＜2001.7.17＞

　そして、ついに日本に帰る日が来た。色々あったけれど、やはり帰るのは寂しい。はあああ……、仕事がいっぱいたまっているものなあ〜。
　車で迷うといけないので、早めにホテルを出る。駐車場から車を出すのに、ちょっとバタバタしたので、駐車場内にメガネちゃんは大事な杖を忘れてきてしまった！　わたしは飛行場のどこかで、帽子を忘れてきてしまった！　杖は、あとからホテルに連絡を取り、送ってもらうことにする。さて、無事に返ってくるのだろうか。帽子は、どうせ1000円の安物だったし、どこで忘れたかわからないから、諦めました。
　ストラスブール空港では、レンタカーを帰す場所がわからず、3回、くるくるくるくると回ったけれど、どうにか返却できた。事故もなく、無事に旅が終わった。よかった、よかった、とほっと一息ついていたのに、飛行機の時刻が遅れる。
　おかげで、パリで接続していた飛行機に乗れなくなった！　なんとか本日中の飛行機に代えてもらうことができたけれど、大変だった。メガネちゃんは、免税手続きのために、デタックスを必死で探そうとするし……。まあ、あれだけヴィトンを買ったんだものな、免税額は大きいよな。しかし、道を聞く係りのわたしは、お腹が空いていたためにやや不機嫌になる。だって、エール・フランスから、どこででも好きなだけ食べていいっていう昼食券をもらったんだぜ、取りあえず何か食べないと、食べそこなったらしゃくに障るじゃないか！
　バッグが大事なメガネちゃんと、食い物が大事なわたしの差である。とにかく、どちらも無事に望みを果たすことができて、満足満足。
　飛行機の時間に少し余裕があったので、パリの空港で免税店を見て回る。今まで、わたしは免税の食料品店以外は見たことはなかったが、あるんですねぇ、エルメスとかカルティエとか、ブランドの店が……。入ったことはなかったから、いい経験をしました。目の保養、目の保養……・。
　パリ・シャルル・ド・ゴール空港で一緒になった団体は、たいてい、大きなブランドの袋を抱えていた。ヴィトン、シャネル、エルメス、グッチ……。老若男女、みんな、何か持っていた。はああああ、と感心してしまった。免税になるほど、買い物をしたことはなかったものな。
　今回も、しませんでした。ワインだけでは、免税になりませんでした。フォアグラも、価格はしれたものでした。
　無事、飛行機に乗る。エール・フランスと共同便のJALだった。しかし、JALのエアー・ホステスさんは、よく働くねえ。ジュースを持ってくる回数が、エール・フランスよりも多い！　免税品なども売りに歩いている！　マイレージ・クラブへの勧誘書類も配り歩いていた！　ご苦労様です。日本人は、よく働くなあ。
　団体客の中には、80歳は越えていると思われる女性の2人組、赤ん坊を連れた若い夫婦などがいた。添乗員の女性が、かなり大変そうだったけれど、見ているとおもしろかった。元気な女性2人組は、さぞかし珍道中だったのだろうな。

＜2001.7.18＞

　飛行機の出発は少々遅れたけれど、どういうわけか、ほぼ定刻通りに関西新空港に到着した。
　無事に、日本に帰ってきました。おもしろい旅行でした。やっぱり、自由旅行は楽しい。
　家に帰ると、猫が２匹、寄ってくる。10日間の不在は、別に関係がなかった模様。まあ、猫たちには時間の感覚はないのだろう。
　お土産は、夫のためのおもちゃが11個！　友だちやご近所へのお菓子が6個、自分のためのバッグが3個（1個は、800円のコウノトリ・ビーズ・バッグ！）、小さなブレスレットが2個、クリスマスの飾りが1個。陶器の小さなミルク入れが2個と、マスタード入れが1個。絵葉書が10枚。ワインが5本、フォアグラの缶詰が2個と、ジャムが1瓶。う〜ん、もっと高級品を買うんだったかな。いやいや、ワインをもっと買うんだったな。

　でも、また、行きたいなあ、とすぐに思ってしまう。今度は、フランスの中部地方、古い町や村が残っている地域に行きたいな、と思うのだった。