| 【本日のCafe de Rene 2005.01.21】 カート・アングルのコーチだったボブ・バッブ（Bob Bubb）が、レスリング殿堂（National Wrestling Hall of Fame）入りをしました。カート君、WWE.comで語っています。 「彼は僕にとって父親みたいな人だったさ。僕は小さい頃に父親を失って、それ以後、彼がいつも助けてくれた。彼は優しい人で、理想のコーチだよ。クラリオンは5000人ほどの小さな町だったけど、彼はレスリング界にすごく大きな影響を与えたんだ。レスラーたちにずいぶん心を砕いてくれて、多くのものを与えてくれた。あまりに熱中し過ぎて、引退したんだと思う。彼は僕がNCAAチャンピオンになるって信じてた。自分のお金を割いてまで、僕にトレーニング相手を見つけてくれたんだ。トップ・レスラーみんなにそうしてくれた。そりゃ練習はハードで拷問のようだったけど、だからこそ成功したんだ。みんながちゃんと卒業できたんだよ。6月にセレモニーがあるんだけど、できる限り出席したい。僕より先に、彼こそ殿堂入りが相応しかったさ。僕は彼のためになんだってするよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.02.17】 カート・アングルはシカゴ・デイリー・ヘラルドで語っています。水曜日にジュニア・ハイスクールで講演をしたようです。 「情熱を持って一所懸命やったことが、首を折りながらのオリンピック・ゴールドメダルにつながったんだ。でもそこからプロになるのは、まったく違った世界だったから大変だった。18年間培って作り上げてきたものを、全部変えなきゃだめだったんだからね。WWEの仕事は、一番きつい仕事だと思う。この5年間、怪我を抱えながらやってるよ。僕はステロイドは使ったことがない。アマチュア時代には何度もテストを受けさせられるんだからね。ただ、プロ野球選手を始めとしてステロイドを使いたがるスポーツ選手がいるのも、わからないではない。彼らはファンの要求に応えるために、やってしまったんだ。ボディ・ビルのコンテストなんかでも、何もかも自然のままでやれっていうんだったら、ビジネスとして成り立たないだろう。大きくかっこよく見せる必要があるんだから。マクガイアーやボンズがすごい数のホームランを打ったけど、ファンがそれを見られたのはラッキーだったと思うよ。もうそんな数は打てなくなるだろうからね。でも僕たちはエンタテイメントで、ハリウッド・システムを採用していて、レスリングとストーリーとの合体なんだ。レスリングを見るし、ストーリーで興奮させる。ジュニア・ハイスクール時代のスポーツは大事だし、今はよくできた制度がある。僕の学生時代はなかったから素晴らしいよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.03.13】 WWE.comのゲストはカート・アングル。適当に。 「首の状態は、2年前よりもずっといいよ。一度はヴィンスと話して、引退を考えてたんだ。だけど、ワイフやドクターと話して、レスリングをしてもいいということになった。できる限り長く続けていたいね。 HBKについては、多くの人たちが僕と彼を較べて、違いはあってもWWEの中でもベストのレスラーだし、レスリング史上でもベストに入ると言ってくれてる。試合をするとしたらきっといい試合ができると思うんだ。ただ今までに一度も試合をしたことがないし、ファンがすごく期待してくれてると思ってるから、プレッシャーは感じるね」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.03.17】 カート・アングル、Live Audio Wrestlingでインタビューに答えたもよう。 「首の調子は2年前よりずっといい。ヒールだろうとベビーだろうと、僕はいいレスリングをするって評判を勝ち得てるからね、レッスルマニアを楽しみにしててほしいな。ただヴィンス・マクマホンは怪我のことを心配していて、僕をタイトル戦に絡ませてくれないんだ。その気持ちはよくわかるよ。首に爆弾を抱えてるようなレスラーをチャンピオンにする危険は、冒したくはないからね。今は身体の状態がいいってわかってくれてるし、僕もそれを保つために賢くレスリングできるようになった。あと3-5年は続けたい。ヴィンスもわかってくれてるみたいだし、昔のカート・アングルが復帰するよ。 ブロック・レスナーに関しちゃ、がっかりしてる。親友だったし、すごいやつだと思ってたからね。彼ほど強くてスピードがある対戦相手はいなかった。