【本日のHHH　2007.03.10】
バティスタはリパブリカンで語る。適当にまとめると、こんな感じ。
「子供の頃は痩せっぽちだったし、喘息気味でもあったんだ。色々と問題も起こしてた。ワシントンで産まれたんだけど、離婚で母親と一緒にサンフランシスコ に移って、その後、俺が手が付けられなくなったんで、父親の元、バージニアに送られたんだ。17歳の時にゃ、もう両親と離れて一人で暮らしてたし、やっぱ り色々揉め事を起こしてたさ。ジムでトレーニングに費やし、ボディビルダーを目指してた。夜はナイトクラブの用心棒をしながらね。けどある夜、仲間の連中 が雇い主たちにやられた時、やり返したんだ。やつらが地面に倒れた時、死んじまうんじゃないかって恐くなった。死にはしなかったけど、俺は逮捕されて、1 年間の執行猶予がついた。そん時、人生を変えなきゃと思ったんだ。
　アレンタウンのワイルド・サモアン・レスリング・スクールに行った。スポーツ・エンタテイメントでは、生計を立てられりゃいいってくらいに思ってた。け どトライアウトを受けた時、ま〜ったくダメだって言われた。それで、なにくそ、って思ったのさ。間違ってたって、思い返させてやるってね。で、レスリング にすっかりはまっちまったよ。トレーニングをやり直して、精神を鍛え直して、身体を作り直した。アスリートでありエンタテイナーになりたかったんだ」相変 わらずランチボックスは集めているようです。

【本日のHHH　2007.03.18】
デトロイト・ニュースでのトーリー・ウイルソンのインタビュー。
「レッスルマニアはわくわくしてるわ。一番大事なイベントだし、たくさんのファント会えるもの。あたしも、女子王者戦に出たいんだけど、どうなるかわから ないわね。でも、何らかの形で参加したいわ。今まで以上のビッグなイベントになるって聞いてるわ。スティーブ・オースチンの映画のプレミアムもあるし、レ スリング殿堂入り式もあるし、すっごく楽しみなの。
　女子王者戦に一度も出られていないのは残念なんだけど、少なくとも何かできたら、不満はないわ。
　あたしはアイダホで育って、女優を目指してロスに来たの。その時付き合ってた彼氏が、すごいレスリング・ファンだった。彼がレスリングのショーに連れ てってくれた。あたしはフィットネスのモデルとかしてたんだけど、彼がバックステージに連れてってくれて、沢山のレスラーと会ったの。その時ケビン・ナッ シュがいて、雑誌であたしを見てくれてて、2、3ヶ月、リック・フレアーと絡んだストーリーに出てみないかと言ってくれたの。あたしもいいわねーと思って やってみた。アリーナに出たとたん、すっごく興奮したわ。彼氏がレスリング・ファンじゃなかったら、今のあたしはなかったし、ケビン・ナッシュがWCWに 推薦してくれたおかげでもあるわね。ハルク・ホーガンも手助けしてくれた。その当時、彼と同じエージェントだったのよ。今のあたしは、彼らのおかげね。
　他のディーバたちから、アドバイスを求められることはよくあるわ。女性にはタフな仕事よ。中傷や陰口を叩かれたりしたことはないわ。みんな努力してるし、あたしは忠告を与えてるの」

【本日のHHH　2007.03.22】
デトロイト・ニュース、今回はバティスタ。
「レスラーになろうって思ったきっかけは、98年だったと思う。ミネアポリスにいた時、WCWがオープン・トライアウトをしてることを知ったんだ。俺は ゴールドバーグが好きで、WCWをいつも見てた。で、トライアウトを受けてみようかと思った。その時に、プロレスラーになろうと思ったのさ。
　その時俺は体重がすごく重くて、370ポンドあったから、少し減らそうと努力した。で、WCWに行ったんだけど、「ぜ〜んぜんダメだよ」って蹴り出され た。だからWWEに連絡したら、WWEはトライアウトはしていないと言って、レスリング・スクールを紹介してくれた。ワイルド・サモアン・トレーニング・ センターだ。1年間トレーニングして、WWEが拾い上げてトライアウトをしてくれたのさ。翌日に契約をした。
　背中のタトゥーは、長い期間で作ったもんだよ。最初は小さくて、大きくしたいと思った。で、大きくなったんだ。
　リング外じゃ、俺ってすごく退屈な人間だと思うよ。家にいて、何もしない男の典型だ。14歳の娘がいるんだけど、彼女と過ごすことが多いね。買い物に行ったり、ジムに行ったり、映画を見に行ったりしてる。「デパーティッド」を最近見たけど、良かったよ。
　試合前は、ウォームアップをして、レッドブルを飲んで、リラックスして、集中しようとしてる。
　レスラーになっていいことは、世界中を旅できること、同時に悪いところも、世界中を旅しなきゃならないことだな。レスラーになってなきゃ、何をしたかっ たのかわからない。どっかで用心棒を続けてたかもね。短期間にすごく沢山の経験をした。タイじゃ警官に囲まれたVIPだったし、国防省の4つ星を付けた高 官と食事した。けどほとんどロードで過ごしたんで、家族との時間を犠牲にした。娘が成長していくところを見られなかったからね。でも、ロードに付いてくる ことも多いんだよ。レッスルマニアにも来てくれるさ。
　レッスルマニアは上手く説明できないけど、特別なイベントだ。エネルギーに溢れてる。メインで戦うのは、この5年間で2度目だ。この感情を説明できないよ。夢がかなったんだからね」

