Raw is DolieブッカーT01

【本日のCafe de Rene　2006.08.24】

ブッカーTは、Silver Vision.comで語る。
「子供の頃からレスリングは好きだったが、ショーに行ったのは2、3回くらいかな。ジャンクヤード・ドッグや、ザ・ディビアス、ハクソー・ジム・デュガンなんかが好きだった。将来レスラーになるなんて、考えてもいなかったぜ、Sucka！。
　25歳の時、将来どうするか悩んでた。兄貴がレスリングをやりたがって、一緒にレスリング・スクールに行こうって言ったんだ。俺が働いてたところの男が、スポンサーになってくれた。俺が一所懸命働くし、何かやれると思ってくれたんだろな、1000ドル、与えてくれたんだ。やってみると、これこそ俺のいたところだって思ったよ。もちろん、やったことはなかったけど、デジャビュみたいなもんだ。それまではボクシングをやろうとしてたんだけど、レスリングに出会って、そっちに移ったぜ、Sucka！。
　スコット・ケイシーが俺の師匠で、すごく的確に道を示してくれた。美味しい話だけを聞かせれて、間違ったやり方を学ぶ連中も多いが、スコットは庇護してくれて、夢物語じゃない厳しさも語ってくれた。苦しい練習、沢山の障害、人種差別を乗り越えていかなきゃならない、一両日でスターになれるもんじゃないってね。
　25歳の誕生日に、WWEに7年間いたダスティ・ウルフとレスリングしたんだ。ベテランだったんで、彼の言葉をよく聞こうとした。おかげで、今までにやったことがない良い試合をさせてもらった。俺は満足したんだけど、スクールのオーナーは満足してなかった。けど、ジョー・ブランチャードが脇に俺を呼んで、青二才にしちゃすごくいい試合だった、オーナーの言うことに耳を傾けなくていい、このまま続けろって、言ってくれたんだ、Sucka！
　初のタイトルは、グローバル・レスリング・フェデレイションで、兄貴と組んだタッグ・タイトルだった。キャリアの中でも最高の一つさ。家族がみんな見に来てくれた。100人ほどの観客の前でやってたのが、3000人の前でやれるようになってたんだからな。WCWやWWEでもやれると思ってたし、グローバルはESPNで流れてたんで、チャンスがあると思ってた。2年後に、WCWのシッド・ビシャスから連絡があったんだぜ、Sucka！。
　グローバルじゃシングルもやって、トレーナーが思いついたGIブロって名前でやった。グローバルは小さな団体で、楽しみながらやってたが、WCWは大きな組織でビジネスだった。それに適応してきゃなきゃならなかったけどな。94年にタッグ・タイトルを獲ったが、センセイショナル・シェリーのおかげもあって、スターダムにのし上がった。俺たちゃこのために頑張ってきたし、やれるって見せられたんだ。スタイナー兄弟と長い間タイトル抗争をしたが、二人とは大親友になったよ。97年に兄貴が怪我をしたんで、シングルに転向したが、俺はずっとシングルでやることを待ち望んでたんだ。シングルでも上手くやれるって見せたいと思ってた。クリス・ベノアとの7番勝負で、誰も俺の能力を疑わなくなったぜ。
　WWEが業界を独占するとは、考えてもみなかった。けど、俺はビジネス的なことや駆け引きには無縁だったからな。リングに出て仕事をする、それが俺の役割だと思ってた。まさかWCWがWWEに買われるとは、思ってもみなかったぜ、Sucka！。
　2000年にWCWチャンプになったが、勝ってすごく良い気分だったと同時に、みんなが信頼してくれてるのがわかって、嬉しかったぜ。ファンが俺を受け入れてくれるかどうかっていう疑問も、払拭することができて、疑問を口にするやつらを黙らせることができた。ずっと望んでいたことに到達したのさ、 Sucka！
　ま、シングルとしての成功は兄貴と緊張関係を生んでるが、人生、そういうもんだ。けど、憎しみっていうのは、近親関係だけじゃなくて、外部からも来るからな。最近レスリング・スクールを開いたが、実際は「ブッカーTレスリング・スクール」なんだ。俺が唯一のトレーナーで、水曜日から金曜日、3日間働いてる。1年間やってて、怪我人が一人もいない。スコット・ケイシーが俺に教えてくれたように、正しいことを教えようとしてる。多くの連中が、ただトップロープから飛べりゃいいって考えてる。それじゃだめだ。俺はちゃんとシステムを教えようとしてるのさ、Sucka！。
