あそこじゃそうやってトップに立ってきてる連中が多いけど。人を中傷したって、自分 は高まらない。俺はリングじゃプロに徹して、自分が出来ることをやってきたんだ。リングじゃなんでもできるけど、まずビジネスがすべてだ。そりゃ、危ない 試合はあったよ。クリス・ジェリコ戦がそうだった。ジェリコとは、いい試合を何度もしてるけど、2001年に俺が適応しようとしていた時、ジェリコの政治 的駆け引きにうんざりしてて、リングで彼にふっかけたんだ。しっかり仕返しをくらって、俺も仕返しをした。ま、そんなもんさ。
　ジェリコがバックステージで駆け引きをしたってことに驚く？　ジェリコも俺がそう言ってることに驚いてるよ。彼は2001年頃は、ちょいとクレージー だったからね。彼は将来が約束されてるって思ってたのに、そうじゃなかった。そんな時に突然に俺が入団して、美味しいとこを横取りするように感じたんだ ろ。彼とレスリングすることになって、彼は自分を守って、俺をバカみたいに見せようと必死だったよ。「そんなのはダメだよ、もっとシンプルなのが好まれる んだ」って、言い続けた。俺はシンプルなのはイヤだ。フラストレーションが溜まったね。まあ、この話は、WWEで俺のことを唯一気にかけてくれたポール・ ヘイマンから聞いたことで、ほんとか嘘か、彼の話だけどね。ジェリコがポールにあれこれと文句を言って来た時、「わかったよ、あんたはWWEから約束をも らって、それを反故にされ騙された。で、その仕返しに、ロブを騙すのかい？」って聞いたそうだ。ま、多分、クリスはそこから成長したんだろね。俺はクリス が好きだよ。彼と再会した時に話して、「2年間の休みが必要だった。ちょうどいい時期だから復帰したんだ」って言ったんで、「戻ってきて、また閉じこめら れたな」って言ったんだけど、話すの楽しかったな。2001年に一緒にやった時は、ちっとも楽しくなかったけどね」

【本日のHHH　2008.01.25】
RVD、オーディオ・レスリングではこんなことを喋ったとか。
「今は元気だしハッピーだし、最高の気分だよ。WWEにいた時ひどかったのは、みんな知ってることだからね。WWEがECWを破壊しちゃって、俺がい る理由がないじゃんって思うようになって、契約が切れるまでは、最低の状態に置かれてた。契約が切れたら、もう誰もRVDをしたくないことに無理強いできないさ。
　俺は燃え尽きてたんだ。2001年だって、WWEに行きたくなかった。だけどECWもWCWも潰れたし、レスリングを続けるんだったら、他に 選択がなかったんだ。すごくフラストレーションが溜まって、ワイフに「もう辞める、ここにいるのはいやだ」って言ったくらいだった。いろんなことが 原因だったよ。バックス テージの政治、WWEのスタイル、態度、エゴ、そんなのがあって、ちっともハッピーじゃなかったからね。どんな仕事もストレスがあるけど、情熱が失せていったら、すごく辛い仕事なんだ。
　WWEを去った時は、スケジュールのせいで燃え尽きたと ころがある。意味のないハードなスケジュールさ。宙返りと回し蹴りをするために、街を渡り歩いてるって感じだったよ。チャンピオンになった時やECWが復 活した時は、興奮した。でもまた失望させられて、ず〜っと気分は下り坂だったね。最後の方は、もう心がそこになかったから、やってくことができなく なってた。プロフェッショナルであろうと努めてたけど、ホテルなんかで物をなくすことが多くなって、集中力がなくなって、疲れ果てていた。西海岸に住 んでることも、スケジュール的に不利な要素だった。だから、情熱が戻るまでは休みをとることにしたんだ。
　ロウの特別番組に出たのは、WWEから依頼があって、断わる理由がなかったからね。お互いに利益になることだった。行って、また家に帰ってくる。一度っきりの ことだったし、スケジュールが空いてたからね。行ったら、ステファニーを含むみんなが、「寂しかった？　戻る気になった？」って聞いてきたけどね。俺 は「まだ準備できてない」って答えたよ。
　復帰するんだったら、軽いスケジュールでやりたいけど、WWEの有利さは捨てがたい。ファンは、TNAのWWEが見たい、向こうの運動能力のあ るレスラーといい試合ができるだろうって言ってくれてるんだけど、WWEはグローバル企業だからね。ベルギーやインドなんかでも、みんなRVDサインをし てくれるんだもん。WWEは世界中に影響を与えてる。TNAはWWEの次にいいし、俺はずっと業界には競争が必要だって言ってるから、彼らの発展を願って るんだけどね。軽いスケジュールと、WWEの利点を秤にかけるよ。復帰する時は、色んな要素を考慮しないとね。
　ポール・ヘイマンがWWEを去っていくのはわかってた。俺たちはすごくストレスを感じてたし、海外ロードのホテルの部屋で、ECWが壊されていくことに ついてずっと話してたからね。WWEはECWが好きじゃなかったし、ヴィンスのECWになってた。ECWを押しつぶして、葬り去ろうとしてたから、俺たち はフラストレーションを感じてたさ。俺たち両方とも、WWEを去るだろうなってわかってたんだ。ポールは追い出されたって話だけど、俺は彼が自ら出て行く のを見たよ。ヴィンスはポールにキス・アスさせたがったけど、ポールは喜んで辞職するって言ったんだ。俺は彼が去る時のタクシーを待ってた ね。その時、「ポール、俺の契約はあとちょっとだ。それで辞めるよ」って俺も言った。俺は契約書にサインしたんだし、それは守らなきゃね。契約は6月まで で、待ちきれなかった。日ごとにストレスが溜まっていったからね」