復帰してほしいと思ってるんだけど、大きな間違いをしでかしちゃったよね。僕やビッグショーが怪我をした時に抜けちゃって、スマックダウンが大混乱だった。エディ・ゲレロやJBL、レイ・ミステリオが頑張って、なんとかやってきたんだ。でも大変だったし、そんなやつを信用できないと考えて、ヴィンスが彼の復職をためらうのも理解できる。ブロックはヴィンスの元に行って、『望まれることは何でもやります』って言うべきだよ。そうはなってないから、ヴィンスは彼を雇わないんだ。僕だったら、そうするんだけどな。僕がWWEに入った時、オリンピックの金メダリストだから、当然すごいお金で契約すべきだって考えられてた。ところが僕はそうしなくて、最低レベルのスタートだった。『それでいいですよ。そのうちに、僕は今までで最高のレスラーだって証明してみせますからね』って言ったんだけど、ブロックもそんな態度で臨むべきなんだ。 タフ・イナフのダニエル・ピューダーとの対戦は、2年前だったら15秒で彼をやっつけちゃっただろうね。だけど首に問題が起きて、左右の腕は30-50％の力しか出ない。左手の指の感覚はないし、右手は疼いてる。そんな問題があったから、オリンピックの金メダリストでも手こずってしまったのさ。そうじゃなかったら、ブロック・レスナーと最初に対戦した時のように、あっさりと投げ散らしてやっただろうけどね。僕がタップしそうになったなんて噂にすぎないさ。ヴィンスに面と向かって大丈夫かって聞かれたけど、首の手術を3回も受けたやつに、シュート・ファイターと闘えって頼んだんですぜって答えたよ。2年前ならお茶の子さいさいだったけど、僕はもう不敗の男じゃないからね。昔は超人だったけど、今は人間さ。いい時と悪い時があり、あれは悪い時期だったんだ。 別にヴィンスやWWEを責めるつもりはないよ。ちょいと裏目に出ちゃっただけなんだ。タフ・イナフの番組の一環で、ヴィンスにやってみるかって頼まれた時は、『いいっすよ、楽しんできますよ』って答えた。一種のジョークをやる予定で、7人はへろへろで登場する予定だったんだ。ショーの前にハードに練習させられて、11分でのびちゃった。僕が金メダルを獲った時は、3時間以上は続けられた練習だったんだけどね。で、1時間休んで、腹一杯食べて、何もできない状態で金メダリストと闘うって設定だったんだ。彼らを傷つけるつもりはなく、投げ飛ばして終わりって感じでいくつもりだったんだよ。ピューダーはほとんど食べてなくて、どうやら騙してたみたいだね。みんながピューダーがタフだって言ったけど、僕はそうは思わないな。彼とはそれまで話してなくて、後から話したよ。最初のやつと闘った時に、首から落ちて両手が痺れはじめたんだ。起きあがって、問題が起きたとわかったよ。ヴィンスは7人全員と対戦してほしかったんだけど、こりゃだめだと思い、すぐにピューダーとの対戦にしたんだ。もう腕が動かない状態だったね。ウルティメイト・ファイターに弱点を突かれた。ちょいとしょぼい勝ち方だったけど、効果はあったさ。僕がタップしそうになったなんて噂が流れたけど、まったく間違ってるし、腹立たしいよ。ただ、ああいった行動だと、WWEで成功するには長くかかりそうだね～。ああいった態度は、ロッカールームじゃ受け入れない連中が多いからね。あのあとインタビューかなんかで、敬意を示すべきだっただろうね。まあ、なかなか出来るやつだと思うし、シュート・ファイトでも強いと思う。ただ、ロイヤルランブルで、みんなっからやんわりと教えられたようだけどね」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.03.19】 カート・アングルはエドモントン・サンで語っています。 「家族と一緒に過ごす時間がほとんどないんだけど、この仕事を辞められないんだ。3回も怪我して、そろそろ引退の時だと思う。だけど、この仕事があまりにも好きなんだよね。ドクター・ストップが出るまでは、続けるつもりだよ。この5年で、レジェントであるHBKやブレット・ハートと並ぶようになったことに、すごく満足してるんだ。去年のレッスルマニアで、ブロック・レスナーがシューティング・スタープレスを失敗してのびちゃったけど、僕はその時も引退は考えてなかった。ただワイフが、もう引退してくれって言ったんだ。それで引退を考えたよ。だけど、カムバックしたいっていう気持ちの方が強かった。レスリングを続けようが止めようが、残りの人生、身体に問題が起こるのはわかってる。だけど、今のところ首の状態は、レスリングするのに支障を来してはいないさ。将来はWWE内での仕事を提供してくれるという話もあり、僕ができる仕事もあるだろう。