　2001年にWWEに来て、トップのオースティンと抗争することになったんだが、俺はやつの手を折っちまったんだ。ちょいとした憎しみやヒートが起きたぜ。けど、わざとじゃなかったし、レスリングじゃそういうことは起こりうる。俺たちは解決したぜ。ただ、WWE初めての試合、バフ・バグエルとの試合は、最低のもんだった。俺は箒の柄とさえ試合できると思ってたが、あん時ゃ、そうはいかなかった。バフは準備できてなかった（フォワードとして失格か？！←違うって！）。WCWの多くの連中は、大金を稼いでて、怠け者になってた。バフはいいやつだが、彼もそうだった。けど、WWEの連中は、俺を信じてくれたんだろな、だから、まだここにいるんだぜ、Sucka！
　俺は、WWEじゃチャンスを与えてもらった。WCWの功績にしがみついてるだけじゃなくて、リングで尊敬を勝ち得たかったんだ。インパクトを与えるために来たんだ。リタイアした後で、レスリング殿堂入りできるようなレスラーになりたいのさ。毎夜最高の試合をするってことが、俺を駆り立ててるんだぜ、 Sucka！。
　インベンションのエピソードが上手くいかなかったのは、WCWからの連中に働けるコマがなかったからで、俺とDDPくらいしかいなかったからな。
　レッスルマニアに初めて出て、エッジと抗争したが、WCWのPPVとはまったく違ってた。ビッグなイベントで、レスラーなら誰でも夢見るもんさ。トロントの大観衆の前に出ていった時、やったぜ、と思ったぜ、Sucka！
　ゴールダストは、まったくオフ・ビートなやつだったが、すごく楽しかったし、最高のパートナーの一人だぜ。彼と一緒にやって、俺の別の一面、コミカルな面が見せられた。彼と一緒にやった時も、キャリアのハイライトだぜ、Sucka！
　レッスルマニア19じゃHHHと争って、タイトルを奪うことはできなかった。けど、勝ち負けは重要じゃない。いい試合をしたし、もし勝ってたら、モチベーショが下って、今はやってないかもしれないからな。
　WWEでも、ジョン・シーナとの5番勝負や、ベノアとの7番勝負をやってランディ・オートンを代わりに立てた。WCWの7番勝負とは、意図がまったく違うもんだった。俺の役目は、シーナをビッグに見せることだった。この1年半の俺の仕事が、そうなんだ。ケネディ、ボビー・ラシュリー、ランディ・オートンなんかを、ビッグに見せるようにやってきた。こういった連中を次のレベルに引き上げて、PPVの舞台に立たせるのに、俺は理想的な男だと思ってる。実際、俺が一緒にやってきた連中は、みんな上手くいってるだろ。
　レッスルマニア21じゃ、PPVに出られなくて、バトルロイヤルに出た。レッスルマニアには出ないって話をされた時、みんなが俺が怒るだろうと思ったみたいだったが、俺はちっとも構わなかったね。バトルロイヤルに出ることがわかったし、勝ったんだ。PPVに出ようが出まいが、俺のことを考えてくれてるって、教えてくれたわけだからね。
　シャメールと一緒にやってるのは、楽しいよ。1年半前は引退を考えてたし、シャメールがいなかったら、実際に引退したかもしれん。彼女をずっと家にいさせて、惨めな状態にするのは嫌だったからな。彼女のおかげでマイクも戸惑わないし、快適だ。チャンプでいられるのは、彼女の功績もあるぜ、Sucka！
　ブギーマンもオフ・ビートなやつだけど、まだまだ勉強しなきゃならねえところが沢山ある。俺とPPVを一緒にやれるのは大きな経験だったし、彼を導いてよく見せることができたことで、すごく感謝してた。一所懸命やる男で、必要なことは何でもやる。ミミズさえ、食うんだからな！　将来、期待できるやつさ。
　4年ぶりに復活したキング・オブ・ザ・リングになれたのは、最高だよ。WWEタイトルと同じように、期待してなかったけど転がり込んできたんだ。キャラクターの王様さ。今までのキングで王族になったやつはいなかったし、王冠もローブもキングの音楽も、英国アクセントの英語もなかった。長いことキングでいたいから、ブッカーTにはもう戻らないかもな、Sucka！」

