| 【本日のHHH 2004.02.15】 ロイヤルランブルの優勝はクリス・ベノア。WWE.comで、彼が語っています。 「タフだったよ。今までの経験の中でも、かなりタフなうちに入るだろうな。スマックダウンの連中は、闘ったことがあるから勝手はわかってた。けどロウの連中は、ランディ・オートンみたいに知らない相手が多かったからな。挑戦のしがいがあったぜ。そりゃ、前もってハードにトレーニングはしてたし、いつもベストコンディションでいようとしてた。だがこういった試合は、あらかじめ準備できるもんじゃねえ。予想のできねえことも起こるから、ほんとにベストを尽くすだけだったんだ。ま、準備っていやあ、95年のショーン・マイケルズの試合を何度も見たことくれえかな。すごいなと思ったよ。とにかく一所懸命やって、前向きに、楽観的に考えるようにした。おかげで、俺もすげえことができたんだ。今の気持ちは、喋りようがねえな。毎日起こるって事件じゃねえんだ。長年の夢が実現したわけなんだし。18年間やってて、子供の頃から持ってた夢がようやくかなった。このままずっとポジティブにやって、レッスルマニアじゃベストを尽くすぜ」 |
| 【本日のHHH 2004.02.28】 WWE.Byte thisのゲストは、クリス・ベノアでした。 「レッスルマニアに向けて、トレーニングに集中してるぜ。何しろMSGでの開催だからな。4月のPPVも、カナダのエドモントンだ。エドモントンじゃ初めてのPPVだし、ソルドアウトは間違いないんじゃないか。ファンは大声援を贈ってくれるから、楽しみだよ。エディ・ゲレロがトップになり始めて、レスリングでテクニック重視に変わってきてるのは、嬉しいことだよ。俺は子供の頃から、レスリングのテクニック的なところに魅せられてきたからな。彼がチャンピオンになるのは嬉しいぜ。何しろ、日本で彼とはずいぶん長い間やって来たし、アメリカでもやってきた。今の俺があるのは、彼のおかげでもあるのさ。ロウがメキシコでやるのも、楽しみなんだ。ペガサス・キッドとして、あそこでもやってきたからな。ファンも熱狂的だよ。俺たちは学ぶってことをやめちゃいけない。リングにいるすべての時間が、学ぶ機会だ。失敗から学ばなきゃならんし、すべてのレスラーから学ばなきゃならん。俺も、そんな大きな輪の中の一つで、俺とリングに入るやつも、俺から何か学んで、またつながっていくんだと思う。みんながお互い、学びあってるのさ。ディーン・マレンコがまだ現役だったら、俺やエディの成功を喜んでくれてると思うぜ。俺はディーンからクロス・フェイスを教わったし、お互い助け合ってきたからな。そりゃ、レッスルマニアでタイトルを獲れたら、すごいことだし最高だと思う。けど、世界中のどの街でやることも、一瞬一瞬のことだから、最高なことなのさ。首の状態は大丈夫だよ。最高の手術を受けたからな。ロイヤルランブルで闘っても、心配なかった。勝利者としてリングから去ることができて、すごく興奮したね。スマックダウンからロウに移ったが、闘う相手が違ってきて楽しいよ。トップのHHHに挑戦できるのが嬉しい。チャンピオンになることが、ゴールの一つだったし、ずっと追い求めてきたことだからな」 |
| 【本日のHHH 2004.04.04】 レッスルマニア20で、ついにクリス・ベノアがWWEチャンピオンになりましたね！！ 翌日のFox and Friends morning showで、喜びを語ったようです。 「かなり疲れてるよ。そりゃ、一人を相手に闘うのも大変なのに、すごい相手2人と闘ったんだからな。けど、18年間ハードにやってきて、夢がかなった。勝つことを確信して闘ってたさ。WCWじゃ、タイトルを獲得したけど、バックステージの政治的な要素でほされちまってた。そこに、ヴィンス・マクマホンがオファーをしてくれた。今じゃ、レスリングは20年前とはずっと変わってる。体格の大きなやつだけじゃなくて、俺みたいなアスリートが活躍できる場だ。これからも頑張るさ」犠牲にしていた（？）奥さんのナンシーさん、子供たちもTV収録後に登場し、父親を誇らしげに祝ったようです。 カルガリー・サンでも、喜びを語っています。 