だけど、今僕が出来ることは、最高のレスラーとして、クリス・ベノアと闘った時のような最高の試合をファンに提供することだよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.03.30】 カート・アングルはマイアミ・ヘラルドでショーン・マイケルズとの試合について語ったもよう。 「ショーンと僕はショーの主役になってみせるさ。すごい試合を見せられると思ってるけど、同時に、レスリングのいい試合運びを見せたい。僕はスマックダウンのトップ・ヒールだけど、ファンは半々で応援を贈ってくれるんじゃないかな。ファンの声援を得るっていうのは、尊敬を勝ち得なきゃだめで、すごく難しいことなんだ。ショーンをすごく尊敬してるよ。彼はすごいエンタティナーで、偉大なレスラーだ。彼とはスタイルがまったく違ってるけど、較べられて嬉しいよ。僕はテクニックの面が大きいけれど、いい試合が見せられると思ってる。レッスルマニアは最高の試合を見せる場なんだ。クリス・ベノアとは、最高の試合が見せられるだろうけど、彼とは何度も闘ってるからね。ショーンとは初めてで、楽しみさ」スマックダウン組のリーダーの一人として、若手の助言も行っているようで、大活躍しているアングルです。 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.05.08】 カート・アングル、過去を振り返る。The Hartford CT Courantより。 「WWEに入った時は、当然ベビーだと思ってたんだ。でも、ヒールの方が上手くいってる。僕はここでは純粋にレスリングができるベストのレスラーさ。僕がこの世界に入った時、カート・アングルはフェイクに走った、金に走ったって言われた。It's true、It's true。でも、彼らはこの業界のことをまったくわかってない。アマチュア・レスリングよりファイティングが多いし、見せる技術がいる。そしてエキサイティングだ。試合運びで魅せて、観客を興奮させる、アマチュア・レスリングじゃしないことだよ。スタイルを変えるのは難しかったさ。相手に攻撃させなきゃだめだったんだからね。2001年9月11日のテロリズム以来、人々は公共の場に出なくなった。だけど、今年のレッスルマニアは最高のPPV売り上げだったさ。僕たちのショーには、最近TV番組でたくさん見られるレイプや殺人や強盗はない。子供たちの観客も増えてる。だけど親たちは、これがショーだから真似しないようにって注意してほしいね」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.05.18】 カート・アングルはニュージーランド・オンラインのインタビューに答えたようです。かいつまんで。 「首の怪我があったから、2004年のオリンピックは到底無理だったさ。カムバックしようと努力はしたけど、上半身に力が入らない状態だった。だから金メダルは諦めて、プロとして頑張ることにした。ヴィンスは応援してくれてたんだけど、肉体的にできなかったね。だけど、NCAAは僕を歴史上素晴らしいレスラー15人の中に入れてくれてる。それは僕にとって殿堂入りの名誉さ。だからペンシルバニアのローカル団体とかとコンタクトを取ってるし、NCAAの大会も見に行きたいし、時期オリオンピック候補たちの応援をしたいね。できる限りTVも見るようにしてる。フリースタイルのグレコロマンとアメリカン・レスリングをミックスしたような団体もでてきて、面白いよ。 僕はアマチュア時代はもっと練習して、練習に力を入れていた。1日9時間は練習していたさ。速さも力強さも大きさもスマートさも1番じゃなかったけど、一所懸命やってきた。限界までやって、そこからスタートだったんだ。僕の試合はいつも時間いっぱいいっぱいで、相手がついていけなくなった。それでUSタイトルやオリンピック金メダルを獲ったんだ。 僕はプロレスのファンじゃなかったんだよ。WWEと契約してから、プロレスを見始めた。契約する3カ月前にロウを見て、ストーンコールド、ロック、D-ロウ・ブラウン、ツー・クールなんかを見たんだ。彼らはエンタテイナーであると同時に、素晴らしいアスリートでもあると思ったね。それでやる気になったんだ。多くのアマチュア・レスラーはプロになるのに苦労するけど、僕は1日で慣れてしまったよ。パット・パターソンなんか驚いて、僕がTVに出る日も遠くはないと思ったそうだ。だから、最初の日に僕はプロレスが好きになったって言えるね。で、オリンピックを目指すような情熱でやってきた。