【2007.07.31　本日のウルリッヒ】 　ヴィノクロフはアスタナを解雇になったようです。これから長い闘いが始めるのでしょうねー。 　イバン・マヨがツール休息日の24日の検査でEPO陽性とのこと。まだAサンプル陽性のようですが、早速にリークされたようです。ただ、EPOの場合 は、Bサンプル陰性となる確率がかなりありますので（←上手くごまかせたら……って、おいおい！）、様子を見てみましょう。 　ちょいと愚痴っておきますと、な〜んとなくクレーデンのサラダに禁止薬物を盛られるという偏執狂的考え方がわかりますよ。いや、別にほんとにそんなこと が起きているというのではなく、ドーピング検査というのはお金がかかりますから、ターゲットを絞って検査しているのだろうな〜と。色々な意味で、明らかに 検査回数が多い選手というのはいるだろうな〜と（ウルリッヒなんかね！）。そりゃ、そういった選手は捕まる確率も高いだろうなあ〜と（←おいおい！）。見 せしめのためには、それがいいんでしょうねえと、ふ〜っと溜め息（いや、私はドーピングを容認しているのではありません、念のため）。 　ドーピング・ハンターのフランケ博士は、ウルリッヒにだけ噛み付いているのかと思ったら、今度はコンタドールです。コンタドールのツール優勝は「スポー ツ史上最大の欺瞞」だとか。「コンタドールの名前は、裁判所、警察の記録に度々出ている。だが名前が消され、疑わしい選手のリストから取り除かれた。コン タドールはUCIとスペイン自転車連盟との取引で、ツールから除外されなかった。その情報を私は掴んでいる。コンタドールの薬物情報を持っているが、彼は インシュリン、HGM-レポリ（テストステロンの分泌を促進させるホルモン？）、TGNと呼ばれる喘息のための薬を摂取していて、これは私の目にはドーピ ングの手段だ。ところがスペインではこれら全部が隠蔽された」と語る。う〜ん、相変わらず元気で息巻いています。8月にはウルリッヒとの裁判対決があるんで したっけ。

【2007.07.30　本日のウルリッヒ】 　ツールでAサンプルが陽性だったヴィノクロフ、Bサンプルも陽性結果が出たようです。ヴィノクロフはランディスと同じ弁護士を雇い、これから反証するもよう。 　そのヴィノクロフから、お金のために嘘をついているんだと批判されたイョルグ・ヤクシェですが、ドイツ・メディアでコンタドールについて、「非常に才能 があったし、若くしてプロになった。けれど、すでにU23の選手たちは成長ホルモンとテストステロンを与えられている。ただ、彼がドーピングしているとこ ろを見たことはないし、彼がクリーンかどうかは、彼が知っていることだ。だが、フエンテス医師の元に行くのは、ドーピング以外にあり得ない。書類 No.33に掲載されていた（ちなみに、コンタドールも書類No.33のようです）JJは僕のことであり、実際に僕はドーピングしていた。それは2005 年のリバティ・セグロスの医療計画であり、フエンテス医師は2、3人のチーム・ドクターにファックスで送っていたようだ。その原稿を見ている。UCIは書 類No.33については言及していないけれど、コンタドールを特定したし、実際、僕もその書類を見ている。コンタドールがスペイン当局と取引して、証人と して守られているとしても、もう審議は進められていないんだから、おかしな話じゃないか？　スペイン人の誰が現在起訴されている？　ウルリッヒ、バッソ、 ヤクシェ、サイツなんかが犠牲になっただけだ。警察はきっちり仕事をしたかもしれないけれど、明らかに名前はフィルターにかけられて、選ばれて取り上げら れた。250の血液バッグのうち、150は特定されなかった。圧力がかかったんだと思う。問題は自転車界だけじゃなくて、大きくなるからね。血液バッグが 消えていたって、僕は驚かないよ。それぞれの国によって、ドーピング対策が異なってる。フランスやドイツのチームでは、上手く機能していて、古い体制を壊 したから、自転車界にとってはいいことだ」とのこと。コンタドールがマイヨ・ジョーヌを着るのはOKで、彼よりも証拠の薄かったカルーゾが2年間出場停止 になるのはおかしいと、語っていたのでした。 　オペラシオン・プエルト、実際にドーピングがあったか否かは別にして、確かに犠牲になったのは一部の選手だけですねー（←ウルリッヒと言いたいんだ よ！）。ま、ドイツ・メディアは自国のスターだけではなく、他国のスターもドーピングを追求しているようですねー？（ウルリッヒが沈黙を通していてネタが ないからか？）。

