| 【2006.07.31 本日のウルリッヒ】
なんだかT-モバイル・チームはゴタゴタしています。マネージャーのオラフ・ルドヴィッヒさえこの10月でクビになり、新しいマネージャーはアメリカ人の
ボブ・ステイプルトンと、ロルフ・アルダグが監督になるとか。でも、もはやウルリッヒはクビになったので、あまり関係がないでしょう……このコーナーの話
題は、あくまでウルリッヒです。 スイスでウルリッヒの問題を扱うベルンハルド・ヴェルテンは語る。「現在オペラシオン・プエルトに関するスペイン捜査の情報がUCIに届いて、UCIは それを翻訳しているという話を聞いている。その後スイス・オリンピック協会の我々の元に届くと思う。それがゲルハルト・ウォルターの手に行き、彼が検討す る予定だ。有罪かどうかはスポーツ法に則って決められる。今まではドーピング検査の結果、有罪が決定したが、ウルリッヒはずっと陰性だった。だから、今ま での法則は適応できない。事実確認はできないから、書類をチェックし、ウルリッヒが事故血液ドーピング、又は他の血液ドーピングをやったかどうか調べなけ ればならない。我々はまだ何もわからないし、メディアの情報だけだ。血液バッグが発見されたとしても、それがウルリッヒのものか結論づけなければならな い」う〜ん……よくわかりませんが、誰も何もよくわかっていないってことでしょうか？ |
| 【2006.07.30 本日のウルリッヒ】
ウルリッヒはスイス自宅周辺で、2時間ほど自転車に乗っているようです。婚約者のザラさんや、親しい友人たち、近隣の人たちが彼を支えてくれているとか。
「近隣の人たちは、僕がどれだけ自己犠牲を払ってトレーニングしてきたか知ってくれてる。みんなが僕のツールを楽しみにしてくれてたし、僕の勝利を期待し
てくれてた。それなのに、謂れもないのにツールに出られなくなったんだからね。謹慎になっても、別に隠れていなかったし、散歩したり水泳したりもしてた。
ファンも僕を支えてくれて、6000以上のメールを受け取ってるよ。みんなが僕の決心を支持してくれた。でも、ドイツは違う。もちろん、ドイツ人やドイツ
の自転車ファンのことじゃない。メディアさ。僕はヤン・ウルリッヒであることに変わりはなく、いつもフェアなスポーツマンだ。だからドイツのメディアの扱
いに不公平さを感じるよ。サッカー監督のクリンスマンがいい例だ。ワールドカップ前は、バカだって散々こき下ろしてた。すごく残念だったよ。ところがその
3、4週間後には、英雄扱いだ。で、またこき下ろす。僕は、ドイツ・メディアの扱いには慣れていた。でも、今回は耐えられないよ。2007年に上手くいっ
たら、また扱いが変わるだろう。だけど、僕はそんなことはどうでもいい。まだやれるって見せたいだけだし、僕は変わらずヤン・ウルリッヒだ」と、語ってい
ます。 スペインの新聞によると、アスタナの5人に続いて、コミュニダード・バレンシアナの選手全員が、スペインの裁判所から事件とは関係がないとの書状を受け取ったとか（いったい、どうなってるんでしょね？ オペラシオン・プエルトの書類って？？）。 |
| 【2006.07.29 本日のウルリッヒ】 おっ、ウルリッヒのサイトに、ブリックのインタビュー全文（？）が掲載されとりますわ。以前に紹介したところを除いて適当にまとめますと、
「ツールは友人たちが出てたんだから、TVで見たよ。もちろん、毎日4時間TVにかじりついてたわけじゃない。大事なステージと、最終ステージだけ見た。 僕は十分準備していたし、いいチームだったから、出ていたらいいところにはいっただろうと思ってる。でも、起きたことは起きたことだ。クレーデンが3位 になったことや、7人だったのにステージ優勝3回したことは、とても嬉しいよ。戦略的に失敗したとは思わない。オスカー・セビーリャや監督のルディ・ペヴ ナージュ、僕がいなくなって、チームは大変だったろうからね。キャプテンが突然にいなくなったんだ、チームは意気消沈したろう。でも、アタックを繰り返し たチームを尊敬する。今年は確かに、僕にとってはビッグチャンスだったろうけどね。 ツールは最高の状態で臨んでた。それが直前で出走停止になった。どうなるかわからなくて、意気消沈してやる気も失った。家に閉じこもって隠れてたわけ じゃない。7月1日は、娘のザラ・マリアの誕生日を祝った。彼女の誕生日祝いをできるのは初めてだったから、とても良かったよ（いつもツールにかかるんで すね）。ただ、自転車に乗る気はしなかったな。 でも、1週間ほど前からやる気が出てきた。何とかしなきゃ、と思ったからね。スポーツマン精神が行動を起こさせたし、また情熱が戻ってきたんだ。自転車 に乗ってて、楽しいよ。引退するつもりはない。いつもツールの勝利で引退したいと言ってたし、今年はだめだったんだから、もう一年トライしたい。 チームからの解雇通知は、理由がないから受け入れられないよ。リース監督とバッソのように、もっとチームからサポートが受けられるものと思ってた。彼は「ドーピングが判明するまで待とう」と言ったのにね。 僕はキャリアの中で、他の選手たちを欺いたことは一度もない。今年は11回抜き打ちドーピング検査をされたし、通常のドーピング検査もした。こんなに短 い間で、こんなに沢山受けたことはないよ。無実の証明だって言いたい。ずっと陰性だったんだから。でもそんな話は、メディアでは取り上げられないんだ （1ヶ月に2回以上受けている計算になりますよぅ。それでドーピングなんて、できるんでしょかね？