だからこんなに速く成功したんだと思う。僕はベストになりたかった。今、みんながそう思ってくれるのが嬉しいね。 プロレスリングは、ちょっと行き過ぎてしまっていたと思う。ECWがモンスターを作り上げちゃった。WWEもWCWも影響されて、怪我人が続出していた。ヴィンスは僕にレスリングをしてほしがった。僕はレスリングを変える責任があった。なんたって、僕らはワールド・レスリングなんだ。ハードコアが主体になったら、ワールド・ハードコア・フェデレイションになっちゃうだろ？ 僕にはレスリングの才能があったし、ヴィンスもそれに期待してた。だからHBKやエディ・ゲレロ、レイ・ミステリオ、クリス・ベノアなんかと、ハードコア以上の試合を見せたかったのさ。ファンにもっとゆっくりと楽しめるものを見せられたと思ってる。椅子やドラム缶で殴ったり、20フィートの高さから飛ばなくても、試合運びで魅せることができるレスリングに変化させたと思ってるんだ。WWEはたくさんのスーパースターを作り出してきたし、毎週TVで見せられるようにしなきゃだめなんだからね。無茶なことをしていたら、怪我人が増えてスーパースターがいなくなっちゃうだろ。 HBKは偉大なレスラーの一人だ。彼とレッスルマニアで闘えたのには神様に感謝してる。HBKは怪我からの復帰だからね。ボビー・ヒーナンが僕のところに来て、今までで見た中で最高の試合だったって言ってくれたよ。JBLも同じことを言ってくれた。僕たちはクレージーなことはまったくしなかったんだ。唯一したのは、HBKがセカンド・ロープからアナウンサー・テーブルに飛んだくらいさ。二人で最高の試合ができたのは、すごく嬉しく思ってるよ。 ブレット・ハートとも最高の試合ができるだろうね。引退までには対戦したい相手だ。HBKとブレットのアイアン・マッチは、僕とHBKの試合と同じくらい素晴らしかった。ブレットと対戦したいとずっと言ってきたんだけど、彼は肉体的に無理みたいだね。できるんだったら、受けてくれるだろう。サブミッションのやり合いなんかもできて、いい試合ができると思うんだけどね。レッスルマニアに限らず、どんな場面、場所でも、ブレットとやりたいと思ってるんだ。それが僕の夢だよ。 ファンは僕に「You Suck！」と言いながら楽しんでるさ。僕の試合じゃ、誰もポップコーンやT-シャツを買いに行かない。試合に入り込んでくれてる。僕は僕の試合が一種の芸術だと思ってるんだ。僕はいい試合運びを見せてる。サージェント・スローターやパット・パターソンなんかのいいエージェントから教わったことも大きいね。成功したのは、いい先生がたくさんいたこともある。ファンはベスト・レスラーが好きなんだ。HHHやクリス・ベノアなんかもそうだ。HHHは悪役だけど、嫌ってる人よりもファンの方が多いだろう。今、スマックダウン最高の悪役は僕とJBLだ。そしておかしなことに、ファンは僕の試合を見たがって、僕に勝ってほしがってる。HBK相手の試合じゃ、ファンの半分はブーイングをし、半分は声援を送ってくれた。ヒールがいつも嫌われてるってわけじゃないんだよ。ハワイでのジョン・シーナ戦じゃ、アングル・コールが起きたくらいだ。レスリングを好きな人もいれば、キャラクターが好きな人もいる。ジョン・シーナやハルク・ホーガンなんかは、キャラクターで声援を受ける。だけどレスリングの素養がある土地、ハワイやテキサスなんかじゃ、レスリングの技術を持ったものにも声援が来るんだよ。日本なんかはいい例だ。そんな土地じゃ、僕が勝つ方を見たがってるのさ。 レスリングより好きなのは、僕の娘さ。それに、僕にはたくさんの姪がいる。いい父親で、いい叔父さんなんだよ。僕は小さい女の子たちが大好きで、好かれてるんだ。子供が大好きだよ。もう一人子供が欲しいと思ってる。不思議なことに、成功したアマチュア・レスラーたちはみんな娘持ちなんだ。息子はいない。熱気のあるところで練習していると、X遺伝子が消えちゃうのかもしれないね。僕は子供の心を持ち続けてるから、WWEにいるんだろうな。いつまでもそうでありたい。仕事だと思ってなくて、遊び時間だと思ってるんだよ。 家庭の金メダリストは、僕のワイフさ。僕は家を空けることが多いから、彼女がボスだ。彼女が家を支配してる。僕は黙って、言われたことをするだけさ。僕たちは250日、あるいは300日は家にいない。彼女がすべてをやってくれてるんだ。家にいる時は、僕は文字通り指一本上げないよ。唯一の責任は、子供と遊ぶことさ。でも、それは仕事じゃなくて楽しみだ。ワイフが家庭のことすべてをやってる。素晴らしいワイフと娘に恵まれて、感謝してるよ。 