「感動した。今までのことが頭をよぎったよ。スチュ・ハート道場でトレーニングしたこと、エドモントンでの最初の試合、日本、メキシコ、ヨーロッパに遠征してた頃、WCW、ECW、WWEでの日々が、走馬燈のように浮かんだね。これからず〜っと、100年後のレッスルマニア120になったって、クリス・ベノアはMSGでHHHをタップアウトさせてタイトルを奪った、って言われるんだ。言葉には言い尽くせない感動だよ。エドモントンでのショーも楽しみだ。スチュ・ハートが亡くなってから初めてのショーになる。素晴らしいものになると思うよ。スチュとともにいた人たちにも、何か心からの言葉を告げたいと思ってるんだ。俺はスチュのダンジョンからすべてを始めたんだって、誇りを持って言いたい。スチュの意思を受け継いで頑張ってる連中とも話したい。俺はWWEの中の手本にもなりたいんだ。色んな経験をした中じゃ、タイトルを持ってたって、ちっともプロじゃなかったやつらもいたし、俺が考えてる理想とはかけ離れた連中もいた。俺は、自分のやってきたこと、ここまで辿り着いたことに誇りを持ってる。今は、タイトル保持者として、チャンピオンの手本を示したいって思ってるんだよ」 |
| 【本日のHHH 2004.04.08】 クリス・ベノアのホームタウンがアトランタとなっていた問題は、カナダのファンにとっては大きなことだったようです。ベノア自身が、TSNカナダで語っています。 「どうやらWWEが俺の出身をアトランタ、ジョージアと発表しちまったことが、大きな誤解だったようだな。確かに俺は今、アトランタに住んでる。アメリカで仕事を始めた時、WCWの本拠地だったアトランタに色んなものを移し、グリーンカードを取得したんだ。子供3人のうちの長男のデビッドは、エドモントンで生まれたが、ミーガンとダニエルはアトランタで生まれ、それ以来、今もそこに住んでる。けど、俺はエドモントンが出身地だと思ってるし、アトランタに住んでることで、それが損なわれるってことはねえぜ。両親は今もいるし、親戚だっているし、俺も将来はエドモントンで余生を送るって考えてるんだ。ただ、仕事の関係で友人たちも親戚も、あちこちに引っ越してる。それが今の世の中ってもんだろ。いい仕事を得るために引っ越すのは仕方がねえことだ。俺が今アトランタに住んでるって発表されたって、エドモントン出身であることに変わりはねえし、そのことに誇りを持ってるぜ。レッスルマニア20でタイトルに挑戦した時、俺はどうしてもタイトルが欲しかった。エドモントンでショーが行われることを知ってたから、チャンピオンとして帰って、リングの中央でベルトを掲げて、支援してくれてたファンに感謝したかったのさ。すべてはエドモントンから始まったんだ。今の俺を作ってくれたのは、エドモントンのファンだ。帰って、みんなに感謝の気持ちを伝えたいのさ」 この問題に関しては、ファンからの抗議に対しヴィンス・マクマホンが、「クリス・ベノアがカナダからやってきて、今までの功績を上げたことは、すごく評価してるのよん。ただ、ベノアは今アトランタに住んでるから、正確に伝えるために、アトランタ出身ってやっちゃっただけだったのよん」と言い訳をしたようです。ベノアのコメントは「どこに住んでいようが、俺はエドモントン出身に変わりはねえし、誇りを持ってるぜ。チャンピオンとしてエドモントンに帰ることを楽しみにしてるんだ」ということです。 そのベノア、トロントのラジオ・モーニングショーに出演しました。 「レッスルマニアでの勝利は信じられなかったし、まるでスローモーションのように、今までのことが脳裏をよぎったぜ。俺のホームタウンがアトランタに変えられたことは、96年からそこに住んでるから、会社側が正確を期するためにそうしちまったんだろうと思う。けど、俺の心はエドモントンにあるし、家族も住んでるから、引退後はエドモントンに戻るつもりだ。どう発表されようが、俺の心は変わらないから、構わねえよ。バックラッシュでもタイトルは防衛するつもりだ。レッスルマニアの前に、タイトルを絶対に獲ると思って、実行したんだからな。次のPPVの防衛も、確信を持ってるぜ」 ブロック・レスナーの離脱について、ベノアは「誰でも自分の考えがあるし、俺は彼の成功を祈ってる。人生は一度っきりなんだし、夢を追いかけないとな。ただ、彼はまた帰ってくるだろうさ」ということです。ブレット・ハートの復帰については「俺は10代の頃から彼のファンだった。彼の復帰を見たいよ。カナダのファンだけじゃなくて、レスリングのファンはみんな、同じ気持ちだろう。ただ、リングで活躍する姿は無理かもしれないな。もう一度姿を現して、ファンに挨拶してくれたら嬉しい」 |