【2007.07.24　本日のウルリッヒ】 　ウルリッヒの銀行記録をドイツ検察局は要求していて、ウルリッヒ弁護団は反対していたようですが、スイス裁判所は許可を出したとか。クレディ・スイス銀 行の2003年1月から2006年6月30日までの期間のようです。ウルリッヒはドイツのTVで「書類が渡ることには反対していた。銀行取引を見ることが できるのは、僕のワイフだけだからね。他の誰にも関係がない」と語る。自分に対する告発に関しては「ドイツで準備が出来た時に話すつもりだ。すでにいくつ かのことを書き留めているし、考えも書いている」と語ったようです。検察局は同時にウルリッヒ・スイス自宅で押収された物の受け渡しも要求しているようで すが、こちらもウルリッヒの弁護士の反対にあい、同意が得られなければ法廷に要求するとか。それにしても、テレコム勢が過去のドーピングを告白した今、一 体検察局はウルリッヒの何に対する詐欺を調べているんでしょ？　チームがテレコムじゃなく、T-モバイルだからかしら？（詐欺容疑は、ウルリッヒがドーピ ングでチームのお金を騙し取ったということでしたよね？　そうなると、2003年は関係ないんじゃないのかしらん？　T-モバイル入団は2004年からで すよねー。わけのわからん告発になってきたような気がするんですが？←まだ文句を言ってるよ、私……）。 　フランケ博士対ウルリッヒの裁判は8月に行われる予定とかいう噂。え〜っと、これはフランケ博士がウルリッヒはフエンテス医師に35000ユーロ支払っ たということに対して、ウルリッヒが文句を言っていたんでしたっけ？　フランケ博士はイバン・バッソ、ロルフ・アルダグ、ルディ・ペヴナージュを証人として 喚問するとの噂。ま、噂に過ぎませんが。

【2007.07.22　本日のウルリッヒ】 　シンケビッツに関する話、やや訂正。ボン検察局は、シンケビッツが契約者を騙しているという訴えに基づいて、1ヶ月に渡って犯罪調査しているということ です。今回のドーピングとは関係がないとのこと。ん〜っと……ウルリッヒの場合も契約者（T-モバイル）を騙しているという訴えでしたね〜。これは、匿名 の訴え主が、シンケビッツに関して何か疑わしいドーピング情報を握っていたとか……？　あるいは匿名の訴え主がウルリッヒだとか？（←おいおい！　アルダ グやザベルの可能性もあるだろ！……って、おいおい！）。ところで、誰でも（匿名OK）でも犯罪調査しろと訴えられるというのは、面白いですねー。

【2007.07.21　本日のウルリッヒ】 　T-モバイルのパトリック・シンケビッツが、6月8日のドーピング検査でAサンプルが陽性になったことが、話題を集めておりますねー。テストステロンと エピテストステロンの値が24（25？）対1だったとか。WADAが定める上限が、4対1のようです。ま、このテストステロンの話題は、WWEのページで も少し触れておりますが、な〜んかようわからんです（もしかして、ドーピングと関係なくても、なんかの拍子にかなり変わっちゃうんじゃないのぅ？なんて、 素人考えを抱いてしまうのですが、そうだったら、WADAは基準を変えてるわなぁ〜？）。 　で、ドイツ検察局ヨルク・シンドラーは、匿名者からの要請で、シンケビッツに関して犯罪捜査を開く可能性があるとか（←おいおい、ドイツ！）。ドイツで は誰でも検察局に捜査するように訴えることができるようです。ウルリッヒの場合もそうでしたねー。彼の場合は匿名者ではなく、ドーピング・ハンターの女性 教授でした。シンケビッツ、Bサンプルの検査を要請し、結果は29日頃とか。