髪の毛を剃ったけど、ワイフも気に入ってくれたんだ。むしろ、彼女がずっと剃ったらどうって言ってた。僕は、若く見えるから髪はあるほうがいいよって主張してた。でもヴィンスは剃った方が意地悪に見えると言った。で、そのまま剃ったままにしろって言ったし、そうしたんだ。だんだん後退してきてたから、剃ってラッキーだったと今じゃ思ってるね。 ジャッジメント・デイじゃブッカーTと対戦だけど、ブッカーTはすごいアスリートさ。ショーを盗むような試合ができると請け合うよ。そしてブッカーに勝って、WWEタイトルを取り戻す。僕は毎年1つはタイトルを獲ってるんだ。ここに来て5年目、今年はカート・アングル・イヤーにしたいね。首の具合はいいよ。ヴィンスは心配してしばらくは僕をメインから外した。怪我を抱えてる者に、タイトル保持はさせたくないもんね。でもこの10カ月、調子よくレスリングができてる。信頼を取り戻し始めてるから、メインに戻してくれるだろう。タイトルを獲りたいと思ってるよ。そして長く持ち続けたいんだ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.06.03】 カート・アングルはPeoria Journal Starのインタビューに答えています。 「引退しようかって思う日もあれば、そんなに悪くないって思う日もある。ずっと闘いだよ。だけど、今調子はいい。スマックダウンのメンバーみんなと、少なくとも1度は闘ったよ。エディ・ゲレロやレイ・ミステリオみたいな連中と闘うのが好きだな。だけどロウのメンバーじゃ、しばらく闘ってないやつもいるし、1度も闘ったことのない連中もいるね。ちょいとロウに移動してみたいな。ECWのPPVにも出る予定さ。ECWは、ビジネスをダメにしちゃった。ファンはレスラーがテーブルに投げられたり、有刺鉄線内で闘うことを期待するようになって、レスリングを何年も後戻りさせちゃったと思ってる。 この秋からWWE映画を撮る予定だよ。コメディで、来年に公開予定だ。今後、フルタイムでやれるかどうか、わからないけどね。だけど、僕は俳優じゃない。レスリングは続けるつもりだよ。ただ、マイクを持つと、ストーンコールドのせいでファンが「What？」って叫んじゃって、大変だけどね」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.06.24】 カート・アングルはSports IGNのインタビューに答えたようです。かいつまんで。 「HBKと再試合することは、すごく大変なことだと思うよ。レッスルマニアのような試合をすることが難しいのは、ファンもよくわかってるだろう。あの試合がすごかったから、次はストリート・ファイトみたいな形式の試合をしないといけないと、ヴィンスは考えただろうな。だけど、僕は純粋なレスラーさ。ギミック的なものは嫌いだし、変な道具を使うのも嫌だ。レスリングでファンを楽しませたいのさ。だから、試合をするのなら同じようにしたいとヴィンスと話し合った。HBKも僕も、純粋にレスリングでファンを楽しませたいと思ってるってね。僕たちはダークマッチもしていないし、一緒に練習もしなかった。それでも素晴らしい試合になった。二人ともいい雰囲気で試合ができるんだ。だから、レッスルマニアのような試合をまたすることは、可能だと思ってる。 レッスルマニアでのHBK戦は、ロイヤルランブルでやったベノア戦と匹敵すると思う。あのサブミッション・マッチじゃ、クリス・ベノアは負けたのにスタンディング・オベイションを受けた。敗者がそんな歓迎は受けるのは、滅多にないことだよ。HBKも、レッスルマニアじゃそうだった。僕自身は、ブロック・レスナーとのアイアンマン・マッチで負けた時がそうだった。この3つが、僕の大好きな試合だ。僕はアンダーテイカーともいい試合をしたんだけど、これはTVでの放送じゃなかったから、あんまりたくさんの人が見ることはできなかった。HBK戦は、多くのレジェントが今まで見た中では最高の試合だったって言ってくれたから、僕の最高の試合だって言えるんじゃないかな。クリス・ベノアやJBLも、最高だって言ってくれたんだ。実は、僕はいつもと同じでやったつもりだったから、ちょっと意外だったんだよ。でも、自分自身にまたやれるって証明できて、すごく嬉しかった。ヴィンスにも、僕が怪我には何の影響もされてなくて、まだまだトップなんだってわかってもらえたと思ってる。これから機会を与えられて、タイトルに絡めると思ってるんだ。ヴィンスは首のことをずいぶんと懸念していたんだと思うよ。だけどこれで、もう思う存分、TVで僕が闘ってるのを見られると思うよ。 