| 【本日のHHH 2004.04.26】 チャンピオンとしてエドモントンに凱旋したクリス・ベノア、すごい人気だったようです。 「ここの空港は町中から離れてるから、そんなにたくさんの人がくるとは思ってなかったんだ。それなのに、すごい人出で、みんなに祝ってもらえて嬉しかったぜ。ここですべてが始まったんだ。その故郷にチャンピオンとして帰ってこられたんだから、こんなに感激したことはないな」 |
| 【本日のHHH 2004.05.03】 クリス・ベノアはカルガリー・サンの質問に答えたようです。適当に。 「土曜の夜にショーがなかったから、家族と過ごすな。家族と過ごす時間は大切な時さ。 学生時代は、今と同じように無口で静かだったよ。スポーツが好きで、レスリングの大ファンだった。 今持ってる物資的に大切な物？ 大抵の物は買えることができるし、俺は物に執着しないから、別にないな。WWEベルトは、どんな服装だろうが着用するし、誇りに思ってる。家族が大切だし、家族がいるから闘えるんだ。 俺の性格の欠点は、ちょっと内向的なところかな。自分の周りに壁を作っちまう。だから俺と同じようなタイプの人間とのコミニュケーションがしにくい。それほどじゃなかったらいいのに、と思うよ。 今までに買った無駄な物？ すごいリストができるぜ。ガレージに明かりを付けようと思って買ったんだが、まだ箱に入ったまんまだ。そんなものが家の中じゃたくさんある。 今までに受けた一番の助言は、自分自身に誠実であれってことだ。自分に誠実だからこそ、他人に誠実であれる。自分に忠実であることが一番大切だと思う。人間の特性で一番大切なのは、正直ってことだと思う。周りの連中がみんな正直だって、俺は信じたいね。 俺の専門料理？ バーベキューが好きだ。チキンからステーキ、魚、何でもするぜ。テレビはあんまりみない。見てる番組は、Nickelodeon、 PBS kids、Dora the Explorerみたいなのだ。子供たちが寝入る頃には、俺はすごく疲れてるから、ワイフと一緒にゆったりとした時間を過ごす。そんな時、座ってTVを見るくらいだ。健康によくない食べ物で好きなのは、ピザくらいかな。フライド・チキンみたいなジャンク・フードは食べないし、チョコレートやキャンディなんかも、そんなに好きじゃないな。休みの日は、別にどこに行きたいっていう希望はない。家族と一緒にいられたら、どこだっていいさ。映画じゃ、クリント・イーストウッドの映画が好きだ。彼の大ファンさ。 WWEで一番ホットなディーバは誰だと思うかって？ みんなホットさ。比べることはできないよ。HHHとレイ・ミステリオのどっちがすごいかって、言えるかい？ 大きさもまったく違うし、レスリング・スタイルも違う。HHHはウェストコースト・ホップができないだろうし、レイはHHHのような闘いはできないだろう。そんなもんで、比べられないよ。 今まで見たコンサートで一番だったのは、Rushかな。エドモントンで、10代の頃だ。今でもRushの大ファンさ。 レスラーになってなかったら、何になってたかなんて、考えることもできないな。 俺のペット？ ハハハ、ワイフかな。俺はしょっちゅう旅行してるし、できる限り家族を連れて行こうと思ってる。犬を飼ったりすることは難しい。犬小屋に閉じ込めておくのは、飼い方として正しくないと思うし、2週間もほっておくことはできないだろう。 最良の年は、子供が産まれた3回の年だ。どれが一番かとは言えないよ。 カラオケはしないよ。無理矢理させようとしたら、う〜〜〜んと大金を積んでくれ。やったことはある。何を歌ったか覚えてないね。