【本日のHHH　2007.03.23】
デトロイト・ニュース、今回はケネディ。かいつまんで。
「この業界に入った時、一番のキャラクターは自分自身であり、それをパワーアップしたもんだっていうのを聞いたんだ。それが、俺、Mr.ケネディさ。
　子供の頃はレスリングが大好きだった。でも、成長するに連れて、離れていった。大きな原因は、俺が問題児だったから、親がレスリングを観るなって禁止し たことだね。両親とも厳しかったよ。親父は完璧主義者だった。毎日曜日は自分の部屋を掃除させられて、終わったら親父がチェックする。本棚の本を取り除い てまで、埃がないかチェックしたよ（鬼姑かよ！）。で、無茶苦茶にして、もう一度始めからやり直せってわけだ。だけどその後に軍隊に入って、軍曹が同じよ うなことをするのにみんなが腹を立ててたけど、俺は慣れてた。親父に感謝したね。
　レスリングを観始めたのは96、7年だ。友だちが見るように勧めた。ストーンコールドがトラックから登場したのを覚えてる。6缶パックのビールを持っ て、カメラマンを突き飛ばして、みんなを叩きのめしてた。すっげえ、って思ったね。だって俺は1万2千人ほどの小さなブルーカラー集団出身なんだ。俺自 身、過去に遡って殴り倒したいボスが何人もいた。それで見始めて、すっかりストーンコールドにまいっちまった。で、俺もやったらどうだって言われたのさ。 この仕事に入ったのはストーンコールドのおかげだって、直接に彼に言ったよ。あんたが俺を触発してくれて、今もず〜っとそうだってね。ストーンコールド は、「小僧、俺はテキサスから来たただの平凡な男さ」なんて言ってた。だけど、彼は俺の師匠になってくれてる。ある日電話をくれて、「バティスタとの試合 は気に入ったぜ、けど、こうしたらもっと良くなっただろう」って言ってくれた。俺は今もいつも彼の頭脳に教えを求めてる。
　ベビーより、ヒールの方が楽しいから好きだね。リングに出て、このキャラクターで、みんなが言いたくても言えないことを代弁してるんだ。俺は自分の心を 喋って、金を稼いでるのさ。学生時代の出来事で腹の立った人間や、事件なんかで腹の立った人間についての想い出を呼び起こして、喋ってる。最初にプロモを した時、この仕事において自分が何であって、何を喋ったらいいのかわからなかった。そんな時、友だちの家にいたんだけど、デートした彼女に振られてて、彼 女が別の男と付き合ってた。俺はその男に電話して、30分間、喋り続けてやった。友だちたちは大笑いしたよ。電話を切り終わった後、俺は思った。「プロモ をする時、ケン・アンダーソンがどんなやつかって悩んだ時、今のことを思い出せ。これこそ、カメラの前で喋る姿だ」ってね。
　レッスルマニアで戦うのは、俺の夢だった。みんながそう言うけど、ほんとのことだからさ。7万人以上の観客の前で、それ以上のTV客の前で、7人のすごいやつらとチャンピオン権を求めて戦えるんだ。初めてのレッスルマニアで、最高だね。
　インディでもラダー・マッチはやったけど、インディは井の中の蛙だ。インディの連中は、インディでビッグでも、WWEに行ったら小さくなっちまうって 思ってる。インディでやった苦労が今の俺を作ってるけど、戻りたいとは思わない。400人くらいの観客の前でやるだけで満足してるのに、頭を捻っちまう な。満足だって言っておきながら、機会がなかった、ブレイクしなかったって嘆いて、65〜70歳くらいまで続けなきゃならない。もちろん、65や70で働 くのは悪いことじゃないけど、俺がやりたいことじゃない。
　レッスルマニアのマクマホン対トランプ戦は、両者に頭を剃ってもらいたいね。
　両親との関係は、良くなってたよ。親父は1年ほど前に癌で亡くなった。けどWWEでの最初の試合を見に来てくれた。夢を実現する過程を、ちょっとは見て もらえたんだ。孫娘が産まれるのも知ってた、俺には姪がいるんだよ。今でも天国で俺を見てると思いたいね。母親は俺をすごく支持してくれてる。母親をヨー ロッパ・ツアーに同行させたんだ。みんないつも、「お袋さんは元気か？」って聞いてくれるよ」