リック・フレアーとは闘ってみたいんだ。彼は10-15年前の彼じゃないだろうけど、まだまだエネルギッシュで、ファンを楽しませてる。面白い人さ。そのうちに、彼のチョップを受けてみるよ。 僕は面白いエピソードをするのも好きなんだ。たくさんやったから思い出すのも大変だけど、エッジ＆クリスチャンとやったのや、ストーンコールドとやったのなんか、楽しかったよ。レイ・ミステリオに言った「お前はボーイで、僕はボーイと戯れるのが好きだ」ってセリフも、面白かったな。そんなスキットをやるのが好きだし、ファンも見たがってると思うんだ。ブッカーTとシャメールを相手にやったエピソードは、実はあんまり好きじゃなかったな。 アマチュア・レスラーがもっとプロになってくれたらいいと思ってるよ。シェルトン・ベンジャミン、チャーリー・ハース、そしてブロック・レスナーが活躍したのは嬉しかった。他にもOVWにレイシュリーっていうのがいるんだ。トライアウトをやったんだけど、そのうちに出てくると思ってる。ルーロン・ガードナーも、トライアウトを受けたけど、面白いと思う。アマチュア・レスリングにとってもいいことだと思うんだよ。アマチュア界は、プロレスはフェイクで自分たちが本物だって言ってたけど、プロレスはフェイクなんかじゃない。スポーツ・エンタテイメントなんだ。僕たちは本当に身体を使ってる。だけど、誰も傷つけたり貶めしたりしていない。勝ちがあらかじめ決まってて、ファンが知らないだけだ。僕が道を開いたおかげで、プロの世界がアマチュアの次のステップになるって、考えてくれるようになったと思ってるんだ。今後、もっとたくさんのアマチュア出身者を見ることができるだろうし、正しい道を行けば、すべてのレスラーがアマチュア・レスリング出身者になるはずだよ。アマチュアのテクニックを持ってプロの技術を学べば、素晴らしいことさ。オリンピックのレスリングからプロのレスリングに入るのは難しいことだけど、それができれば立派に生計が立てられるし、TVに出ることでアマチュア界にも貢献することになる。 シェルトン・ベンジャミンの活躍は目覚ましいし、そのうちに僕に挑戦することが計画されるだろうね。HBK対カート・アングルのような試合が、シェルトン・ベンジャミン対カート・アングルで見られるようになるだろうと思う。トップになるためには、シェルトンはもうちょっとキャラクターを際立たせなきゃだめだろうけどね。マイクの力も付けば、ビッグになること間違いなしさ。彼はHBKともいい試合をした。彼と闘うのを楽しみにしてるんだよ。素晴らしい試合ができるだけじゃなく、彼を助けられると思ってるんだ。アスリートとしてトップの才能だし、適応力もある。この数年でWWEを担うスターになるはずさ。 僕はお金がほしくてこの業界に入ったんじゃない。この業界、たくさん運動能力のあるレスラーがいる。最初に入った時、「僕は普通のプロレスラーじゃない、オリンピックの金メダリストなんだ、だからトップになりたいんだ。HHH、ロック、ストーンコールドなんか、気にしていない、僕はあくまでトップになるつもりだし、それを証明してみせる」って、ヴィンスに言ったんだ。首の怪我がなかったら、今頃はそうなってたと思う。首の怪我で、1年半後退を余儀なくされたし、ヴィンスの信頼も失ったと思う。でも今は、首を心配せずに、トップとしてずっと働けるって証明できた。だからチャンスが与えられたんだ。もう準備は万端さ。第2ラウンドの闘いを始めるよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.06.26】 カート・アングルはマイアミ・ヘラルドのインタビューに答えています。一部を抜粋して適当に。色々と面白いことも語っていますので、それはまた後でアップしますから、お楽しみに�｡ 「スマックダウンとロウを較べると、スマックダウンの方が家族っぽいね。みんながお互いに助け合って上達することを目指してて、みんながみんなをメインのレベルに引き上げようとしてる。ロウはもっと競争があって、相手を蹴落としてトップになろうと激しい闘いが繰り広げられてる。僕はずっとスマックダウンにいて、トップとして仕事をすることに加えて、若い連中のレベルを引き上げることに努めてきた。スマックダウンの人気者になったとたんに、いつもその連中をロウが引き抜くってことになって、僕はちょっと怒りを感じてたな。スマックダウンはずっといい仕事をしてたし、視聴率も稼いでいたのに、1年間でクリス・ベノア、エッジ、バティスタ、クリス・ジェリコと引き抜かれたんだよ。みんな持っていかれちゃったじゃないか。