日本で終わっちまったさ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.06.11】 WWE.byte thisのゲストは、クリス・ベノアでした。適当に。 「ケインとのPPVが楽しみだぜ。ああいったでかいやつと戦うのは、挑戦のしがいがあるさ。最初にでかいやつとやったのは、日本でのトンガ戦だったけど、でかさをほんとに感じたぜ。力も強いからな。もしかしてタッグ戦もあるかもしれない。1晩で2試合することになるかもな。けど、日本のJカップで、1晩に3試合したんだ。レスリングをする機会を、どれも楽しんでるさ。どの試合も勉強になる。ファンには最高のものを見せたいね。 WWEに入った時は、俺のサイズじゃチャンピオンは無理だって言われてた。けど、スチュの道場でだって、同じようなことを言われたんだ。そいつらが間違ってるって証明することが、俺を奮い立たせてくれたさ。ネガティブなものをポジティブに変えて、ずっとやってきたのさ。エディ・ゲレロだって、おんなじだった。俺はずいぶん長いあいだ彼とやってきて、レッスルマニアでは二人ともタイトルを掴んで抱き合った。最高のイベントでできたんだから、信じられない気持ちだったよ。ロウとスマックダウン間の試合ができたら、もう一度、彼とはやりたいね。 エディ、ディーン・マレンコ、ペリー・サターン、俺がWCWを去った経緯は、色んなところで語ってきたし、DVDにも収録されてる。俺はレスリングするのが大好きだったが、WCWじゃそうじゃなかった。複雑な原因が絡み合ってたけど、ずっとみじめだったから、出なきゃいけなかったんだ。 本を書く話は、引退したら考えてもいいな。今は、そのつもりはない。現役でやってると、みんなそれぞれ家族があって事情があるから、書けないことも多いのさ。 好きな対戦相手っていうのは、別にないよ。俺は誰とレスリングをするのも好きなんだ。ロイヤルランブルで60分以上戦ったことは、俺の最長記録だと思う。60分のタッグマッチはやったことはあったけどね。 クリップラー・フェイスは、日本にいる時、ディーン・マレンコと思いついた。日本じゃずいぶんたくさんのサブミッションを覚えたよ。 子供をレスラーにしたいかって？ 何かやりたいことを見つけてそれを追って、見返りを得ることができたらいいと思う。俺もそうしてきたんだ。彼らが何を選ぼうと、楽しめて一所懸命やれたらいいと思ってるよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.07.12】 クリス・ベノアがリコード・ジャーナルで語っています。 「ヘビー級チャンピオンを俺がとったことは、プロレスは筋書きが完璧に決まってるって言ってるやつらにとっては驚きだったんじゃないかな。もっと複雑で臨機応変なものだってわかってもらえたと思うよ。俺だって信じられなかったくらいだ。俺はベビー、ヒール、どっちもやった。ファンが決めることもあるさ。レスリングは、11か12歳の時にダイナマイト・キッドを見て、これが俺のやりたいことだって思ったんだ。で、家族に毎週見に連れてってくれって頼んだ。最初の試合は85年、18歳の時だ。カルガリーで2500人の観客だったけど、TV放送された。タッグチーム戦で、試合には勝ったよ。それからカナダや日本で試合をやった。ハードなトレーニングは、今の俺を作ってる。ECW、WCWを経験して、99年にWWE入りした。WWEは世界的な企業だし、俺は今は世界に旅行し、1週間に4試合はやってる。止まることのないメリーゴーランドに乗ってるようなもんさ。どれだけ俺たちが傷だらけでやってるか、みんな知らないだろうな。身体には気を遣ってる。ランチはダイエット・コークとチキンって感じだし、朝食は白身卵8個のスクランブルエッグ、オートミール、チキンの胸肉って感じだ。俺にとっちゃ朝食が一番大事だね。家族と離れていることがほとんどだ。家族はワイフと3人の子供たち。娘はレスリングのファンじゃないな。俺は無趣味な男だから、家族、特に子供たちと過ごすことが最高の時間さ。