←いや、技術的な話。特に今回問題になっているのは、血 液ドーピングですもんね。ツァベルが言っていたように、トップ選手はいつも見張られていて、どこに行くにも居場所を検査機関に連絡しておかないといけない んですよ？）。 フエンテス医師についちゃ、もう言ったよ（え〜、フエンテス医師を知っているかどうかという質問なのですが、これについちゃ答えちゃいけないという弁護士の指示があるんでしょね……【2006.07.19 本日のウルリッヒ】弁護士たちの意見参照）。 DNAテストを受けないのは、僕はどこからも訴えられていないし、責められてもいないからだよ。全部、メディアの報道と憶測だけなんだ。僕はずっと検査じゃ陰性だったんだからね。 自転車界がドーピングが多すぎるという意見に関しちゃ、僕に責任があるとは思ってない。僕が問題を解決しなきゃならないわけでもない。僕が今言えること は、ヤン・ウルリッヒは負けないってことだけさ。ドイツの新聞は、僕はもうだめだって言ってる。それは間違いだ。メディアはいつもそんな扱い方だ。2年 前、僕はビルト紙からフェアプレイ賞をもらったのに、今はドイツ一のビッグルーザー扱いだ。 僕はまだやれるって見せたい。フェアプレイ賞は必要ない。そんなものがなくても、僕はいつもフェアだ。まったく根拠がないんだから、僕がレースに出られないことはないと思ってる。 結婚についちゃ、すごく幸せだと思うよ。理想的な女性に出会えて、今年には結婚するつもりだからね。それに、娘にも今は時間を取ってる。大きくなっていくのを見たいからね。新しいパートナーとの間にも、子供が欲しいと思ってるよ」 ちなみに、いつもウルリッヒがしている変なブレスレットは、肩凝り腕輪ではなく（え〜っと、どなたかそう推測していましたね？）、ラッキーアイテムなの だとか。幸運の天使の絵が描いてあり、いい人間であろうというおまじないのようで……。教会には行かないけれど神様を信じている、信仰は助けになり力を与 えてくれる、そうです。ザラさんからのプレゼントでしょかね？ ラッキーアイテムのガビィさんからのプレゼントのピアスは、娘のザラマリアちゃんに行った のでした……。 |
【2006.07.28 本日のウルリッヒ】 別にブルーを着ているからといって、深い意味はないでしょう。一緒にトレーニングをしているヴェーズマンが、アメリカに目が向いてるんじゃない、と言っていても、ま、憶測でしょう。ちょいと太っている？ それは気掛かりですが……。
大騒ぎをしてウルリッヒ、バッソらを追い出したツールですが、終わっても騒動は続いているようです。でもここはあくまでウルリッヒのページです。スイ ス・オリンピック協会のゲルハルト・ウォルター氏が、ウルリッヒのケースを決定するようで、オペラシオン・プエルトに関するスペインからの調査報告書を 待っているとか。届き次第、3〜4週間で決定したいとのこと。「普通の法廷では有罪を立証しなければならないけれど、我々はWADAの規則に従って決定す るので、無罪を立証しなければならないのは選手自身だ」とコメント（←あんた、先入観はないだろね？と、ちょっと愚痴っておきますよ）。なお、ウルリッヒ がDNA鑑定を拒否していることに関し、ダニロ・ホンドの弁護士は「ドイツでは倫理的な討論をした後、DNA鑑定は殺人犯や重大な罪を犯した者だけが適用 されることになっている」と語っています。殺人犯じゃないんだ、とコメントしたウルリッヒ、こういった背景があるようです。 ちなみに、イタリアの自転車連盟は、イバン・バッソに対してかなり好意的なようで、「イバンは才能のある選手で、我々は100％彼を支持する。スペイン からの書類を待っている状態だが、聞いただけの情報では、彼への嫌疑はかなり薄い。彼にペナルティを課すことはないだろう」と発言（ウルリッヒと、えらい 違いじゃないですかい？！ パンターニの前例で、反省してるんでしょうかね？）。 なお、ブエルタの主催者は、オペラシオン・プエルトに関係していると疑われているコミュニダード・バレンシアナ・チームのワイルドカードでの出場はない と発表。同時に、ツールで謹慎となったウルリッヒ、バッソ、マンセボらの出走もないだろうとのこと。名前が挙がっていてもすでにレースに出ている選手がい ますし、イョルグ・ヤクシェはハノーバーに出るようですが（不公平感を感じますぅ）。 |
| 【2006.07.27 本日のウルリッヒ】 この矛盾に、ちょいと愚痴ら せてくださいよ。UCIはツールにおけるドーピング検査で、一人の選手が陽性になったと発表しています。チーム、選手、その選手の国の自転車連盟、 WADAには知らされていますが、ルールに則って名前は明らかには出来ないとのこと（Bサンプルの陽性が判ってから、ということでしょね？……でも、タイラー・ハ ミルトンの場合、早々に発表されていませんでしたっけ？←記憶違いかな？ ウルリッヒ、バッソ、マンセボなんか、フエンテス医師リストに名前があるよう だ、ということで名前が発表になって、ツール排除になったのに？ いや、あたしゃ、公表しろと言っているんじゃないですよ、むしろ、はっきり決まるまでは公表するな、と言いたいわけですよ、なぜなら……下記参照）。 しかも、スペインの新聞は、オペラシオン・プエルトでツール排除になった5人のアスタナ選手、ホセバ・ベロキ、イシドロ・ノザル、セルヒオ・パオリー ニョ、 アラン・デイビス、アルベルト・コンタドールが、オペラシオン・プエルトと関係がなく、今後も訴訟、法的手段を用いることはないという正式文書を受け取っ た、 と報じたようです（はあ？ どういうこっちゃ？ ……いや、いいニュースなんですよ、でも、この5人が出走できなかったために、ヴィノクロフがツールに出 られなかったんですよ？ 法的には問題がない、ドーピングは別問題ということでしょうか？）。選手たちは今後スペイン法廷に対し、チームにもたらした損害 賠償を訴えるという噂。 |