誰を代わりにくれるんだって思ってたら、ビッグショーが来た。ロウじゃあんまり役割を与えられてなかったみたいだけど、スマックダウンじゃホームランバッターとなり、いいショーをできるようになったけどね。 その時は、フェアなトレードとは思えなかったな。けど、シーナ、エディ・ゲレロ、レイ・ミステリオがいた。JBLもステップアップしたし、まだブロック・レスナーがいた。僕たちは頑張っていいショーをして、視聴率も良くなってきたさ。でもロウにはHHH、リック・フレアー、HBKがいて、その時はまだケビン・ナッシュのような連中がいて、ロックやミック・フォーリー、ストーン・コールドも登場してたんだ。だからみんなが僕たちをBクラスだと言ってた。僕たちはそれが腹立たしくて、パフォーマンスによって僕たちはBクラスじゃないって証明していったんだ。こう言っちゃうと申し訳ないけど、僕はHHH対バティスタよりも、カート・アングル対レイ・ミステリオの試合の方が見たいね。ファンの見解からの正直な感想だよ。ずっといろんな動きが見られて、ずっとエキサイティングさ。HHHとバティスタは偉大なレスラーだし、ヘルインナセルですごい試合を見せるだろう。だけどレイ・ミステリオみたいな特別なやつはいないさ。誰とでも闘えて、とんでもないパフォーマンスが見せられるんだからね。レイはずっとスマックダウンにいるべきだと思うし、エディもそうだよ。 僕の目標の一つは、自分のイメージをファンに確立させることさ。だから、最近のブッカーTとシャメールのエピソードの印象を消してしまいたいね。自分のキャラクターにひねりを加えたいけど、この2、3カ月のエピソードは好きじゃなかった。ああいった変態的なキャラクターは好きじゃないし、ちっとも上手くいかなかったと思ってる。みんな上手くやったと思ってるようだけど、僕はちっとも楽しめなかったよ。僕自身は、次のステップに行かなきゃだめだと真剣に考えてるんだ。ストーン・コールドが確立されるまでに9年かかった。僕はまだ5年さ。面白くってちょっとだまされやすくって、いつも一所懸命やるオリンピックの金メダリストってキャラクターを、ヴィンス・マクマホンが僕に与えてくれた。僕は赤、白、青のイメージをちょっと排除して、強くなることを考えてるんだ。僕はストーンコールドとかHHHみたいになりたいって言ってるんじゃない。ほんとの僕でありたいのさ。僕は面白いことをするのが好きだし、ヴィンスがやってほしがってることをするのも好きだよ。でも同時に、トップとして会社と自分にお金をもたらせたいのさ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.07.04】 ロウに移籍したカート・アングルが、その様子をマイアミ・ヘラルドで語っています。かいつまんで。 「ECWのPPVの時に告げられたんだよ。ヴィンスがやって来て、24時間でロウに行く準備をしてくれって言うんだ。今日はニューヨークに泊まって、違う街に飛行機で行ってから、ロチェスターまで車で連れていって、違う名前でホテルにチェックインするという段取りだった。すべて秘密裏に運ぶってことで、どれだけ彼が慎重になってるかわかって、すごく驚いたよ。ヴィンスはその日か、前日にしか、誰にも話さないんだ。僕はニューヨークからシラキューズに飛んで、そこからリムジンに乗ってロチェスターに向かった。面白かったのは、ドリンクを買うためにコンビニに立ち寄った時だ。ファンがいて、僕に気がついたんだ。「カート？！ こんなところで何をしてるんだ？ まさかトレードされるのか！」って言われた。僕は「違うよ。ここに予定があって、それからハーシェイに行くんだ。ハーシェイでショーがあるからね」と言った。「ふ～ん、そう？」、「真面目な話さ、It's true、It's dammn true！（←いや、こうは言わなかったみたいですが、はい……）」って僕は言い張った。彼はその夜のショーを見に行く予定だったみたいで、そこは会場から2時間ほど離れた場所だったからね。ようやく信じてくれたみたいだけど、もうリムジンから出ない方がいいなって思ったよ。 ホテルに入って、9時半まで部屋に囲われてた。それからヴィンスのオフィスに連れて行かれたけど、11時5分前だったよ。ロウの連中、誰も知らなかったさ。頭っからケープをかぶってたしね。出る瞬間に、正体を現したんだ。 ロウに来て、新鮮な気分だよ。新しい対戦相手が必要だった。スマックダウンじゃ、みんなが首の怪我のことを知ってるからね。ロウじゃ、ちょいと違うキャラクターで始められそうだ。新しい出発が必要だったし、新鮮さがほしかったんだ。