【2007.07.15　本日のおまけ、特集ネクスト・ウルリッヒ】 　祝ステージ優勝＆マイヨ・ジョーヌ＆マイヨ・ブラン！ 　久しぶりに、ドイツ人のマイヨ・ジョーヌが出てきましたね。リナス・ゲルデマン、2006年に、あれこれあってCSCからT-モバイルに入った新星で、 2005年CSC時代にはツール・ド・スイスでステージ勝利を挙げています。ネクスト・ウルリッヒと、話題になっていたのでした。ここに来て、ようやく頭 角を現し始めましたね。 　どんな選手？という方のためにも（←そんな方、いない？）、ちょいと懐かしい記事を再録してみましょう（しかし、美形の選手は追っかけてたんだなーと、自分に呆れてしまうわ……。ま、ネクスト・ウルリッヒと、ずっと言われていたこともあるんですけどねー） 　2005年10月21日の本日のウルリッヒ、2005年10月22日の本日のウルリッヒ、2005年10月29日の本日のウルリッヒ、2005年10月31日の本日のウルリッヒ、ちなみに、この当時は彼女と一緒にケルンに住んでいたようで（現在は知らん）、彼女はイルカを使ってハンディキャップのある子供たちを助けるセラピストだとかの記述あり。 　2006年1月15日の本日のウルリッヒ。 　2006年3月6日の本日のウルリッヒ。 　ま、まだいくつかあるかもしれませんので、興味のある方は過去のウルリッヒのページから検索してみてね。

【2007.07.14　本日のウルリッヒ】 　ウルリッヒは本当にいい人ですねー。自身のHPでは、レキップの話が。「ジャーナリストのフィリップ・ル・ガールは優秀な人で、僕は93年にアマチュア 世界チャンピオンになった時から知ってる。でも数週間前に、みんなが告白した時に、彼とちょっとだけ話をしたんだ。ツール開催中に僕の話が出るとは聞かさ れてなかったし、僕の意志でもない。こんな大事なツアーの時に僕の話が出たのは残念だ。それにドイツ語からフランス語訳される時、少し違ってしまった。 「僕は今後も生活を続けるのに十分なお金はある」とは言ってない。「僕はスポンサーやメディアや自転車連盟からは独立した立場にある」って言ったんだ。お 金に関しては何も言ってない。それが間違ったままドイツにも来てしまった」ってなことで、やはり正しい考えを伝えるメディアを探しているということです。 みんなが無事にパリに到着することを願っているとのこと。

【2007.07.12　本日のウルリッヒ】 　ふ〜ん、7月11日付けで紹介したレキップのインタビュー、ウルリッヒは間違って報道されていると言っているようです。特に、金銭の話についてとか。と いうわけで、しかるべきメディアに自分側の考えをしっかりと語りたいと言ったようですが、ツール後になるとのこと。相変わらずのレキップです、ﾌﾟﾝﾌﾟ ﾝ！

【2007.07.11　本日のウルリッヒ】 　ウルリッヒはレキップ紙で語ったようですねー。「みんなが金を稼ぐために、僕をスケープゴートにしている。振り返ってみて、僕の謹慎なんて、まったく役 に立っていないじゃないか。問題は僕ではなく、自転車界自体だ。ツァベルやアルダグの告白だって、おかしなものだ。特に、彼らがクリーンだって主張して、 僕について言ったことを考えるとね。アルダグはラジオやTVで僕を攻撃して、僕はすごく傷ついた。彼は僕のおかげでずいぶん稼いだのにね。それが汚いお金 だって言うんなら、どうして返さないんだ？　彼は僕についてだけいい続けてきた。だから、もし僕が本を書くんだったら、君のことが主になるだろうねって、 メッセージを送ったよ。そしたら、それ以来、僕の悪口は言わなくなったんだ。僕は誰にも負うところがないし、今後も生活を続けるのに十分なお金はある。で も彼らは仕事を続けるために認めなきゃならなくなったんじゃないのかな。僕の心配はしてくれなくてもいいよ。僕が自殺するかも知れないと思っている人もい るようだけど、まだ生きてるし、生活にも満足してる。僕は引退した。もうただの市民のヤン・ウルリッヒさ」とのこと。 　ところでルディ・ペヴナージュはSueddeutscheで、自転車選手であった時代からフエンテス医師を知っていたと語ったとか。アルダグに2度目の チャンスが与えられているのだから、自分だって与えられるはずだ、と語ったようです。バルベルデはよ〜くフエンテス医師を知っているとも語ったとか。