| 【本日のCafe de Rene 2005.01.04】 クリス・ベノアがPoughkeepsie Journalで語っています。 「ホテルからホテルへと移動し、僅かな時間を見つけジムでトレーニングし、毎晩20分から30分のショーに出る。毎日その繰り返し、それがWWEの生活 さ。けど、俺は自分の夢を生きている。すごく恵まれてるしありがたいと思ってるさ。自分のしてることが好きだから、やってるんだ。金のためじゃない。バッ クステージからリングに上がるカーテンを通る時、観客の歓声が聞こえる。リングに出て、観客のために最高のパフォーマンスを見せる。いまだに情熱を感じて る。報われたと思ってるさ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.01.28】 クリス・ベノアはイギリスのスカイ・スポーツで語ったようです。 「クリップラーっていう呼び名は、サブーの首を折ったことから付けられたんだ。イギリスのファンは、レスリングに飢えてるから、アメリカのファンよりも沸 いてくれて俺たちを称賛してくれて嬉しいよ。アメリカのファンは俺たちを見慣れてるからね。イギリスはかなり違ってるところがある。 俺は19年間レスリングをやってて、人生を通してず〜っとファンでもあるんだ。18でハイスクールを出て、レスリングのトレーニングのためにカルガリー に行った。でもウエイト・トレーニングは14歳からやってたんだ。スチュ・ハートのハート道場は特別なものだったよ。俺はレスリングを始める前に18ヶ月 トレーニングした。レスリングを始めるんだったら、いいトレーニング場を見つけることが大切だな。 ロイヤルランブルは、たくさんのレスラーが一度にリングにいる信じられないような試合形式さ。そして、最後まで残らなきゃだめなんだ。去年は俺が勝ったが、29人敵がいるから、常に背中に注意を払っておかなきゃね。混沌として、誰が勝つかはわからないな。 レスリングにはストーリーがあるが、みんな自分を良く見せようと努力してるし、常に進歩しなきゃならない。勝ち負けも、レッスルマニアじゃHHHがタッ プアウトするまで、俺が勝てるとは思ってなかったんだ。痛みは常に感じるし、骨を折ることもあれば、首を怪我して手術しなきゃならないことも起きるんだ。 大きな相手に勝てるのも、アドレナリンが噴出するからだろうな。レッスルマニア20なんか、いい例だよ。家族が見に来ていたが、最高の瞬間だった。友人の エディ・ゲレロもタイトルを獲って、一緒にいたのが嬉しかったよ。 俺は常にレスリングをしていたいから、映画に出ることは考えてないね。レスラーは常に子供たちのお手本になるようにしていないといけないと思う。俺たちはWWEって企業を代表してるんだしね。時間がないから、他のスポーツをする余裕はないよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.01.29】 イギリスのサンに、クリス・ベノアがファンからの質問に答えています。適当に。 「11の時、両親にレスラーになりたいって言ったんだ。親は相手にしなかった。だけど、俺はレスリングにすごく傾倒してて、レスリングだけしか考えてない というのに気がついてくれた。17の時、毎週土曜日に、スチュ・ハート道場でトレーニングするためにカルガリー行きのバスに乗ってたぜ。ポケットにゃ、少 しの金と夢しか詰まってなかった。レスリングをすごくしたかったから、歩いてでも行っただろうな。レスリングこそ、俺自身なのさ。スチュ・ハートがいな かったら、今の俺はなかったと思う。彼が俺を成功に導いてくれたし、大きな影響を与えてくれたんだ。彼は理想的な師で、俺は彼とずいぶんと話したよ。リン グ外での行動、ロッカールームでの態度についても教えてくれたが、それはこのビジネスにとってとても大切なことなんだ。ビジネスに敬意を払ってないやつら が来たら、スチュはかなり痛めつけた。それを見るのは楽しかったね。 子供の頃のアイドルはダイナマイト・キッドだったが、カルガリーで試合をしたことがある。終わった後、彼は俺にレスリング・シューズをくれたよ。すごく 名誉に思って嬉しかった。