【本日のHHH　2007.03.15】
デトロイト・ニュースからのインタビュー、今度はキング・ブッカー。
「趣味はゴルフだぜ（そういえば、自宅にミニ・コースを作っているのでした）。他にもレスリング・スクールを運営してる。35人の生徒がいて、忙しいぜ。ヒューストンのブッカー・T・レスリング・アカデミーは、毎月独自のショーもやってるんだ。次代のスーパースターを作れるかと思うと、楽しいぜ。生徒はみんな真面目で、俺を尊敬してくれてて、一所懸命やってる。35人の子供を持った気分だぜ。彼らを男にするために、手加減せずにやってるぜ。単にレスリングを教えるだけじゃなく、人生に大切なことや礼儀もしっかり教えてる。
　ドリーム・マッチは、俺はアンドレ・ジャイアントみたいなビッグとやるより、HBKとやってみたいね。やつとは大舞台じゃやったことがないんだ。すごい試合になるって、みんなに見せたいね。
　キャリアで素晴らしかったのは、世界チャンプになったことだな。WCWでもWWEでもなったぜ。みんなが夢見たことを、俺はシックス・タイム、実現したんだからな。最初になった時は最高だった。ファンが俺を受け入れてくれるのか、チャンプとして認めてくれるのか、その疑問の答えが出たんだからな。俺にとっちゃファンの意見が一番大事なんだ。彼らがサポートしてくれたってわかったから、嬉しかったよ。
　試合前には手順があって、いつもそれをやってるよ。準備が大事だ。数時間ストレッチをやって、ウォームアップをやって、精神集中して、レッドブルを飲む。6年間、ずっと同じだね。
　この仕事の最高なのは、たくさんの人たちを喜ばせられることさ。子供たちは、漫画のスーパーヒーローみたいに俺たちを見てくれる。ま、反面、普通に街に出ていって普通に過ごすことはできない。けど、ファンが俺たちを待ってくれてて、サインを求めてきてくれるのを見ると、いいことをしてるんだって思う。給料もまだ貰えてるってわかる。そうじゃなくなったら、心配しなきゃならねえからな。一所懸命やってきて、俺は今、こうなってるのさ」

【本日のHHH　2007.07.16】
ブッカーTはヒューストン・クロニクルで語る。
「クリス・ベノアは俺のいい友人だったんだ。彼は沢山のプレッシャーとストレスに晒されてたんじゃないかな。それが何であれ、耐えられなくなったんだろう。
　レスリング・スクールは長年の夢だったんだ。それが実現できて嬉しいね。生徒たちにはプレッシャーを避ける方法も教えてる。WWEに入れる才能があると思える連中は、準備が出来てると思えたら、紹介することにしてるんだ。でも採用するしないはWWE次第で、保証はないけどね」