| 【2006.07.26 本日のウルリッヒ】 ウルリッヒの弁護士はT-モ バイルと会談を持ったようです。ウルリッヒは同席しませんでした。T-モバイルのフォルマートによると、「会談は和やかで建設的だった」ようで、会談の内 容を明らかにすることはできないけれど、もう一度会談を持つとのこと。ウルリッヒが他のチームと契約できるかどうかという点は、会談の結果により契約終了 となると、もちろん他のチームと交渉することができる、ただし、彼がレースに出られるかどうかは別の問題であるとの発言。 オペラシオン・プエルト問題の調査は、UCIから関係しているとみられる選手の国の自転車協会へと、移るようです。それぞれの国で、今後どのような行動 を取るかが1ヶ月以内に決められるもよう。ウルリッヒのケースは、彼が居住しプロ資格を持っているスイスへと移ります。それぞれの国が決定した後、1ヶ月 以内にスポーツ調停裁判所に訴えることができるようです。ちなみに、関係しているとみられる選手は58人とか。さりげな〜く付け加えておきますと、JAN Hruskaも名前に入っています(←どこがさりげないんじゃ！）。 |
【2006.07.25 本日のウルリッヒ】 |
| 【2006.07.24 本日のウルリッヒ】 あらま、プロツアーの21 チームは、今回のドーピング騒動でツール出場謹慎となった選手を、今後も出場させないと決定したようです。コンチネンタル・チームも、この結果を受け入れ てほしいとのこと。こういった処置がとられるとわかったなら、選手たちは今後行動を考えるだろうとのことからの決定のようですが、結果、ウルリッヒ、バッ ソを含むフ エンテス事件で名前の挙がっている選手（58名との噂）は、ツアー参加ができなくなるとの話。所謂、倫理的な犯罪だと考えるとのことですが……（名前が挙 がっ ているだけでこの処置って、かなり厳しくないですかあ？ まだ疑いの段階なのにぃ？ ブエルタを目指してトレーニングすると言っていたバッソはぁ？ こ れって、ウルリッヒをどこのチームにも行かせないぞってことぉ？ ……と、あれこれ勘ぐってしまいますが、とにかく、ウルリッヒ＆弁護士は、頑張って戦っ てくれよぅ〜と思ってしまう）。詳しい情報を待ちましょう。 ウルリッヒは自身のページで、複雑な心境でツールを見ていたけれど、クレーデンの表彰台とケッスラー、ゴンチャールの優勝を祝っていると語っています。 ウルリッヒのファン倶楽部は、現在のところ脱会者はなく、みんなウルリッヒのサポートをしていると会長の言葉。ウルリッヒの無罪を信じていると語ると同時に、誰でも間違いは犯すとフォロー（←おいおい（苦笑））。 |
| 【2006.07.23 本日のウルリッヒ】 オラフ・ルドヴィッヒは Sport-Informations-Dienstでチームについて語っていますが、ウルリッヒに関するところだけを抜粋すると（ま、質問のほとんどは それですけどね〜）、「解雇についてはヤンのHPで発表されたが、質問されていたら正直に答えたよ。Faxだけだったと彼が言っているが、私は個人的に彼 と話したかったし、電話しようともした。だが、状況はなかなか困難だった。ヤンとオスカーは無実を証明するという条件だったが、今日に至るまで、ヤンの声 明だけで、それも問題外のもので、両者から何も証明するものを受け取っていない。もう一度会見があるが、それぞれ弁護士が立つだろう。我々はヤンを魔女狩 りの対象にしているわけではない。ヤンは人気があるし、最初にツールに勝ったドイツ人だし、その事実は消えることがないだろう。我々は、ヤンがドーピング した事実があるとは言っていない。ただ、彼からまったく無実だという証明も受け取っていない。スポンサーの意向で、ヤンとは契約を続けないのだ」（……っ て、やっぱりやや魔女狩りの気がしないでもない……）。 ウルリッヒは自身のHPで、 「チームからの通知には、すごく驚いてる。来週まで決定は延ばされるはずだった。チームに動揺が広がるのを防ぎたかったからね。みんな頑張ってるんだ し、彼らのベストを願ってるんだ。みんなとは連絡を取ってるし、クレディがTTでいい成績を残して、表彰台を目指してくれることを願ってるよ。辛い次期 だけど、ファンのみんなは僕やクレディのために祈ってね」ってな感じで語っています。クレーデンはツール3位で表彰台に登れそうです。 |