俺のように、俺に触発されてレスリングを目指してくれる若手が出たら嬉しいよ。だけど、俺がダイナマイト・キッドを崇拝していた ように崇拝することは、ないんじゃないかな。彼は特別だった。今でも最高のレスラーだと思ってる。今でもDVDやビデオを見るたび、初めて見るような感覚 になるんだ。タイガーマスクとの日本での試合は20年以上前のものだけど、きっと今でも観客を最高に沸かせるだろうさ。クリス・ジェリコとも話したんだ が、こういった試合は時を越えるってことで意見が一致してる。3年前まではダイナマイト・キッドと連絡を取ってたんだが、最近はそれが失われてすご〜く残 念だよ。 俺は誰のキャリアも終わらせたくはなかったし、車椅子送りにしたくはない。だけど、サブーの首を折った試合は、どれだけの怪我かは最初は知らなかったん だ。試合後カナダに帰って、すぐにポール・ヘイマンに電話した。『彼は大丈夫なのか、歩けるのか？』って聞いたら、ポールは『立派だったよ。これから君は クリップラーと呼ばれるだろう、俺たちゃすごく金を儲けられると思うぜ』と言っただけだった。ポールはそんな男で、たぶん俺よりもレスリングを愛してるん だろう。彼は色々な連中と問題を持っていたが、俺は彼とはうまくやってたよ。俺はクリップラーの名前が気に入って、WWEでも使いたかったが、WWEでは 凶獣という名前を使うことになったんだ。 WCWでブレット・ハートがオーエン・ハート・トリビューンの試合相手に俺を選んでくれたことは、すごく感激したし嬉しかった。ブレットが『俺のため に、俺の弟のために、俺の家族のためにやってくれ』と言ってくれたことは、俺にとってはすごく意味深い。俺の最高の試合を考えた時、レッスルマニア20は 確かに俺を決定付けた試合だったが、カンサスでのオーエン・ハート・トリビューンはもっと意味があるんだ。俺はブレットとよりもオーエンと親しかったし、 メキシコ、日本、ヨーロッパに一緒に遠征した。彼とはずいぶんと一緒に過ごしたんだ。彼の死は、本当に悲劇だったよ。ブレットはカナダにいて、俺はアトラ ンタにいるから、話をすることはあっても、最近じゃ会ってない。オフは少ないから、家族と一緒に過ごすことが大事だからね。彼が復帰することを望んでるけ ど、その話はしない。友情の外に置いておきたいんだ。ブレットとヴィンス・マクマホン、ブレットとHBK、ブレットとリック・フレアー、ブレットとWWE に問題があるのは知ってる。だけど、友情のためにそれには関わりを持ちたくはない。彼の身体の状態では、レスリング復帰が無理だっていうのは、彼が言って るから知ってるんだ。彼はレスリングとは関わっていたいようだけど、リング復帰はないんじゃないかと思ってる。だけど俺自身は、彼がリングに上がってファ ンに姿を見せてくれることを切に願ってるよ。 WCWは、ベルトを獲る前から辞めたいってずっと思ってたんだ。ネガティブなことばかりで、俺はちっとも幸せじゃなかった。辞めたいってずっと考えてた のは、俺だけじゃなくてたくさんいた。説き伏せられた連中もいたが、最終的に、エディ・ゲレロ、ディーン・マレンコ、ペリー・サターンがそうなった。 WCWのチャンピオンを獲ったことは、むしろ忘れたいことだね。相手に不満があったわけでも、試合内容に不満があったわけでもない。ただ、俺の一番嫌だっ た時期のことだからだ。WCWのタイトルを持ってたことなんか、俺のキャリアじゃまったく意味がない。仕事をしていてもみじめで、不幸せで、家でもそれを 引きずってんだったら、辞めた方がはるかにいいだろ？ WWEに来てカート・アングルと対戦するようになったが、アスリートとしての彼をすごく尊敬してるよ。俺にしたら、彼は人間じゃないね。首を折ってオリ ンピックの金メダルを獲るなんて、誰ができることだい？彼はWWEにとってのマイケル・ジョーダンだ。ロイヤルランブル2003の試合は、観客がスタン ディング・オベイションをしてくれた。だけど、レスリングとしては、2002年のアンフォーギブンがいい試合だったと思ってるんだ。 去年のロイヤルランブルで最後まで残って、ベルト挑戦者になったのは、すごく嬉しかったよ。