レスラーが暴力的だのなんだのって批判する批評家もいるが、彼らは俺たちがどれだけチャリティに尽くしてるかを見落としてる。ま、どの業界にも批判する連中はいるのさ。 これからの試合、どうなるかはわからんな。観客の声援が試合を決定付けることも多いからね。ただHHHのように経験のあるレスラーとやるのはやりやすい。経験の少ないレスラーとやるのは大変だし、怪我の危険もつきまとうからな。レスリングは俺にとっちゃエンタティメントとアートの融合なんだ。観客の大部分は、日々の憂さ晴らしをして幸せな気持ちで会場を去る。俺にとっちゃ嬉しいことだ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.07.23】 WWE.byte thisのゲストは、クリス・ベノアでした。 「DVDには俺のすごい試合がたくさん入ってるぜ。ウイリアム・リーガルは凄いテクニシャンで、俺は彼のファンなんだ。ブレット・ハートとHBKはそれぞれスタイルが違うから、どっちと闘うのがどうだって、較べることはできない。まったく違った試合をするからね。日本のレスリングは、まったく違ったものだったが、ジャイアント馬場の死後に、かなり変化してきてると思う。俺がいたころともまた違ってるね。けど、WWEは形態を変えずに日本に行って、かなりいいビジネスを展開するようになってきたよ。リック・フレアーの伝記は、まだ数章しか読んでないんだ。ワイフが全部読んで、読むべきだって言ってる。彼とブレット・ハートが喧嘩してるって噂があるのは残念だね。二人ともすごくビジネスに貢献してきたんだから。それぞれの人にそれぞれの考えがあり、そのユニークさが業界の発展につながるんだ。誰もがクリス・ベノアやブレット・ハートと同じスタイルで闘ったら、まったく同じになって退屈だろう？ 二人が顔を合わせて話してないのは残念だ。俺はどちらも好きだからね。彼らの論争は彼らの問題で、俺と二人との関係は変わらない。チャンピオンベルトを持つプレッシャーは、肉体的にも精神的にも感情的にも、味わってみないとわからなかったな」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.07.24】 WWE.comでクリス・ベノアが質問に答えています。 「子供の頃のヒーローはダイナマイト・キッドだったな。彼が頭を剃ったら、俺も真似をしたくらいさ。ずっとレスリングのファンで、覚えているのは3歳の頃、アンドレ・ザ・ジャイアントの試合を見たことだ。3人相手にやつが闘うのは凄かったぜ。11、2歳の頃から、親父や爺ちゃんがレスリングを見に連れていってくれていた。そん時ダイナマイト・キッドを見て、いっぺんで惹きつけられちまったさ。すっげえ計算された動きで、ちっとも無駄がなかった。そん時、俺はレスラーになりたいって決意したし、彼はずっと俺のヒーローとなった。それからトレーニングを始めて、ショーの雑用を手伝ったりしてた。17歳の時、やっとスチュ・ハートに紹介されたんだ。彼は俺にレスリングに興味があるのかと聞いたんで、俺は人生の夢だって答えた。カルガリーの道場に誘われたんだ。俺は学校を終えた週末にバスに飛び乗って、カルガリーでトレーニングして、また日曜日に帰るっていう生活を始めるようになったよ。たくさんのレスラーが出入りして、いい勉強になった。敬意を払い、学ぶのを止めないってことを、スチュから教わったね。初めての試合は18の時のタッグ・マッチだった。家族はレスラーになるのを励ましてくれた。もともとレスリングが好きな一家だったんだが、俺が好きなことをしてるってことをわかってくれたんだ。俺のレスリング・テクニックはスチュ・ハートからずいぶんと教わったものだ。19歳の時、カルガリーに来てるレスラーたちが日本に行くことを手配してくれた。新日本に行って、1年ほど彼らの道場でトレーニングしたぜ。それから1年半はカルガリーに戻って、その後、マスクマンのペガサス・キッドとして呼び戻されたんだ。日本じゃ敬意を持って何でも受け入れることを学んだ。1日中トレーニングして、夜は試合をして、全部の試合をリングサイドで見なきゃならない。いい勉強になったぜ。