| 【2006.07.22 本日のウルリッヒ】 今月末にはウルリッヒの高額 お給料が払われる予定でしたから、何らかの動きは予想されていましたが、ついに、T-モバイルはウルリッヒに解雇通知を送ったようです（オスカル・セビー リャにも）。オラフ・ルドヴィッヒ・マネージャーも、T-モバイルの弁護士がそのような処置をとったことを認めました。「ウルリッヒ、セビーリャから何ら 無実を証明するものが出されなかったので、そのような処置をとらざるを得なかった。非常に失望している。彼らは積極的に無実を証明すべきだった」とのコメ ント。クリスチャン・フォルマートも、「我々に知らせれた情報からして、他の決定はなかった。同時に、ウルリッヒ引退後に考えられていた色々な協力体制も 白紙に戻す。もちろん、ウルリッヒの、有罪が確定するまでは誰でも無罪だ、という意見は尊重する。ただ、自転車界には独自のルールとモラルがあり、契約に も明記されている」とコメント。 それに関してウルリッヒは、「まったく満足できないよ。すごく残念に思っている。特に、個人的に告げられたわけではなく、T-モバイルの弁護士から ファックスが送られてきただけだっていうことにね。何年もチームといい関係にあったし、チームのために尽くしてきたのに、ファックス1枚で片づけられるな んて、すごく困惑してるよ」と自身のページでコメント。 ウルリッヒのマネージャーのストロウバンドと、ウルリッヒの弁護士Ulrich Theuneは、法的に争うことを考えているようです。Dr.Ulrich Theuneが、辣腕でありますように、南無南無。ちなみに、コーストで揉めた時も、この弁護士さんだったようで……。続報を待ちましょう。 とりあえず、ウルリッヒがふてくされず太らず、選手生活を続けてくれますように、南無南無。まだ32歳、もう少し走れますよぅ（←どこか拾ってやってください、南無南無……祈ってばかりねん）。 ウルリッヒについてエリック・ツァベルは、「DNAテストを受けるのが、良かったのかもしれない。でも、僕はUCIとWADAの態度に疑問を持ってる。 僕たちは木曜日にツールに来て、すでに血液検査を受けたんだ。その血液を持ってマドリッドに行って、ヤンやバッソへの嫌疑を明らかにすることは、簡単だっ たんじゃないか？ 去年の12月にすでにUCIのドクターから、自己血液ドーピングでさえ判明できるって説明を受けてるんだぜ。いつも監視されている有名 選手たちなのに、どうしてそんなことができるんだと疑問に思ってた。UCI会長パット・マッケイドは、DNAテストはできないって言ったけど、理解できな いよ。 ヤンは僕が知ってる限りの誰よりも才能があるから、僕はいつも敬意を示していた。彼が有罪になったら、すごく驚くよ。だって、彼にはドーピングの必要なんかなかったんだから。彼はこのピンチを克服できると思う。彼さえやる気になったらね。それが大事だ」と発言。 |
| 【2006.07.21 本日のウルリッヒ】 ほう、ウルリッヒの元天敵ウォルター・ゴッデフロートがアスタナ・チームのマネージャーになるようですよ。ヴィノクロフとはT-モバイル時代から終始良い関係だったとか。 ウルリッヒ、セビーリャ、ペヴナージュの問題に関し、ドイツ・ボン検察局が調査に乗り出すかもしれないとか。ビーレフェルト大学の犯罪学教授が7月7日 に苦情を呈したようで、その苦情を調査し、今後調査するかどうか決定するとのこと。教授の苦情は「ウルリッヒがチームを騙してサラリーを受け取っていた」 との内容のようです（T-モバイルの差し金？ 教授の個人的恨み？？←おいおい……いや、女性教授のようで……ヤン、何か悪いことした？←おいお い……）。 なお、オペラシオン・プエルトでは、まだ断定できていないコード・ネームがあり、数ヶ月のうちには断定したいとのこと（中にあるValv.(piti)って、断定できるんじゃ……？ ウルリッヒ、バッソは、早々に断定されちゃったのに？？）。 昨日掲載したアルダグのインタビューが、謝罪と共に取り消されたようです。やっぱり、マスコミは勝手に好きなところを大袈裟に解釈しているようですよ、 プンプン（「ウルリッヒは一人部屋が多いよ、そりゃ、キャプテンだしね」ってな発言とか、「マッサージなんか受ける時は、二人部屋でも1時間くらいは一人 になるよ。そんな時は誰も邪魔しないさ」ってな感じの発言とか、「知らない人がいたら、そりゃ変に思うよ」ってな発言とかが、好きなように解釈されちゃっ たんじゃないかと推測しますよ、プンプン！）。それにしても、批判記事は大きく、訂正は小さいというのは、どこのマスコミも一緒ですね、プンプン！ （ちょっと怒っておきますよ）。 |
| 【2006.07.20 本日のウルリッヒ】 元チームメイトで、今はT- モバイル職員（？）のロルフ・アルダグが、2005年のツールでのウルリッヒについて、sports1で語ったようです。ドーピングする機会はあった、ペ ヴナージュが関与しているのだろうと、ほのめかしているのですが……（またも、わたしの愚痴コメントが入っていますが、許してちょ）。 「ヤンはしばしばシングル・ルームだった（←9人だから、キャプテンはそうなることが多いと思うんですけどぉ？）。でも二人部屋の時でも、時間はあっただ ろう。ヘルプしてくれる人と一緒に、1時間ほど部屋に一人でいることがあったからね。もちろん、そんな時はチームメイトは入らなかった。時々、見知らぬ人 が廊下辺りにいると、何かなと思ったよ（←ちなみに、ヤンのために弁解しますと、オランダ人の鍼灸医師がやって来ていましたよぅ）。彼はDNAテストを受 けるべきだ。潔白だとわかったら、「そら見ろ！」って言える。今の態度は、まったく受け入れられないよ。ペヴナージュはずっとウルリッヒと密接だったし、 彼らの関係は2002年の終わりにコーストに移ってから、ますます強くなった。イバン・バッソとの戦いが熾烈になりそうになって、プレッシャーがますます かかり、ペヴナージュは恐らくしり込みし始めたんだろう。ヤンは、どうやってスペイン医師とコンタクトが持てた？ 彼は言葉が喋れないから、誰かが仲介に なる必要があっただろうしね」 |