すごく疲れ果ててたが、スティーブ・オースティンに呼び出さ れてビールで乾杯だ。3つビールを空けただけで、酔っぱらっちまったぜ。大変な試合だったが、HHHとのアイアンマン・マッチの方が、もっと大変だったか な。アイアンマン・マッチは1対1で、たくさんのことが要求されるんだ。対してロイヤルランブルは、対戦相手がたくさんいるからな。 レッスルマニア20でチャンピオン・ベルトを獲ったことは、今までの否定的な評判に対しての反論になったと思う。俺が大きくなくて、才能がなくて、政治 能力がなくて不器用だって言ってた連中に対する反論になったと思う。俺自身、自分を疑うことがなかったんだ。もし疑いを持ってたら、今の位置にはいなかっ た。大きさは問題じゃない。どれだけ情熱を持ってるか、どれだけやる気があるかってことが大事だ。レイ・ミステリオの例でもわかるだろう？ レッスルマニア20じゃ、エディ・ゲレロとともに祝えたが、彼と長い間一緒にやってきたから、すごく感激したよ。エディの紆余曲折の人生は有名だが、俺 は一緒に過ごしてきたんだ。一緒に笑い、泣きわめいた。一緒にすべてのことをやってきた。兄弟みたいなもんなんだ。多くの問題を抱えてて、彼がもう生きら れないんじゃないかって心配していた時があった。ある日電話があって、エディの死を告げられるんじゃないかとさえ、恐れてたんだ。多くの障害を乗り越えて WWEに復帰した時はとても誇らしかったし、ノーウエイ・アウトで彼がタイトルを獲った時は、自分のことのように嬉しかったよ。 最近、カナダ出身じゃなくてアトランタ出身ってWWEでアナウンスされることについては、ヴィンス・マクマホンと話したんだが、会社の方針だっていうこ とだった。俺がソールドアウトしたって文句を言うやつもいるが、彼らが俺の家族を養ってくれてるわけじゃない。WWEで生計を立てて、家族を養ってるん だ。俺はエドモントン出身だし、今は実際にアトランタに住んで生活をしてる。だから、問題はないね。 今でもインディのビデオを始めとして、世界中のあらゆるレスリングを見てるよ。レスリングは芸術だからな。ブライアン・ダニエルソンが次代のベノアと言 われていることも知ってる。彼のレスリングが好きだし、すごく才能があると思う。インディで彼がやってることは、俺やエディ、ディーン・マレンコ、ウイリ アム・リーガルがやってきたことで、レスリングにとって正しい道だと思ってる。いつの日が、彼がブレイクするだろうと期待してるんだ。デイブ・ボーイ・ス ミスの息子のハリーも日本で活躍してるが、彼も才能があって注目株だぜ。 レッスルマニア21じゃ、エディ・ゲレロと闘えたらすごく名誉なことだし、カート・アングルやクリス・ジェリコ、HBKともやってみたい。だけど、まずはHHHからタイトルを取り戻したいね」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.02.09】 クリス・ベノアの日本対する感想、WWE.comよりかいつまんで。 「俺は19の時に日本に来て、1年間を日本人レスラーとのトレーニングに費やしたんだ。彼らによって技術を磨かれたし、大勢の日本人ファンの前でやった。 ここは俺の第二の故郷さ。来るたびに違った経験ができる。だが日本人のファンの前でやることは、俺にとってはいつも名誉なことだよ。ここでたくさんいい試 合をしたし、いい経験をした。日本のファンは忠実で熱心だ。1年前に来た時も、クリス・ジェリコとやったんだ。俺たちは同じバックグランドだ。日本でやっ て、メキシコでやって、ヨーロッパでやった。つながりも深いし、タッグチーム・チャンピオンになったんだからね。ジェリコは強いが、俺もそうさ。日本でサ ブミッション・マッチができたのが嬉しいよ。何たって、日本のレスリングはサブミッションを大切にして継承してるからね。ファンも喜んでくれたと思って る。これからもジェリコと試合をして、どうなっていくかみてみたいよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.03.18】 5月30日にカナダ・カルガリーでロウ開催予定。クリス・ベノアとバティスタがプロモート。 