【本日のHHH　2007.08.03】
キング・ブッカーはオハイオ.comで語る。
「俺は闘う男だからな、ロウであろうがスマックダウンであろうが、気にしちゃいない。ま、ECWは嫌だった。ECWに移籍になったら、辞めてたかもな。ロウに移ったのは素晴らしいことだと思ってる。自分のやってることを続けるし、ファンが見たがってるものを提供していくつもりさ。シャメールと俺はチームなんだ。ビジネスはビジネス、私生活は私生活だ。お互い仕事の時は、仕事だってわかってる。で、家庭生活には仕事は持ち込まないね。家庭生活はまったく違ってるよ（そりゃ、そーっしょ？）。
　レスリングが俺を変えてくれた。俺はレスラーになるなんて、思ってもいなかった。周りにゃ、誰もレスラーなんていなかったからな。楽しかったからやってたし、金のためじゃなかった。で、契約をもらえ、仕事になって、今続けてるのさ。人生、何が起こるかわからないね。
　もうブッカーTには戻らないと思う。俺はキング・ブッカーだし、みんなもそれを見たがってる。キャラクターはうまくいってるし、これからどうなるか楽しみだね。ロイヤリティでいるってぇのも、いい気分だ」

【本日のHHH　2007.10.17】
ブッカーTとシャメールも、WWEを退団。ブッカーTは自身のページで、「医師の処方以外で、どのような違法な薬も摂取しなかった。謹慎は根拠がないものだ。しかし、休養と今後のことを考えるために、不平を述べる代わりに謹慎を利用することにした。ネット違法薬物販売会社から薬を買ったこともないので、この報道については、弁護士と相談している。また、WWE退団に関する噂や誤解を解いておきたいが、私は長年会社の方針には不満を持っていた。実際にそのために7月に退団を要求している。しかし熟考の結果、自分の情熱とファンを楽しませたいという思いから、WWEにいることにした。しかしやはり働く環境的にうまくいかなかった。非常に厳しい決断をする時だった。精神的、肉体的なことを考えて、私と妻はWWE退団を申し出た。WWEから承認され、我々は友好的に別れた。仕事上ではWWEと訣別したが、レスリングは続けていく。私たちのファンが応援してくれることを期待している」ってな要旨を発表。

【本日のHHH　2007.10.25】
ブッカーTはオーランド・センチネルでWWEを辞めた経緯を語る。
「ネット違法販売者の顧客リストにあるということで、WWEから60日間の謹慎を喰らった時、俺はWWEでは守られてないと感じたんだ。正当な理由もなく謹慎処分になったと思った。自分の評判を守るために、WWEを辞める決心をした。俺はそんなスキャンダルに巻き込まれたことなんてない。レスラーになって以来、ずっと模範的な行動をとってきた。ファンが沢山いるし、沢山の子供たちが俺を尊敬してくれてるんだからね。
　タフなスケジュールで、精神的、肉体的に疲れてたこともある。50歳になった時に歩行器を使うようにはなりたくなかったから、そろそろ辞める時だと思った。
　スマックダウンにいた時は楽しかったよ。誰がチャンピオンだって構わなかったし、気にしてなかった。そしてロウに移されたけど、暗雲立ちこめたって感じだったね。自分がいたい場所じゃないって思った。政治的なことに対処しなきゃだめで、鬱陶しいことが山ほどあった。精神的に良くないと思ったね。
　キングのキャラクターは俺が考えて、みんな俺が作ったんだ。俺のキャラクターを新しくして、ファンも見方が変わって、愛してくれてた。ロウじゃ唯一のキングを巡って、ジェリー・キング・ローラーと争って、それがサマースラムになるってみんなが思って。俺もそうあるべきだと感じてたね。たけど、早くに終わっちまって、HHHとの対戦になった。それがビジネスで、政治的な要素なのさ。俺はプロだから、リングに出てって、俺の役割を果たした。でも何か違うって感じてたね。テープは見てないんだ。仕事はしたけど、心ここにあらずって感じだったからな。
　レスリング団体を始めたのは、若手たちにビジネスの正しいやり方を教えたかったからさ。まだまだ引退はしてないよ」

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