| 【2006.07.19 本日のウルリッヒ】 ウルリッヒの解雇は確実なようで、T-モバイルのスポンサー・ディレクター・クリスチャン・フォルマートはタイムズで語っています（わたしの愚痴コメントも、カッコ内に入ってます。ウザイですがね、許してちょ）。 「最初はスペイン紙の記事だけで、証拠は何もなかった。金曜日の朝9時25分にツール・オーガナイザーからFaxを受け取った。チーム・プレゼンテイショ ンが9時30分から始る予定だったので、我々は即決しなければならかった（！！）。ヤンを排除するのは、1分で決まったよ（！！！）。水曜日、木曜日と我 々は起こりうることを考えて計画を立ていたし、ヤンとも議論していた。木曜日の夜に、ヤンに対して何か新しいことが出たら、ツールは出場させないと言って おいた。ヤンはわかったと言っていた。Faxは、電話記録とメールの記録があって、『第3の人間が勝った』という記述があり、それはヤンがジロで勝った日 だった。 ただ、ヤンは重大にはとっていなかったみたいで（そりゃ、そうだろ……）、金曜日の午後にヤンの部屋に行った時、彼はまだマシンの上でトレーニングして いた（涙、涙、涙……）。私は彼に事実があると言ったが、彼はまだツールに出場したがっていた（涙、涙、涙……）。私は彼に出場できないと言った。彼に DNAテストを受けろと言ったが、ウルリッヒは決断しなかった（ところで、フォルマートは少し前に、「ウルリッヒにDNAテストを受けろと言ったが、彼は ロストック出身のナイーブな人間（←田舎者でややバカって意味）だから、よくわかっていなかったようだ」と、語っていたんでしたよぅ〜〜）。もし決断した ら、状況は変わっていたかもしれない（一日じゃ無理だろが！！）。 社会上は、有罪と確定するまでは無罪だ。だが、彼は2006年のツールに出場できないだけではなく、我々との契約も失うことになるだろう。彼の評判は危 機に瀕していた。1週間前にもDNAテストを受けろと言ったが、彼はNOと言った。ストラスブールを去る時、彼は無実を証明すると言ったが、いまだに彼や 彼のマネージメントから返事がない（←どうやって証明するんじゃい？！）。したがって、次の段階は彼との契約を終了することだ。今回の問題は、今年だけで はないと疑いを持っている。2004、2005年もあったと考えられる（←おいおい……）。T-モバイルは、個人アドバイザーを連れてくる選手を、2度と 雇わないだろう。T-モバイルは8月にイギリスでスポンサーとなってレースをする大事なイベントがあるが、ヤンとルディはいない」 まあ、クビになった方が、ヤンの弁護士も本腰を入れて動けるでしょう（と、いいように解釈をする）。 さて、ウルリッヒもバッソも、弁護士がDNAテストに反対しているようですが、理にかなっていると有名な弁護士たちは語っています。 「無実を証明することはできないんだ。無実だから何か喋りたいと依頼人は言うが、それも間違いの元だ。たとえば、フエンテス医師とまったく関係がないとウ ルリッヒが言ったとして、たまたまどこかで偶然に出会っていたことがあった時、彼はたちまち嘘つきと非難されることになる。DNAテストを受けて、もしウ ルリッヒの血液だと判明したら、どうしたらいい？ 彼は誰かにはめられたのかもしれない。どこかで血液採取をしていて、彼が知らないのに、誰かがそれをス ペインに運んだかもしれない。彼は法律家に相談し、法律家が依頼人の利益のために全力で仕事をしなければならない。同時に、最も効果的な防御は、何も言わ ないことだとアドバイスするだろうね」 「私も、ウルリッヒには何も言うなとアドバイスするだろうね。真実を見つけなきゃならないのは、司法の方なんだから。DNAテストでウルリッヒの血液だとわかった場合、無実の主張が困難になる。どうして彼の血液がスペインのラボにあるのか、説明が難しくなる」 確かに、証明されるべきは有罪であって、無罪ではないのです……。 |
| 【2006.07.18 本日のウルリッヒ】 「どの国の法律でも、有罪と確定するま では、僕だけじゃなくて誰でも、無実なんだよ」とウルリッヒはマスコミに対し、ファックスで表明したようで、自身のサイトにもアップしています。「チームは僕が何も証明しなかったと言って いるけれど、弁護士の勧めに従って、宣誓書を送っている。弁護士の助言に従って、これ以上話すことはできない。今、僕はスイスの自宅で普通に過ごしてい て、僕の弁護士はスペインの調査局と連絡を取って、どんな理由で僕が責められているのか調べているところだ」とのこと。さて、チームは、「ウルリッヒから 送られてきたが、あれは無実を証明していない」と反論。オラフ・ルドヴィッヒ・マネージャーは「確かに無実を証明していないが、ウルリッヒが有罪だという 確定的な証拠もないのだ」と苦渋の発言。ストロウバンドは「理由がわからないのに、無実かどうかの証明なんてできないじゃないか」とのこと。それにして も、T-モバイルは冷たいですね……確かに、無実を証明しろと言ったって、どうやって？？ ま、ウルリッヒ、すでに経験済みのことですし、承知でT-モバ イルに戻ったのでしょうが。とりあえず、トレーニングは続けていてほしいです、太ってなきゃいいのですが、南無南無（←なぜに祈る？）。 |