クリス・ベノアは「カルガリーでレスリングするというのは、いつもすごく名誉なことに思うし、嬉しいよ。この地で俺はレスリングを始め、この地に俺の心が ある。19年間世界中でレスリングを続けられてることが幸せだし、どこに行こうと、この地は最高でここでスタートしたことを誇りに思ってる。最高のショー を見せたいと思ってるし、ファンのサポートに感謝してるよ。世界最高のレスリング・ファンは、この西カナダの地にいる。スチュ・ハートの道場で訓練した が、彼は最高の男で、俺がここまで来たのは彼のおかげだと思ってるよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.07.14】 クリス・ベノアはLive Audio Wrestlingに登場。こんなことを喋ったとか。適当ですが。 「ブロック・レスナーが帰ってくるのは、会社にとってだけじゃなくて、ロッカー・ルーム、ファンにとっても、ずっと話題になってたから興味深いことだね。 彼が辞めたのにはがっかりしなかったけど、辞め方には失望したよ。だけど、レスリング外で人の人生の問題をとやかく言うことはできない。何があったのかわ からないんだから。ブロックはその答えを言う必要があるだろうけど、俺は彼の復帰が楽しみさ。 ECWのPPVは良かったよ。懐かしい顔にたくさん会えたからね。いろんな思い出がよみがえると同時に、ファンのエネルギーに圧倒された。このまま独立してやれたらいいと思うよ。1年に1回とかのペースでね。 首の状態は心配ない。PPVじゃ身体に痛みや怪我はあったけど、いつものことさ。リングにいるのを楽しんでる。動きに制限はないよ。ただ、以前はドラゴ ン・スープレックスをよくやってたけど、首のことを考えて最近は減らしてる。ヤングブラッド先生の手術を受けて、良かったと思ってる。カート・アングルの 手術と比較されるけど、カートはカートだ。それぞれの症状だからね。 スマックダウンへの移籍は、月曜日に言われた。驚いたよ。WCWでやってたようなことを、またブッカーTとやりたいと思ってる。彼ともその話をしたんだ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.07.28】 クリス・ベノアはNews 8に登場したようですね。 「リングにいる時間を愛してるぜ。家族と過ごしてる時間より、WWEの連中といる時間の方が長いだろうな。この夏は息子のデビッドがロードに付いてきてる んだ。俺が彼くらいの年、11歳の時、ダイナマイト・キッドを見た。その時、リングでやりたいと思っただけじゃなく、彼みたいになりたいって思ったんだ。 彼が今車椅子状態だってぇのは知ってる。年をとったら、俺にも問題が出てくるだろう。けど、気にしてないよ。俺は自分がやりたいこと、愛してることをやっ てきたんだ。犠牲はつきものさ。もちろん、傷だらけだぜ。首の手術を受けた時、ドクターは首の後ろに傷が残るだろう、もし気になるようだったら、形成手術 を受けたらいいと言った。俺は「後ろの傷が気になるって？ 俺の顔を見てくださいよ、俺の歯を見てくださいよ」って笑ったよ。明日にはキャリアが終わるか もしれねえ。あるいは、来年かもしれねえ。だけど俺は、リングにいる時間すべて、自分の夢を生きてるんだって思ってるよ。レスラーを目指す連中には、夢を 決して諦めるな、おまえにゃできないって言うやつに耳を貸すなと言いたいね」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.12.15】 クリス・ベノアもニュージーランドのNZPWIで語っています。適当にかいつまむと、 「スマックダウンに移って楽しんでるよ。また違った対戦相手とできる。ブッカーTやJBLとの新たな抗争も始まったからな。ブッカーTとは、以前にも7対 決シリーズをしたけど、楽しみにしてるんだ。ファンに語り継がれるような試合をしたいぜ。プレッシャーを感じるよりも挑戦だと思ってる。色んなタイプの連 中と試合できるのが楽しいよ。 キャリアで最高なのは、レッスルマニア20のHHHとHBKと対戦した試合だな。