ジュウシン・サンダー・ライガーからIWPGジュニア・タイトルを獲ったのも、いい経験だったさ。日本から帰ってECWに入った。ハクの首の骨を折ったことは、当時はすごく悩んだけど、今はそうでもない。過去の出来事さ。そのころから、クリップラーのニックネームがついたんだ。ECWでも色んなことを、すべての試合、すべてのレスラーから学べた。どんなひどい試合からでも学ぶことはあるんだ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.08.01】 WWE.comよりクリス・ベノアのインタビュー、7月24日分の続きです。長いけど、適当に。 「WCWじゃ、色んな馬鹿なことが周囲で起こってたが、俺のレスリングの妨げにはならなかった。俺がリングに入ったら、誰も俺のレスリングに手出しできなかったし、俺のやることにケチつけることはできなかった。俺は自分がやってたことが好きだったから、全力を尽くしてたよ。ただ、一歩リングを出ると、政治的なことにはほとほとうんざりした。飛行機に乗って仕事に行きたくなかったこともある。車から出て会場に入りたくなかったこともある。けど、ひとたびリングに入ったら、10〜15分の試合は俺の世界だったし、俺は楽しかった。リングを出たら、あんな不幸な状態はなかったけどな。 フォー・フォースマンは良かったし、いい経験だったと思う。話を聞いた時、俺なんかでいいのかって思ったよ。リック・フレアーやアーン・アンダーソンらがメンバーだったんだ。彼らを知り、一緒にやり、考え方を学ぶ、信じられない経験だった。ある意味、夢だったことだからな。ブレット・ハートとともにオーエン・ハート・メモリアルで闘えたのも、嬉しかった。オーエンとは、日本、メキシコ、ドイツなんかでも一緒にやったんだ。彼とは親しかったし、カナダを一緒にロードしてた。彼のために試合ができたことは、すごく意味があったし、名誉に思ってるよ。 WCWのことをいまだに質問されるのは変な気がするが、確かにひどかった。みんな同じことを言ってる。どうしてこんなんでビジネスがやってけるんだって思ったし、実際に、やってけなかったよな。けど、いい経験だったと思ってる。何しろ、やっちゃいけないことってぇのを学べたからな。エリック・ビショフが当時と今とで変わったかどうかは、知らねえよ。あんまり関わりを持たせないようにしてっからな。 俺の最後の試合はシッド相手のWCWチャンピオン・シップだったが、勝利したのに、政治的なことでタイトル変動はなかったことになった。ひでえもんで、俺が会社に関して感じたこと、周りで起こったことなんか、想像がつくだろ？ 鼻先にニンジンをぶら下げられて、ようやく取ったと思ったら、そいつが腐ってたって感じだったさ。不満を持ってた18〜21人が、会社のことで話し合い、直訴しようってことになった。結局、行ったのは12人だけだった。で、決断して行動したのは4人だけ、エディ・ゲレロ、ディーン・マレンコ、ペリー・サターン、俺、だけだったわけだ。みんな不満を言ったりするけど、いざ行動するって時に信頼のできるやつは少ないってことを教わったね。俺たち4人は実際にもいい友人だったさ。WCWじゃみんな不幸でグチを垂れてたが、誰も出ていかなかった。俺は自分の決心を後悔しなかったね。精神的にも肉体的にも参ってたから、変化が必要だった。会社にもレスリングにも嫌気がさしてたんだ。俺はレスリングを愛してたから、これじゃ何かが間違ってるって思ってたさ。 WWEのロッカールームじゃみんなが受け入れてくれたし、雰囲気も最高だった。足を踏み入れた時、「ここはみんながファミリーなんだから、リラックスしろよ」って言われた。あんなひどい状態で過ごしてただけに、慣れるまでにはちょこっと時間がかかったが、数ヶ月後には実際にファミリーなんだってわかったよ。WCWは単なる会社で、俺たちは従業員に過ぎなかった。ここは違ったんだ。ファミリー・ビジネスで、俺はファミリーの一員なんだって思ったな。ラディカルズは、インパクトを与えたと思う。人によって考え方は違うだろうが、俺自身は、生活が大きく変わったし、大きなインパクトを与えたと思ってるんだ。