| 【2006.07.17 本日のウルリッヒ】 ウルリッヒはザラさんと共にスイスの自宅で日光浴している（？）ところ、フォーカスされたようです（写真が本物だとしたら、ですが。スーパースターは大変 です）。以前沈黙を守っていますが、T-モバイルの批判を受け、ウルリッヒのマネージャー・ストロウバンドは、「次の段階に進むだろう」と発言。ただし、 DNAテストは現在のところ弁護士が反対しているようです。ウルリッヒ、もしくは彼の弁護士からのコメントが、近々あるとの噂。 T-モバイルのオラフ・ルドヴィッヒ・マネージャーは、「ヤンはまったく特別な才能を持っているのだから、ドーピングの必要があったとは思わない」と発言。 |
| 【2006.07.16 本日のウルリッヒ】 T-モバイルのスポークスマン・クリスチャン・フロマートは、ウルリッヒとセビーリャが期限まで（7月13日だったらしい）に彼らの無実を示さなかったと 発表し、次の段階へ進むために弁護士と協議していると語ったようです。ツール終了には結論が出るだろうとのこと。今月末にウルリッヒのお給料が払われるこ とになるようですから、それまでに何とかしようということのようです。 ま、「T-モバイルから正式な通達がない」と言っているウルリッヒのマネージャーと、「無実証明を要求したが何の返事もない」と言っているT-モバイル 側の発言の隔たりがありますから、ここはウルリッヒも解雇になった方が、何らかの行動が起こせるかもしれません……と思う。 バッソの弁護士は積極的に動いているようで、すでにスペインに飛んでオペラシオン・プエルトの捜査当局から調査書類を貰ってきたとか。「不確かな証拠ば かりだ」とコメント。ただDNAテストを受けることは、「100％完璧とは言えないので、あまり勧められない」と語っているとか。 バッソの弁護士が動いているのだから、ウルリッヒの弁護士もそろそろ動き出してくれることを祈ってますよぅ（←祈りかよ？！）。ちなみに、ドイツ・メ ディアがさかんにウルリッヒを叩いているのに対し、イタリア・メディアは静かだとか……ワールドカップの影響もあるのでしょうが、国民性を感じますぅ。 「疑いだけだろぅ？」というのと、「疑わしきは罰す」の差のような……？ |
| 【2006.07.15 本日のウルリッヒ】 ドイツの新聞The Suddeutche Zeitungが、オペラシオン・プエルトからの情報として、2005年のツールにフエンテス医師がウルリッヒのドーピング・プランを作っていたと報じて います。誰が手助けをしたのかわからないが、ペヴナージュかウルリッヒ自身が行っただろうとのことですが……（ちょいと待ってくださいよ、2005年とい えば、ゴッデフロートがマネージャーで、ペヴナージュはツール・チームに近づくことが許されなかった時ですよ。いや、ウルリッヒの個人トレーナーではあり ましたけどねー。しかも、ツール前日に車のリアウインドに 突っ込んで、大怪我をした時じゃないですかい？。頚動脈に近い傷を負って、縫うことさえできなかった時ですぜ？ ステージ後半でも落車をした時じゃないで すかい？ 足に針を打って走っていた時ですぜ？）。またスペインの新聞は、ウルリッヒ、バッソ、タイラー・ハミルトン、ロベルト・エラスが、フエンテス医 師に会費として年間35000ユーロ払っていたと報じたようです（今度は急にえらく額が大きくなってますぜ？！）。T-モバイル側は、「そんな情報は初め てで、レポートにはなかった」と語っていますが、「責められている点は、今年だけのものではないかもしれない」とも……（冷たいチームです（涙、涙））。 バッソの弁護士も反論を始めたようですから、ウルリッヒ側も動いてほしいものですぅ。 |
| 【2006.07.14 本日のウルリッヒ】 ミハエル・シューマッハは「まだ有罪と確定していないのに、ウルリッヒを有罪扱いすべきでない」と庇ってくれました。そろそろ追い風も吹いてほしいものですぅ。 |
| 【2006.07.13 本日のウルリッヒ……更新中】 イバン・バッソの犬は Birilloではなく、Tarelloだと、弁護士は反論しているようです（エディ・マッツォレーニの犬の名前もTarelloだとか。関係ないけど、 イタリアの犬の名前って、どんなのが付いてるんでしょね？ これが、所謂、ポチ？）。DNAテストを受ける準備もあるとか。 スイス・オリンピック協会ドーピング部門理事が、今回のウルリッヒのケースについて、「驚いていない。80位くらいの順位から、ジロのITTでいきなり 優勝したので、疑いを持っていた」と発言したようです（←おいおい、最初っから、有罪と決めているじゃないか！）。ウルリッヒはスイス在住ですので、スイ スで決定が下されるようですが、UCIからの書類を待っている状態とか（←そんな状態で、先に判断を下すなよぅ……）。「ドーピング・テストで結果が陰性 と出ていても、選手が認めなくても、有罪の判定を下すことに問題ない。スペインからのレポートでは、状況は明らかなようだ（←だからぁ、書類が届いていな いのに、結論を出すなよぅ……）」との発言をしたようで、DNAテストなどの明らかな証拠が提示されない限り、2年のプロ・ライセンス剥奪になるだろうと のこと。できるだけ早く、この夏中には決定したいとの発言をしたもよう。ウルリッヒ陣営、そろそろ反撃しないといけませんよぅ。 ウルリッヒのマネージャーのストロウバンドは、「お金のためではない、キャリアのために闘う」と語っているようです（←当然だろ！）。「T-モバイルか らは、何の話も来ていない。我々にはメディアで言われていることだけしか、情報がない。ジロ、ツール・ド・スイスも含めて、ウルリッヒは11回抜き打ち ドーピング検査を受け、すべて陰性だったのだ」と発言。 |