対戦したい過去のレスラーは、元祖タイガーマスク、バディ・ロジャー ス、全盛期のパット・パターソンだ。だけど過去のレスラーたちは、みんな道を開いて築いてくれた。俺たちはそれを継承していかなきゃならないと思ってる。 俺はどの対戦相手との試合も楽しんでるんだ。敢えてあげるなら、HHH、クリス・ジェリコ、ブッカーT、ブレット・ハートやリック・フレアーなんかとはい い雰囲気で試合が作れるし、世界中のレスラーからだったら、獣神サンダーライガーやディブ・フィンレイ、ネグロ・カサスなんかの名前を上げられる。けど、 誰とリングインしてもチャレンジだと思って楽しんでやってるぜ。 世界中でレスリングできたことが、すごく幸運だと思ってる。すべての試合が、今の俺を作ってくれた。それぞれの地域で独自のスタイルがあったんだ。ドイ ツでもヨーロッパ・スタイルを学んだし、日本では厳しい日本スタイルを学んだ。メキシコでも違ったスタイルがあった。ECWでもそうさ。ECWじゃハード コアが知られてるけど、俺やエディ・ゲレロ、ディーン・マレンコは、レスリングを見せてたさ。色んなタイプの試合があったんだぜ。 「凶獣ベノア（だったっけ？ ウルバリンの訳は？）」のニックネームは、JRがTVで叫んだことから来てると思う。俺は大きくはないけど、激しい攻撃性と執着心を見せてた。それが凶獣という名を呼び起こさせたんだろうな。X-メンとは関係ないと思うぜ。 エディ・ゲレロとは、長い時間を過ごしたから、沢山の思い出がある。葬儀の後ヨーロッパ・ツアーに行って、家に帰ってきた時、ワイフが日記をくれたん だ。で、エディへの手紙を書いた。沢山思い出があって、語ることがいっぱいあった。書き終えた時、彼の家族の誰かが読みたいと言ってくれたら、あげたいと 思ってる。 レッスルマニア20は、確かに俺たちの関係を象徴してた出来事だった。エディと俺は一緒のリングに立っていて、彼の顔は誇りで輝いてた。「やったぜ、ク リス、俺たちはやったんだ、やったぜ、あんたはやったんだぜ！」って叫んでたエディを、生涯忘れることはないだろう。エディはいつも俺を励ましてくれて、 ポジティブにしてくれて、間違った方向に行きかけた時に正してくれた。いつも俺のためにそばにいて、光を与えてくれたんだ……。彼との関係は、兄弟みたい だったねと言われるけど、それ以上だった。……どう表現したらいいのか、わからない。ほんとに心から彼を愛してた。俺の人生で特別な人間だったし、大きな 影響を与えてくれたし、今俺がいるのも大部分は彼のおかげだ。今の俺の大部分を占めてるんだ。 彼はほんとに最高の心を持った男だったよ。ウィニペグのハウスショーの時、酔ったファンがエディにビールをぶっかけた。エディは怒ってファンを平手打ち したんだが、リングに戻ったエディは、すっかりしょげて打ちひしがれていた。「どうしたんだ？」って聞いたら、「あんなことをすべきじゃなかった。あんな つもりじゃなかったんだ」って猛反省してた。「やつはおまえにビールをぶっかけたんだぜ、当然の権利だ」って俺は言ったけど、エディはすごく後悔してしょ げてたんだ。そんな男で、誰の感情も傷つけたくないと思ってた。みんなに気持ち良くいてもらいたいと思ってた。最高に親切な男で、みんなを受け入れて、意 図して誰も傷つけようとはしなかった。そんな男だったさ……。 ニュージーランドは初めてだから、ツアーを楽しみにしてる。ファンも楽しみにしてほしい。WWEにはすべてがあるからね。ディーバ、テクニックのあるレスラー、ハードコアのレスラー、ハイフライのレスラー、でっかいレスラー、みんなが揃ってるんだ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2006.03.17】 クリス・ベノアは ラジオのThe Rock in Kansas Cityに電話で登場し、「レスリングは昔とずいぶん変わったよ。昔は下衆野郎もいたけど、今は誰とでも上手くやってるよ。スティーブ・オースティンは、 たぶんもうリングで試合はしないろうけど、特別に顔を出すこともあるんじゃない」と語ったとか。 |
| 【本日のCafe de Rene 2006.04.01】
