【本日のHHH　2007.05.07】
MVPは33歳、苦労人なのですね。ポーキプシー・ジャーナルで語る。
「マイアミのシングル・マザーの家庭で育ったんだ。父親はいたけど、必要としている時には役に立ってくれなかった。路上でギャング仲間と銃に囲まれて暮ら してたよ。で、悪いことを何度もやった。結果、9年半ぶち込まれてたのさ（強盗と誘拐で18年の判決だったようです）。補導員の一人が地元のレスラーで、 プライムタイム・ダリル・Dっていうリングネームだった。レスリング業界について話してくれて、ショーのテープを見せてくれた。運動選手としての才能があ るし、いい体格をしてるから、刑務所から出てきたらレスリングのトレーニングをしてやると言ってくれたんだ。
　刑務所から出て、ナイトクラブやストリップクラブで用心棒をしながらレスリングのトレーニングを始めた。けど、金はまったく稼げなかったな。ワイフは俺 を支えてくれてたけど、破産しちまって、別れなきゃならない状況にもなった。犯罪を犯したやつが仕事を見つけるのは難しかったからね。けど俺は大人になっ てたし、自分の力で何とか乗り越えようとした。どんなに苦しくても、悪いことはしないって決心してたのさ。今や、世界は劇的に変わったよ。世界中を旅でき るし、信じられないくらいの収入もある。レスリングが運命だったんだ。まさか自分がWWEのスーパースターになれるなんて思ってもいなかった。レスリング が俺の人生を救ってくれたんだ。
　MVPはナイトクラブで働いてた時に思いついたキャラクターなんだ。たくさんのMVPを見たからね。色々と混ぜて、ちょいと拡大させた。「俺が誰か知っ てるかい？」なんてこと、何度も言われたんだ。金持ちだからってんじゃなくて、バカ野郎たちだったから、やつらが嫌いなのさ。その口を殴ってふさいでやり たいなんて思ったぜ。俺が嫌いだったら、きっとみんな大嫌いだろうって思って、MVPが誕生したんだ。
　俺は冗舌家で自分を表すのに色んなことを喋るけど、レッスルマニアで8万人の観衆の前でクリス・ベノアと闘ったことは、言葉にならないな。トレーニング のお手本にしてたビデオが、クリス・ベノア、ディーン・マレンコ、エディ・ゲレロだったんだもんな。その一人と闘えて、エージェントがマレンコだった。エ ディがいなかったのは残念だったけど、彼の精神は受け継がれてる。
　以前は惨めで強情だったけど、今、俺はずっと笑えてる。顎が痛いくらいだよ」

【本日のHHH　2007.05.17】
ボビー・ラシュリーが語る。
「俺たちは大抵ショーの前の日に街に着いて、ジムに行ったり、日焼けサロンに行ったりしてる。ショッピングセンターに出ることもあるよ。もしかしたら食料 品店なんかで出くわすかもね。TVショーとハウスショーでは、違いはある。TVショーじゃ沢山のスタッフが来てるし、花火やミュージックもある。ショーに 来たら間違いなくWWEのファンになるよ。俺の同級生や友だちなんかがやってくると、みんな夢中になるからね。
　1年250日仕事だから、休みはほとんどない。でも、休みの時は2歳の娘と過ごしてる。チャッキー・チーズに行ってることが多いよ。
　プロとアマチュアはどっちもタフだけど、要素が違ってるな。アマチュアは毎日練習してるから、身体にタフだ。プロは精神にタフだね。毎ショー、ベストを尽くさないといけない。プレッシャーもあるし、怪我してる暇も無い。
　子供の頃は、ハルク・ホーガン、リッキー・スティムボート、ロード・ウォリアーズと、沢山好きなレスラーがいた。ハルク・ホーガンとやったら、どっちが 勝つかなぁ？　でも、俺はタフだよ。ホットドッグ大食いコンテストじゃ、彼が勝つだろうね。俺はそんなに大食いじゃないよ」

【本日のHHH　2007.05.24】