| 【2006.07.12 本日のウルリッヒ】 イバン・バッソの弁護士が反 論し始めたようで、そろそろウルリッヒの弁護士たちも行動を起こしてくれないかと思うのですが、ウルリッヒ陣営が黙っていることが、余計に事態を悪くして いるとの見方が多数です。バッソ陣の反論理由はよくわかりませんが（←おいおい！ でも、イタリア語はわからないし、バッソの話題まで追いきれないもん ね）、ツールからの排除は不当であるし、今のところスペインで噂になっているだけで、イタリア自転車協会からは何の弾劾も受けていない、とのことのようで す、たぶん（いい加減）。 |
| 【2006.07.11 本日のウルリッヒ】 もはや逆風が強くなるばかりなのですが、ウルリッヒ・ファンとしては、ここは風圧に耐えて、追い風を待ちましょう、とほほほほ。 ペヴナージュがフエンテスに掛けた携帯電話番号が、いくつか記録に残っていると新聞報道されています。会話の録音記録もあるということで、内容は 【2006.07.09 本日のウルリッヒ】参照。「6月のアポイントメントについても話し合おう」と語っているのもあるとか。ま、噂ですが……。 フエンテス医師は、まだまだ爆弾発言。「私は自転車選手、テニス選手、サッカー選手なども扱っていて、30％が自転車選手、20％がテニス選手、20％ がサッカー選手、30％が他のアスリートたちだ。どうして自転車選手ばかりの名前が出たのかはわからないが、他のスポーツはプライバシーとかスキャンダル とかから保護されている場合があるからね。コミュニダード・バレンシア・チームとは、2003年以来仕事をしていないし、まだ2万6千ユーロ払ってもらっ ていない。血液パックは、バレンシア・チームの選手のものはない。私が知らない新しい選手の名前さえ挙がっていて、驚いている。私が知っているのは古い選 手だけだ。ツールで現在走っている選手に私の顧客がいるし、彼が勝つ可能性だってある。私に関連付けられた名前全部がツールから排除されたら、オーガナイ ザーだけがパリに辿り着くだろうさ」ってなこと。ううむ……不公平感は否めません……。 ところで、CSCのリース監督は、「バッソの犬の名前がBirilloかどうか、彼に聞いたが、彼は否定した。彼の犬の名前は知らないし、言ったかどう かもわからない」と発言。ただ、ガゼッタのルイジ・ペルナ記者は、バッソの家を度々訪問し、犬の名前がBirilloだと知っていると発言したようです。 |
| 【2006.07.10 本日のウルリッヒ】 ITTでいい結果を出し、有 力候補に挙がってきたアンドレアス・クレーデン、ウルリッヒについて語っています。「まだ彼とは連絡してるよ。今朝も電話があった。泣いてるって言って た。だって、彼は最高の状態だったんだからね。僕たちはみんないい結果が出せたけど、ヤンを助けるために、状態を作ってきたんだ。ヤンは今まで以上に最高 の状態で臨んできたんだから。今は、ヤンのために僕たちはベストを尽くすよ」ってなこと。 なお、ルディ・ペヴナージュはチームから解雇になったようです。ウルリッヒは、まだ未定の状態。マネージャーのストロウバンドは、「なぜウルリッヒがサ スペンドになっているのか、チームに正式な書類を求めて1週間待っている。日にちを決めるつもりだ。そうでないと、ウルリッヒの弁護士たちも動きようがな い」とのこと。 |
| 【2006.07.09 本日のウルリッヒ】 これだけ逆風が吹くと、いつか追い風に変わると期待したいのですが……。 ウルリッヒ＆ペヴナージュをフエンテス医師と結びつける疑惑として、新たなコードネームが使われていたとスペインの新聞が発表したとか。5月18日にペ ヴナージュ（らしき人物、念のため言い添えておきますが）が、フエンテスに電話をかけ、「3番目の人間が勝った」と語った記録があるとか。ウルリッヒが ITTに勝ったことから、この3番目の人間がウルリッヒを指すと考えられているようです。2日後の5月20日にペヴナージュが電話をかけ、「3番目の人間 が、もっと興味を持っている」と言っているとか。ドーピングを指示しているのでは、との指摘です。JANと記された人物が、2970ユーロ払ったという記 録も残っているとの話（ちょいとまたまた愚痴りますが、パンターニは1年ほどで350万円ほど払っていたそうですよ、ウルリッヒだったら、少し少ないんじゃないです か？（←まだ言ってるよぅ）。それにウルリッヒが第3番目の人物だったら、ウルリッヒは「ルディシオの息子」でも「JAN」でもないと、解釈できる可能性もあるんじゃないですかねぇ〜？ 状況証拠ばかりだと思うのですが……）。 今は沈黙のウルリッヒですが、反撃を期待しています。 |
| 【2006.07.07 本日のウルリッヒ】 ふん、そうでっしゃろ、そう でっしゃろ（と、関西弁で怒ってみる）。UCIは、ツール・ド・フランスの前にやったドーピング・テストで、すべての選手が陰性だったと発表しました。も ちろん、ウルリッヒもです。 なんでマスコミは、こういう話題を大きく取り上げまへんのや？ ちょいと愚痴らせてもらうなら、やったやってないは別にして（←別にするなという意見は無視）、疑いが出たとたんに有罪扱いするマスコミっちゅーのは、どの国でも一緒っちゅーことですかいのぅ？ ところで、ラジオでのフエンテス医師のインタビュー、cyclingnewsで、もう少し詳しく載っています。その言葉をまとめると、「私は誰も殺して いないし、誰の健康も壊してはいない。