【本日のHHH　2007.03.25】
デトロイト・タイムズは、ヴィンス・マクマホン。かいつまんで。
「自分のしてることを楽しんでるし、エキサイティングだ。これこそWWEだ！
　通常、私は10時に出社し、10時に退社してる。私はこの仕事を愛している。私にとっては、仕事というだけじゃないんだ。自分のやってることに、常に満 足ということがなく、これでOKだと思うことがないね。自分のやってることが好きで、常に貪欲なんだ。だから週末に働こうが、仕事をしているっていうレベ ルじゃない。
　WWEは唯一で最大の団体になったが、私だけではなく誰にとっても、今まで以上に厳しい状況になっている。私はいつも、競争がビジネスで一番大事だと 言ってきた。ライバルがいれば、焦点を合わせやすい。テッド・ターナーをぶっ倒してやろうじゃないか、ってね。だがそれがなくなった今こそ、難しい状況な のだ。
　レッスルマニア3を振り返ってみて言えるのは、非常に誇らしい思いだったということだ。ビジネスに対して誇りを持っていたし、父親に対してもそうだっ た。私自身は、感激して最初はあまり喋れなかった。9万3千人の観客を前にして、父親はどう思ってくれるだろうかと考えた。OK、やったな、と言ってくれ るかな、とね。彼がいてくれたらいいのにと思ったよ。
　最近のステロイド問題については、私は報道されたのを読んだに過ぎない。私たちの健康チェックが導入される前に、名前が上がっていた連中がいたことは 知っている。私たちも検査している。ドクターは信頼できる人物だ。報道は誇張されてるし、我々は関係ない。検査され、結果が報告され、我々はそれに沿って 行動を起こしているのだ。
　ドナルド・トランプとの関係は、ずっと順調だよ。NBCがいくつかの番組と一緒にやることを考えて、私はトランプのことを思い出したんだ。彼は非常に もったいぶったやつだし、私より露出度が高い。誇大妄想狂で、私と同じようにエゴが強い。で、トランプと何かできるんじゃないかと思った。思い当たったの が彼の髪の毛だ。お互いに代表を選んで、髪の毛を賭けてやろうってことになったのさ。私のキャラクターは野蛮で、クレージーだ。みんなが思ってもいないよ うなことをする。そして、今は言えないが、色々と秘策があるんだよ。
　自分が髪の毛を剃るなんてこと、考えてもいないね。ドナルドが髪の毛を剃るかもしれないし、あるいは……かつらを取ることになるかもしれない。かつらを 付けるのに、彼はどれだけ毎朝時間をかけてるんだろね？　美容師が2日に一度は家に来てるかもしれないね？　私がドナルドなら、髪の毛にはうんざりしてる だろう。いずれはどうにかしなきゃならないんだし、剃っちまってもいいんじゃないか、テリー・サバラスみたいにかっこよくなるだろうって思うだろうね。
　私が髪の毛に毎回300ドルかけてるって？　そんな噂は大好きさ。だが普通は10日に1回は切っていて、300ドルもかけてない。
　Mr.マクマホンのキャラクターと私自身は、大違いだよ。Mr.マクマホンは温厚な慈善家で、本来の私は傲慢な男さ、ハッハッハ。ま、しかしMr.マク マホンのキャラクターの中には私自身が沢山入ってるだろうね。私は普通の状況では、あんな極端なことはしない男だ。もちろん、マクマホンを演じることを楽 しんでるよ。引退するのは死ぬ時だと思ってるし、そんなに近い日にその時が来るとは、まだ思ってないよ」

【本日のHHH　2007.03.30】