「エディは俺にとって兄弟同然さ。殿堂入り式じゃ、ぜったい泣いちまうだろうな。先週ロッカーで、何人かのレスラーと、すごい辛いことだなって話してたん だ。エディの死は、やっぱり大きいよ。WWEで多くの友人ができたし、絆ができたが、エディとの友情はそれをはるかに超えてた。亡くなる前、エディはアル コール中毒や痛み止め中毒、他の様々な問題を抱えて落ち込んでいく連中の指導をし、助けようとしていたんだ。エディはそんな男さ。彼自身、どん底から立ち 直ってた経験を持ってたからね。 ブレット・ハートも、立派なキャリアがあったけど、WWEとあんな方法で切れてしまった。その彼が帰ってきてレスリング殿堂入りするのは、彼を支えてき た多くのファンのためにも当然さ。あと、いつの日か、オーエン・ハートがレスリング殿堂入りしてくれたらいいと思うよ」 |
|
【本日のCafe de Rene 2006.05.17】 あらま、クリス・ベノアはまだWWEと再契約していないのですね……イギリス・サンより。「エディ・ゲレロの死がストーリーに絡むことに関しちゃ、それぞれの人に意見があるだろう。怒ってるファンもいれば、OKだと思うファンもいる。俺はみん なの話を聞いて、意見を尊重してる。レッスルマニアの俺とJBLの試合についても、JBLがエディをからかうムーブを見せたが、意見を聞きたいと思ってる けど、俺自身は満足してるよ。俺はエディが絡んだストーリーは、構わないと思ってるんだ。 エディをレスリング殿堂入り式で紹介した時は、すごく辛かったけど、感動したし、終わってみたらある種の救済を感じたんだ。エディとロードでずっと一緒 だったから、今でも彼が恋しい。でも、レスリング殿堂式の手伝いをすることで心が癒されたし、気持ちが回復する助けになった。俺にとっちゃ、ある種のセラ ピーだった。みんながそうなってくれたらいいと思ってる。俺自身が辛かったんだから、彼の妻のビッキーや、彼の娘さんたちなんか、想像できないほど辛かっ たと思うからね。 レイ・ミステリオがレッスルマニアでタイトルを獲ったのは、すごく嬉しかった。芸術的な試合だったよ。俺はスマックダウンのメンバーで、彼らとはずっと 一緒にロードしてたから、あんな試合を見られたのは最高だったさ。レイを初めて見たのは95年の日本だったけど、その時のことを思い出したよ。あの時は、 まさかWWEのタイトルを獲るとは、思ってもいなかったけどね。彼はみんなが間違ってると証明したんだ。一番小さいレスラーかもしれないけど、間違いなく トップに君臨してるさ。彼がロッカーに戻って来た時、「おまえの才能だし、今までリングでやってきた結果だ」って祝福したんだ。駆け引きで得たんじゃな い、レスラーとしてファンを楽しませてきたからなんだ。 昔は技術がなくてもやれてたけど、今はファンはすごく良く知ってる。技術がなきゃ、やっていけない。いいアイデアがあったり、面白いギミックをやることはできるかもしれないけど、ちゃんとできなきゃ、やっていけないのさ。 レッスルマニアは、すごく楽しめたよ。俺のJBLとの試合も、満足はしてるけど、もっと時間が欲しかったな。俺にとって大事なことは俺のレスリングをすることで、もう少しやっていたかった。 WWEとはまだ再契約をしていない。まだまだ達成したいことが沢山あるんだ。タイトルも獲りたいし、ロウでHHHやHBKと対戦したい。リングに入るこ とが好きだし、また違った相手とすごい試合を見せたいね。将来がどうなるかわからないけど、今は満足してるし、ファンを楽しませるためにできる限り続けて いきたいと思ってるんだ。 俺が引退しても、若いいい連中が沢山いるよ。才能はあるけど、まだ自信が持てないだけさ。頑張って、WWEのリングでそれを証明してほしいだけだ。 OVWじゃ元気に活躍してるのに、WWEのリングに来ると途端に縮こまっちゃう。でも、ガーナー・スコットは、ブレント・オールブライトって名前で活躍し て、すでに頭角を現し始めてる。ハリー・スミスも加わった。彼はWWEの未来に大きな役割を担うようになるだろう。彼については良く知ってるからね。恵ま れた才能を持ってるし、日本で見た時は最高だった。期待してるんだ」 |
|
【本日のHHH 2007.03.31】 |