私は健康面に関してプロであり、高いレベルのスポーツマンというのが、みんな不健康であると思っているから、治療す ることを最優先にしているのだ。私は健康を害しているということで告発されているが、むしろ見かけだけの医者を批判すべきだね。 私はライダーたちの成績を上げるというより、健康を損ねた彼らを補って調整しているのだ。自転車選手たちは、休息している時はハートレートが半分になる という、非常に特殊なスポーツマンだ。彼らの心臓は大きく、競技をやめてしまうとその大きさが半分になり、突然死をもたらす可能性がある。そりゃ、何も医 療的なケアなしでツール・ド・フランスを走ることは可能だが、今のスピードを維持することは不可能だろう。あんなスピードで4つの山を登ることは不可能 で、すごく危険だ。それに、ヘマトクリット31％で走る方が、走ってはいけないといわれている数値の51％で走るよりも、ずっと危険なのだ。診療所にあっ た血液バッグは、今後10年間で使うものであり、EPOも必要とする家族のためのものだ。関わっている者誰も明かさないようにと、脅かされていた。今、メ ディアによってリンチを受け、職業的に殺されているよ」とのこと。彼はアルベルト・コンタドールとビサント・バレスターが彼の顧客ではなく、どうして名前 が上がったのかわからないと語ったようです。ツールには彼の顧客がまだ走っているし、顧客でもないのにサスペンドになった選手もいると、爆弾発言をしたも よう。 |
| 【2006.07.06 本日のウルリッヒ】 おっ、もうこれ以上ウルリッヒから何も 聞けないだろうと思っていたら、きっちり（？）日記でマティアス・ケッスラーの活躍を喜んでいます。「7人になったのに、みんなが頑張ってるのは嬉しい よ。電話やメールで、連絡は取ってるんだ（ケッスラーも、ウルリッヒは友だちだ。連絡を取ってるが、この件に関してはプライベートだ、とインタビューで 語っていました）。マッツ・ケッスラーが前日に100メートル手前で捕まったのに、またアタックした勇気は素晴らしい。彼がみんなの前で僕に勝利を捧げて くれた時には、涙が出た。どうかチームを応援してね、全力を尽くしてるんだから」ってなことです。ウルリッヒも彼の弁護士も、頑張ってください。 |
| 【2006.07.05 本日のウルリッヒ２……更新中】 おっ、エフェミアーノ・フエンテス医師がラジオで語ったようです。 「すごく怒りを感じている。私が知ってさえいない名前が公表されているし、出てきていない名前だってある。どうしてだかまったくわからないが、私は医師と して守秘義務があるので、患者たちの名前を明かすことはできない。サイクリストだけじゃなく、テニス選手、サッカー選手だって、私の顧客だ。どうして特定 の名前がリークされたのか、まったく理解に苦しむ。私はスペインの1部、2部リーグのチームの向上に力を尽くしてきたし、自分自身が直接できない時は、彼 らに方法を教えてきた。私の方法はドーピングではない。スポーツマンの回復力を助けるバイオロジー的処置だ。血液を操作することなんてできないよ。健康上 の問題等々とかがあって、採血することはできるが。健康上の問題があって命の危険にさらされているんだったら、取り換えることはできる。私の仕事は、患者 のケアなのだ。この事件のおかげで、私の評判は激しく傷つけられたので、もはやスポーツ医学分野で仕事を続けることはできないだろう。だが、他の計画を 持っている」とのこと。 う〜ん。そういえば、ドーピング、ドーピングって言われているけれど、まずは、この医師が違反していたということを、立証しなきゃならないんじゃないで しょか？？？（いや、していた疑っていますけどさぁ）。立証されたのかしらん？？ 今は保釈金を払って釈放されているのですよね。それにしても、すご〜く 儲けてはいたようです。 |
| 【2006.07.05 本日のウルリッヒ】 ウルリッヒのHPによると、現在に至るまでスペインから何の情報も入ってこないので、ウルリッヒは弾劾されている理由がわからないとのこと。弁護士は、詳しい書類が手に入らない限り、公には何も喋らないように、次の行動に移らないようにと、アドバイスしたとのこと。 というわけで、彼はそのアドバイスに従うことにしたもよう。……ううむ、基本的には正しい態度なのですが、また非難されそうですぅ。やはりアタックの苦手なウルリッヒは、防御にまわるようですね〜。残念ですが、それも方法でしょう、うんうん（と、自分に言い聞かす）。 マネージャーのストロウバンドが、ハンブルグで弁護士を集めているらしいという噂から、VIP弁護士マチアス・プリンツが関わるのではないかとの噂（←誰 やねん、それ？ ど〜でもええ噂やないかい！という声がほとんどでしょうが……。ま、そういうことです）。とにかく、いい弁護士を集めてほしいです、南無南無。 ところでウルリッヒですが、アメリカ・ニューヨークに渡ったと、フランスのラジオ局が伝えたとか……真偽を確かめるべく詳しい情報を追っかけ中。ペヴ ナージュも後から行くらしいと放送されたようです……（ついでに、ちょっと叫ばせてくださいよ、もう彼とは縁を切れよ！！！）。 スペインの書類が届くのは約2週間後、300ページに及ぶ書類を翻訳して、各国の自転車協会に渡すようですから、しばらくは小休止状態でしょうか。厳しい状況ですが、ウルリッヒが反撃してくれることを期待しましょう、南無南無。 長くかかることも覚悟しましょう。タイラー・ハミルトンは、まだ闘ってるんだよな〜（彼がドーピングしていたかどうかの問題は、別にして）。 |