スコッティは自身のHPで語っていますが、「まず、18年間支えてくれたファンに感謝したい。沢山の電話やE-メールをもらって、みんな残念がってくれ たけど、どうかがっかりしないでね。だって、素晴らしい生活だったんだから。小さな田舎町出の身にしちゃ、まさしく夢にも思ってないことだった。色々なと ころに行って、沢山の人に会えて、沢山のことを成し遂げた。WWEから解雇の通知を受けた時はがっかりしたけど、心の奥じゃ変化の時期だと思ってたんだ。 10年間もWWEにいられて感謝してるし、不満はまったくないよ。新しいショーに出て、今まで対戦したことのないレスラーと対戦することを楽しみにしてる んだ。みんながスコッティのキャラクターを気に入ろうが気に入るまいが、僕はいつも100％を尽くしてきたし、これからもそうするつもりだよ。5歳の娘 に、もうWWEで働かなくなったよって説明したんだけど、彼女はまったく気にしてる風じゃなかった。というわけで、みんな上手くいくだろうさ」とのこと。

【本日のHHH　2007.05.26】
MVPはIGNのインタビューに答えています。適当に。
「パワーレンジャーって呼ばれてるのを聞いたら、笑っちまったよ。誰もサンダーライガーを、パワーレンジャーって呼ばないじゃないか。俺のようなアスリートを、格好でからかうのはよしてくれよ。
　クリス・ベノアは、異論なく5本の指に入る素晴らしいレスラーだ。彼と一緒にやれるのは、俺のキャリアにとってすごいことだよ。彼ほど情熱があって、 ハードにやるやつはいない。レスリングのファンじゃなくたって、ベノアを見たら感動するさ。だから、ベノアを破ってUSタイトルが獲れたら、俺は無敵にな るね。
　彼は素晴らしいレスラーであると同時に、素晴らしい人間さ。この業界に情熱を持っていて、同じように情熱のある若い連中を認めてくれてる。リング内外で、私欲を抜きにして助けてくれる。俺も見習おうと思ってる。彼のおかげで、ずいぶん進歩したさ。
　彼のチョップはすごいよ。俺のレスリング・ウエアはジッパーが前にあるんだけど、彼のチョップのせいで切れて血が出るくらいだ。フライパンで叩かれるようなもんだよ。
　オースチンが、俺を才能ある若手として挙げてくれたって？　ウワァオ、ますます張り切っちゃうじゃないか。張り切ってジムでトレーニングに精出すよ。ク リス・ベノア、エディ・ゲレロ、ストーンコールド、ロックなんかと同じレベルになることが、俺の目標なんだ。グッドじゃなくて、グレイトになりたい。だか ら、レジェンドがそんなことを言ってくれたら、う〜んと頑張るね。
　最初はブーイングもなかったんだけど、今じゃMVPのサインを沢山見るようになった。沢山の人が応援してくれるようになったけど、ちょっと残念でもある ね。最初に俺に声援をくれてなかったんだったら、止めてくれよ。そんな連中に、俺を応援する余地は無いね。俺はずっと、俺のすることをやってきたんだから ね。
　MVPのキャラクターは、俺の中にあるものを誇張したものさ。俺は世界一だって信じてるし、不満や泣き言を言うやつじゃない。機会があれば、すごいことをやってのけられる男なのさ。
　子供の頃はあらゆるスポーツをしたよ。学校じゃレスリングもした。でも、スポーツに興味を失った。路上に飛び出した。ボクシングやマーシャル・アーツも して楽しかったけど、路上でぶらってる方がもっと魅力的だった。あらゆる学校のコーチが俺をスポーツ指導しようとしたけど、興味がなかったね。組織化され たスポーツは退屈だった。金にもならないしね。喧嘩が好きだったし、ストリートじゃ喧嘩で強さを証明できたんだ。ま、落とし穴はあったんだけど、俺は15 の若造だったから、わかってなかったね。スポーツに興味を持ったのは、刑務所に放り込まれてからだ。