ヴィンスが僕をタイトル戦に絡めてくれることを期待してる。怪我の心配がないってことを証明したい。怪我の心配があったから、ヴィンスはタイトル争いに絡めてくれなかったんだと思うよ。僕は、もう首の心配はしていない。ヴィンスも信頼してくれたんで、ロウに移されたんだと思ってる。HHHやバティスタ、HBKと試合したいね。クリス・ジェリコやクリスチャンとも、面白い試合ができそうだと思ってるんだ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.08.15】 6年前、ホームタウンのピッツバーグでは大ブーイングを受けたカート・アングル、再びピッツバーグに帰ってきて、思い出をWWE.comで語っています。適当に。 「6年前、ブーイングを受けるってヴィンスに言われてたんだけど、正しかったよ。WWEファンはスマートだね。金メダルを獲ったってだけじゃ、僕を受け入れてくれなかったのさ。僕はちゃんとできるって証明しなきゃだめだった。今じゃ歓声も大きい。ホームタウンのファンはほんとに僕を憎むことができないんだよね。帰ってきたのは久しぶりだしね。前回は怪我をしていて、カムバックできるかどうかもわからなかった。ブーイングを受けるように努力したけど、まだレスリングしてることをファンは喜んでくれてるし、僕も嬉しいよ」 |
| 【本日のCafe de Rene 2005.08.21】 カート・アングル、ボルティモア・サンで語っています。適当に。 「多くのレスラーが自分はすごいって言い続けてきたけど、僕よりすごいやつはいないよ、ホントにホントさ。僕はレスリング史上最高のレスラーと記憶されていたいのさ。リングに出るたびに、ショーの主役になりたいのさ。ハルク・ホーガンなんて、僕のテクニックには及ばないよ。もちろん、ホーガンを貶めしてるんじゃないよ。僕はリアルであり、リアルにやってるんだ。今、僕はアマチュア・レスリングに取り組んでた時よりも熱心にやってるね。最初にWWEに入った時、僕はヴィンスに誰にも負けたくないよって言ったんだ。ヴィンスは、そんなバカなこと、無敗のやつなんかいないぞって、目を丸くした。アマチュアで学んだことすべて、忘れなきゃだめだった。相手に対してどうするか、どうやって痛い表情を見せるのか、勉強しなきゃだめだった。大げさにやらなきゃだめだった。2003年のレッスルマニアは、首の怪我があってドクター・ストップがかかってた。だけど、このビジネスに3年間いただけで、初めてレッスルマニア・メイン戦でやれることになったんだし、1試合だけしよう、それから手術を受けようって決めたんだ。去年は腕の感覚がなくなって、ヴィンスは僕に引退を勧めた。僕は引退したくなかった。少し休ませてくれ、そうしたら大丈夫だって約束するよって言ったんだ。首をストレッチしなかったし、怪我がひどくならないようにトレーニングすることもしていないってわかってた。だから、今は1日5回はストレッチしてるし、首や身体のために良いことならなんでもやってるよ。今は問題は全然なくなった。ヴィンスはいつも、僕がレスリングの血を持ってるって言ってるし、僕もこれが僕のすべきことなんだって思ってる。僕はすべてをやってきたと思ってるけど、アイコンになるには5年じゃ無理なんだ。僕はこの業界最高なんだって、みんなに思ってもらいたい。だからあと10年はやりたいと思ってるのさ、ホントにホントさ」（ホントにホントは入っていません、念のため） |
| 【本日のCafe de Rene 2005.10.12】 カート・アングルはワシントン・ポストで読者からの質問に答えたようです。適当にまとめると、 「WWEでやってる理由の１つに、アマチュア・レスリングのプロモートもあるんだ。みんな僕がアマチュア出身で、オリンピックの金メダリストだって知ってるだろ。アマチュア・レスリング界は、最初僕が身売りしたって考えてた。だけど、今じゃいいプロモーションになるって思ってくれてる。子供たちが僕を見て、将来ああなりたいって思ってレスリングを始めるようになってくれたら嬉しいんだ。僕は今までのアマチュア・レスラーのように、ロボットみたいに見える人間じゃない。感情豊かで楽しい男だってわかってもらってると思う。実はレスリングよりフットボールのほうが上手だったんだよ。だけど、1対1の闘いが好きだったし、フットボールじゃ背が低すぎるって言われて、頭にきたからね。アマチュア・レスリングの練習は、信じられないくらいハードなんだよ。WWEのスケジュールもすごくハードだけどね。ブロック・レスナーがWWEを去ったことにはがっかりしたし、彼の態度に疑問を感じるよ」 |