なお、シェインのバンタミネーターについては、「ムーブの特許をとることはできないからね。誰もしないムーブを考えるのは、挑戦のしがいがある。俺はいつ もそうしてきたけど、そんなレスラーは少ない。他の団体に行ったら、すぐに誰かから盗んだムーブをやるんだ。あれはポール・ヘイマンの仕業で、シェインに 俺のビデオを見せて「このムーブができるか？」って言ったんだ。嬉しいことじゃなかったけど、別に怒らなかったよ。理由も理解できたしね。二人で同時にや ることも考えたさ」

【本日のHHH　2008.03.12】
RVDの復帰は、ロイヤルランブルだけだったようですね〜。2日ほど前に、出てみない？と電話があって、承知したのだとか。BE！マガジンより、インタビューをかいつまんで。
「トップ・レスラーは世界中の町から町へ、旅行しながら生活してるんだ。今はそういった生活に別れを告げて、選んだ試合だけ出て、自分のプロジェクトを展 開してる。俺はいつも唯一無二の存在で、ユニークなムーブとオリジナルな見解で際立ってた。これがビジネスに対して有利に働いてるね。
　RVDの名前は、91年にロン・スリンカーが決めたんだ。その時は俺はまだ若くて、この業界について学びたかった。だから、名前は重要じゃないと思ってた。でも、確かにウケたね。
　ずっとECWでやってきたけど、ECWは伝統を破壊した反乱軍で、俺の本質と合ってたし、違うってことに誇りを持つようになったし、すごくクールだった から好きだったよ。今のECWとはまったく違う。ECWのエクストリーム性を追う小さな団体はできたけど、それもオリジナルじゃない。同じものはできない だろうね。ポール・ヘイマンもいないんだからね。ポールは最高のプロモーターで、表現の自由を与えてくれた。アーチストとして独自性を貫くことができた。 WWEじゃ、かなり大変だったけどね。でも、ヴィンスは俺に敬意を持って扱ってくれた。彼は誰も及ばない偉大なビジネスマンだよ。WWEのスタイルに合わ せることや、WWEのロッカーでの駆け引きにうんざりすることが多かった。ワイフに電話で愚痴って、何とか留まってられたのさ。でも、仕事が必要で、いた くないところにいなきゃだめだったわけじゃない。可能性は色々あったからね。WWEの方が、俺がいてラッキーだったんじゃない？
　ECWの復活のアイデアは、最初は拒否したんだ。ECWは独自のエクストリームなレスラーで構成されてたし、彼らの多くはつてのようにレスリングできな くなってたからね。でも、若手を選んで、精神を甦らせるという考えを熟考した。だからヴィンスがECWのオリジナルに背を向け、違うものにしようとしたの に、すごくがっかりしたよ。タイトルを失った時、燃え尽きてたし、ロードに疲れてることを感じた。家にいたいと思った。戻ってくれって言われても、休みを 要求した。ECWとWWEの計画にはがっかりしてたけど、マリファナ使用の合法性に注目を集めたのは、ちょっと良かったね。俺は謝らなかったって言われた けど、悪いことだとは思ってないもん。マイケル・フェルプス（水泳選手ね）だって、そうじゃない？　化学療法を受けてた俺のワイフも、政府が容認して医学 的にマリファナを使った。何十年も禁止してたのにだよ。アルコールやタバコで死ぬ人はいても、マリファナはゼロさ。俺は合法化の運動を推進するね。
　ランディ・オートンに負けて去ったことになってるけど、ランディはいいやつだよ。この業界で生まれ育ったけど、第3世代ってことに頼ってるだけじゃな く、ハードに頑張ってる。そして、まさしくWWEの製品さ。俺への勝利が、いい勢いを与えたと思う。それがビジネスってもんさ。
　ロイヤルランブルの復帰は、ポジティブなエネルギーで満たされた。みんなに会えたのが嬉しかったし、すごいRVDを見せられたのは良かったね。ワイフも いて、元気な姿だったのを、みんなが喜んでくれた。ワイフと俺は、お互いにかけがえのない存在で、6ヶ月の癌治療を終えて、完治して、俺たちは生活を最高 にエンジョイしてるよ。
　フルタイムの復帰を要求されることが多くなったけど、まだその気はないけど、嬉しいね。ますます独自性を強めていくつもりだし、WWEから声がかからな い他のレスラーと違って、俺の価値を知ってるさ。何千もの観客の前でやるショーを懐かしくは思ってるけど、まだ家での生活が大事だ。19年間も、ノンス トップでやってきたんだからね。TNA、WWE、ありとあらゆる団体が接触してきてるけどね。
　RVD・TVは、WWEを辞めた後のロスでの俺のクレージーなセレブたちとの生活や、トレーニングや、無作為の私生活を放送してるんだ。今度のフランスでのレスリングの試合なんかにもカメラを持ってって、撮影するつもりだよ。
　WWEでの俺のベスト・マッチは……エディ・ゲレロ、クリスチャン、ジェフ・ハーディ、テスト、ボブ・ホーリーなんかともいい試合をしたけど、ワン・ナ イト・スタンドでシーナを負かしたことかな。WWE以外じゃ、ジェリー・リンとの試合だ。ホットなディーバは……トリッシュ、アシュリー、キャンディス、 ケリー・ケリー、メリーナ……沢山過ぎて上げられないね。いつも新しくなるからね」