　経験から、起こった事はみんな意味があるんだって思うようになってる。誰よりもレスリングが好きだし、この情熱は言葉に表せないよ。プロの世界に入れ て、すごい連中と一緒にやれてるのは素晴らしいことだ。たとえメジャーリーガーのピッチャーで、毎試合ノーヒットノーランをする人物にしてやるって言われ たって、今の状況を交換するつもりはまったくないね。今やってることを愛してる。プロレスは、俺が初めて犯罪以外で、精進に精進を重ねたものなんだ。レス リングを始めて、これこそ俺がやることだ、俺の情熱だって思ったのさ。
　俺は怠け者で、座ってTVを見る以外、な〜んにも好きじゃない。けど、好きなことに関しちゃ、誰にも負けないくらいハードにやれる。トレーニングを始め た時、子供の頃に母親がレスリングを見に連れていってくれたことを思い出した。そしてすっかり夢中になってたこともね。15の時は気取ってて、フットボー ルなんかにゃ歓声を上げられなかったけど、好きなレスラーには歓声を上げちまった。刑務所を出てトレーニングを始めた時、すっごく楽しかった。初めての試 合で歓声を聞いた時は、今までに経験したことがないくらい高揚したよ。俺のやることにみんなが反応してくれるんだ。野次って欲しいと思えば野次ってくれる し、応援して欲しいと思えば応援してくれる。そんな経験、なかったからね。
　インディじゃ、ありとあらゆる試合をしたよ。テーブル、ラダー、画鋲や有刺鉄線はしなかったけど、ケージマッチや武器も使った。でも、火をつけられると は思ってもみなかったな。火をつけられた時は、俺は燃えてるし、熱を感じるぜ、って思った。表現のしようのないことだったけど、熱かったのは確かさ。もち ろん恐かった。火事で家に閉じこめられてる人たちのことを思ったね。
　アンダーテイカー、ケイン、ブッカーT、ベノアたちからは、アドバイスを沢山してもらったよ。大事なことは2つ、まずは、身体を保ってろ、身体が商売な んだから、精神的にも肉体的にもいいコンディションでいろ、故障したら離脱せざるを得ないから、健康を維持して、いい状態でいて、ストレッチをしっかりし て正しい食事をしろってね。もう一つは、正しい方向を向いてろってことだ。地に足をつけて、現実的でいろ、自分がしてほしいことを誰に対してもしろ、仕事 を大事にすれば、見返りはくるってことだ。だから、俺は仕事を大事にし、周りの人たちを大事にしようとしてる。今、信じられないような状況にいるけど、俺 はインディで始めた時と何ら変わってない同じ男さ」
WWE.comでは過去について語る。こちらも適当に。
「マイアミのウエスト・バグダッドって呼ばれてる地域に育ったんだ。な〜んにも持ってない子供だった。お袋はできる限りのことをしてくれたが、それでも十 分じゃなかった。銃撃戦や暴力を見るのは日常茶飯事だったね。学校で10年勉強して、医者や弁護士になる連中がいるっていうのは知ってたけど、俺にとっ ちゃ現実的なことじゃなかった。目の前のことこそ、現実だったんだ。マイアミ・バイスの時代に育って、フェラーリや大西洋岸の分譲住宅が欲しいと思ったけ ど、手に入れられる方法は一つしか知らなかった（今は、手に入れられますねー♪）。
　リストバンドにゃ、ジョン・ウイリアムズの思い出にって、書いてる。親友だったけど、一緒に働いてたビーチのクラブハウスで刺されて殺されたんだ。それ が俺に起きてたかもしれない。だけど、俺はまだ生きてる。なんて恵まれてるんだって、毎日思ってる。と同時に、俺が見られるなんて、お前たち、幸運だよっ てね！」

【本日のHHH　2007.05.28】
ジョン・シナはロングアイランド・プレスで語る。
「スケジュールがきついから怪我をするとは思ってないよ。この仕事、怪我は付き物なのさ。誰だって怪我をする時がある。HBK、アンダーテイカー、 HHH、ミステリオ、みんなが同時に怪我をしたっていう厳しい状況にいるってことだけだ。1ヶ月に5回しかショーがないっていうことこそ、団体が上手く いってないことであって、俺は今のスケジュールが好きだよ。それに今こそ、次代のHBK、HHHが出るチャンスだ」