それぞれの人が判断するだろうが、俺はいい試合をやったと思うよ。 2004年は俺にとって素晴らしい年だってみんなが思ってくれるのは、嬉しいね。長い間全力を注いでやってきて、俺がピークを迎えてるってみんなが思っているとしたら、評価してもらえたことがありがたい。レッスルマニア20で、MSGで、HHHを初めてタップアウトさせて、ヘビー級チャンピオンを獲ったってことは、確かに俺のキャリアの中じゃハイライトだ。ただ、将来的な結果はファンが決めることさ。よく、俺はどんなレスラーとして記憶されたいかって聞かれるけど、それもファンが決めることだ。 チャンピオンでいるっていうのは、肉体的にも精神的にもハードなことだ。けど、挑戦のしがいがあるし、すごくいい経験だよ。俺はいつも全力を尽くす。先にはおもしろいことが待ち受けてるだろうが、何が起こるかわからない。人生って、そんなもんだろ。18年間この業界にいて、色んなことを見てきて、色んなところに行ってきた。多くの友人を突然に亡くした。だから俺は、毎日全力を尽くして、一瞬一瞬を楽しんで、幸せに生きようって思ってるんだ。今日を生きるためにベストを尽くし、幸せになるってぇのがモットーさ。 代償を払えって言う言い方は、俺は嫌いだし、そんな考え方は持っちゃいない。俺にしたら、才能があってやる気と情熱があるやつは報われる。生まれつき才能があるやつもいるだろうし、そうじゃないやつでも、より一所懸命やればいい。そういうもんだろ。 引退後、俺がどんな形で語り継がれるか、決めるのはファンだよ。俺じゃない。ショーを見、PPVを買い、DVDを買い、Tシャツを買ってくれるファンが決めることだ。俺は自分が愛してることをやって、ファンを楽しませるだけで、最終的なことを決める権利はファンにあるのさ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.08.05】 クリス・ベノアはマンチェスター・オンラインで語っています。 「イギリスで初めてロウのTV撮影をやるけど、今まではPPVやハウスショーだったから、すごく楽しみだよ。ダイナマイト・キッドが俺のヒーローで、この業界に入ったんだ。テクニック的に凄かったし、俺のやってることはほとんど彼の影響がある。だから日本でやってた時も、ペガサス・キッドって名乗ってた。首の怪我で手術をドクターから告げられた時は、信じられない気分だった。復帰できるかどうか心配だった。だけど、みんなが俺は大きいやつに勝つことができないって言い続けてたから、なにくそって気分だったな。エディ・ゲレロやウイリアム・リーガルが自身の問題と闘ってたのも、励みになった。18年間この業界にいて、いろんなやつの浮き沈みを見、多くの友人たちが逝っちまったのを見てきてたしな。WWEチャンピオンを取った時は、家に帰って気持ちを静めて、うぉ〜、やったぞ！って思ったよ。これは現実で、18年間ずっと好きでやってきた結果だってね。DVD発売もされたが、どのマッチを入れたらいいかというリストが、3ページにも渡ってた。いい試合がたくさんあったが、ハイフライやテクニック、ファンに色んなレスリング・スタイルでやったのを見てほしくて選んだ。もちろん、レッスルマニア20の試合も入ってるぜ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.08.12】 クリス・ベノアはトロントのTVでインタビューに答えています。適当に。 「DVD作りには色々と意見を出したが、どの試合をピックアップするかずいぶん困ったぜ。ECWとWCWのビデオはあったんだが、メキシコ時代のを入れることができなかった。いつかそれをカバーできるDVDが出せればいいと思ってるんだ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2004.08.15】 PPVサマースラムは15日にカナダ・オンタリオで開催。クリス・ベノアは、「チャンピオンとしてカナダに帰ってこられて嬉しいぜ。防衛してみせるさ。カナダの観客は最高だよ」とリップサービス。 |